雑記
久々に自分が書いた「出会い」イベの二次(プラニスフェーリオに載せたやつ)読んで、意外と書けてんじゃん?みたいな感想になった。
もちろんあちこち下手くそでぎこちないのはそうなんだけど、描きたい場面はとにかく書き出してあるので、自分の萌えにはしっかり響く。そらそうよ。
下半期、仕事が押し迫り始めるとどうも知らんまに自分の無能さや不器用さに落ち込みはじめるようで、最近あまり自分の為したあらゆることへの自負や自信がさっぱり持てない気分なんだけど、ともかくしばらくぶりに読めば自作二次もわりかし、お、食える食える、不味くないじゃん!くらいには思えるので、元気出してこーな!って思った。
あと、プラニスフェーリオまとめた時点では間に合わなかったアブトゥの名前つくくだりの話と、「対話」の前段階くらいの時期の話を読みたくなったので、自分のために書いてやらねばならないな。
もちろんあちこち下手くそでぎこちないのはそうなんだけど、描きたい場面はとにかく書き出してあるので、自分の萌えにはしっかり響く。そらそうよ。
下半期、仕事が押し迫り始めるとどうも知らんまに自分の無能さや不器用さに落ち込みはじめるようで、最近あまり自分の為したあらゆることへの自負や自信がさっぱり持てない気分なんだけど、ともかくしばらくぶりに読めば自作二次もわりかし、お、食える食える、不味くないじゃん!くらいには思えるので、元気出してこーな!って思った。
あと、プラニスフェーリオまとめた時点では間に合わなかったアブトゥの名前つくくだりの話と、「対話」の前段階くらいの時期の話を読みたくなったので、自分のために書いてやらねばならないな。
アメリゴ・ヴェスプッチ号の出航を見守ってきた。
乗船も、なんとか予約入れれて乗れたけど、雨がなかなか強くて写真はまともに撮れなかった。
まあ、そもそも私はカメラ撮影ドチャクソ素人で下手くそだし、そもそもいいカメラも持ってないんだけど、しかしぶっちゃけヴェスプッチを撮るためにってことで、新しくコンデジを買って持ってきてたのだ。
もともと私は旅行先で、記録とか資料とかになれー!という気持ちで大量にモノの写真を撮りがちなので、そういうとき向けに屋外でのややハードめな取り回しに強いタイプのコンデジが欲しかった。ぶっちゃけると土木や建築の人が現場記録向けに愛用することが多い、元オリンパスから出てたTOUGHシリーズだよ。
とにかく頑丈、かつ手軽にそこそこ撮れる。がさつでポンコツでどんくさい私でもそれなりになんとか抑え写真を撮れる。ありがとう大好き。
おかげで、多少降ってても平気でカバンから取り出せてホント大正解だったし、遠慮会釈なしにガンスカ撮りまくれたけど、さすがにこの雨だとレンズフィルターに水滴ついちゃって写真としてはダメダメになっちゃった。
でもいいんだ、自分の思い出と、なんかのときの資料になればそれでいいんだから、
そういうわけで、とりあえずできるだけ軽率にシャッター押しまくったったので、なんか写真もうpりたいんだけど、実家PCだといまいち画像の操作がよくわからんので、帰ってから元気あったらやろう…
帆船って、今まで見にいけたの那覇に来たスターツロード・レムクル号しかないんだけど、那覇は本来の寄港予定地じゃなかったのもあって、もっとこう地味で小規模な来航だったのだ。それに比べて、今回のヴェスプッチはもうえらいことになっていた。
巨大な東京国際クルーズターミナル全フロアを使ったイベントが寄港中の五日間開催されてて、レストランやらバーやらワインコーナーやらショップやら、音楽の演奏やら映画の上映やら、もうなんていうかそこらの帆船イベントでは見たことないタイプの、たいそうおしゃれで都会的で大規模イベントが展開されていたのだった。
館内BGMは延々とTime to say goodby流れ撮ったしな。もう全力でイタリアムードの盛り盛り大盛り盛り合わせ。すげーことイタリア!が押し出されててなんかすごかった(語彙力)
まあ、イタリア大使館もがっつりかかわってのPRイベントだし、大都会東京でのイベントだしね。こんくらいのことは当たり前なのかもだけど、私はただ帆船を見たかっただけの田舎のオバチャンなので正直、ヒイ!なんだこの豪壮なイベントは……と度肝を抜かれてしまった。私じゃどうやってもこのオシャレのノリにそぐわない!なんかごめんね!とビクつきながら館内を歩いていた。
来場してる人の数もたいそう多かった。
東京……ほんと、いつでも人がいっぱいいるよ東京……大都会よ……(←田舎者なので、ここにたどり着くまでにすでに人の多さに息切れをしていた)
乗船イベントも、マジであの船に全員乗せるんかちゅうくらいの行列ができた。予約制なのにこれだよ。
そして予約して並んでた人は全員ちゃんと乗ってた。300人くらいはいたと思うんだけども。さすが最大級トールシップ。
そうそう、アメリゴ・ヴェスプッチは、船影もたいそう美しい船だというのに、船内も怖いくらい隅から隅まで磨き上げられてて、なんか凄味がすごかった。すごかった。
マジで帆がついて動くタイプの大使館だった。もうなんだろ、帆船っていう枠組みでおさまんねーやつだったわ。すげーわ。
見に行って、マジで経験値上がった。世の中こういう船もあるのだなあ。
ちなみにみなとみらいで展示してる先代日本丸と比べると、船長(日本丸は97m、ヴェスプッチは100.5m)も船幅(日13m、ヴェ15.56m)も少しづつ大きい。
見学できたのは上甲板だけだったけど、船幅広いせいか、日本丸のときの印象と比べるとだいぶ広々ゆとりがあるように感じた。
あと、出航時の抜錨セレモニーとかいうのがあって、これも予約してあったけど、アホみたいな人数が予約者として受け入れされてたみたいで、ぶっちゃけ予約システムの意味を失っていた。ターミナル内のステージで楽隊の演奏とか挨拶とか、っぽかったので、もうそんなんほかして3階テラスに出て、1時間あまり貼りつきでヴェスプッチを見つめていた。おかげで出航準備が進んでいくのがよく見れたので最高だった。そういう人がほかにもいっぱいいて、しかもそばにいる人、だいたいみんな海とか船に詳しい人で、雑談が勉強になった。ありがて。
そうそう、クルーズターミナルのほう、ショップも乗船イベント後に覗いてみたんだよ。
ポロシャツとか売ってあって、めっちゃかっこよくてめっちゃほしいわ思ったけど、お値札見たら二万円とか超えてたんでそっ閉じでしたね。
だけど、本は買っちゃった…写真集…いちまんえんしちゃった…だけどこの本のいちまんえんは、ショップで売ってたものの大半よりもずっと安いお値段で済んでいるという恐ろしい事実。
それでもさすがに衝動買いで一万円は…と思って悩んだけど「買いたい理由が値段(の安さ)なら手を出すな後悔するぞ、ためらう理由が値段ならまずは買え買わなきゃ後悔するぞ」…という、本読みたちの格言を思い出して買っちゃった。
本って、出会いを逃したなと思ったら、後から延々後悔するってわかってるもんな。
テキストは全部イタリア語だから、内容細かく理解するにはOCRとかしてテキストどうにかデジタルにしないと翻訳にもかけられないけどね。
でも後悔してないよ。きれいな写真いっぱいあったし、装丁めっちゃ凝ってるし、なにより設計図とか載ってる。
やっぱ買ってよかった…買わなかったら一生後悔してた…ありがとう出会いの神さまと本の神さまとアメリゴ・ヴェスプッチ号とはるばる東京までこの船を動かしてきてくれた人たちとイベント設置と運営がんばってきれた人たちみんなみんな。
乗船も、なんとか予約入れれて乗れたけど、雨がなかなか強くて写真はまともに撮れなかった。
まあ、そもそも私はカメラ撮影ドチャクソ素人で下手くそだし、そもそもいいカメラも持ってないんだけど、しかしぶっちゃけヴェスプッチを撮るためにってことで、新しくコンデジを買って持ってきてたのだ。
もともと私は旅行先で、記録とか資料とかになれー!という気持ちで大量にモノの写真を撮りがちなので、そういうとき向けに屋外でのややハードめな取り回しに強いタイプのコンデジが欲しかった。ぶっちゃけると土木や建築の人が現場記録向けに愛用することが多い、元オリンパスから出てたTOUGHシリーズだよ。
とにかく頑丈、かつ手軽にそこそこ撮れる。がさつでポンコツでどんくさい私でもそれなりになんとか抑え写真を撮れる。ありがとう大好き。
おかげで、多少降ってても平気でカバンから取り出せてホント大正解だったし、遠慮会釈なしにガンスカ撮りまくれたけど、さすがにこの雨だとレンズフィルターに水滴ついちゃって写真としてはダメダメになっちゃった。
でもいいんだ、自分の思い出と、なんかのときの資料になればそれでいいんだから、
そういうわけで、とりあえずできるだけ軽率にシャッター押しまくったったので、なんか写真もうpりたいんだけど、実家PCだといまいち画像の操作がよくわからんので、帰ってから元気あったらやろう…
帆船って、今まで見にいけたの那覇に来たスターツロード・レムクル号しかないんだけど、那覇は本来の寄港予定地じゃなかったのもあって、もっとこう地味で小規模な来航だったのだ。それに比べて、今回のヴェスプッチはもうえらいことになっていた。
巨大な東京国際クルーズターミナル全フロアを使ったイベントが寄港中の五日間開催されてて、レストランやらバーやらワインコーナーやらショップやら、音楽の演奏やら映画の上映やら、もうなんていうかそこらの帆船イベントでは見たことないタイプの、たいそうおしゃれで都会的で大規模イベントが展開されていたのだった。
館内BGMは延々とTime to say goodby流れ撮ったしな。もう全力でイタリアムードの盛り盛り大盛り盛り合わせ。すげーことイタリア!が押し出されててなんかすごかった(語彙力)
まあ、イタリア大使館もがっつりかかわってのPRイベントだし、大都会東京でのイベントだしね。こんくらいのことは当たり前なのかもだけど、私はただ帆船を見たかっただけの田舎のオバチャンなので正直、ヒイ!なんだこの豪壮なイベントは……と度肝を抜かれてしまった。私じゃどうやってもこのオシャレのノリにそぐわない!なんかごめんね!とビクつきながら館内を歩いていた。
来場してる人の数もたいそう多かった。
東京……ほんと、いつでも人がいっぱいいるよ東京……大都会よ……(←田舎者なので、ここにたどり着くまでにすでに人の多さに息切れをしていた)
乗船イベントも、マジであの船に全員乗せるんかちゅうくらいの行列ができた。予約制なのにこれだよ。
そして予約して並んでた人は全員ちゃんと乗ってた。300人くらいはいたと思うんだけども。さすが最大級トールシップ。
そうそう、アメリゴ・ヴェスプッチは、船影もたいそう美しい船だというのに、船内も怖いくらい隅から隅まで磨き上げられてて、なんか凄味がすごかった。すごかった。
マジで帆がついて動くタイプの大使館だった。もうなんだろ、帆船っていう枠組みでおさまんねーやつだったわ。すげーわ。
見に行って、マジで経験値上がった。世の中こういう船もあるのだなあ。
ちなみにみなとみらいで展示してる先代日本丸と比べると、船長(日本丸は97m、ヴェスプッチは100.5m)も船幅(日13m、ヴェ15.56m)も少しづつ大きい。
見学できたのは上甲板だけだったけど、船幅広いせいか、日本丸のときの印象と比べるとだいぶ広々ゆとりがあるように感じた。
あと、出航時の抜錨セレモニーとかいうのがあって、これも予約してあったけど、アホみたいな人数が予約者として受け入れされてたみたいで、ぶっちゃけ予約システムの意味を失っていた。ターミナル内のステージで楽隊の演奏とか挨拶とか、っぽかったので、もうそんなんほかして3階テラスに出て、1時間あまり貼りつきでヴェスプッチを見つめていた。おかげで出航準備が進んでいくのがよく見れたので最高だった。そういう人がほかにもいっぱいいて、しかもそばにいる人、だいたいみんな海とか船に詳しい人で、雑談が勉強になった。ありがて。
そうそう、クルーズターミナルのほう、ショップも乗船イベント後に覗いてみたんだよ。
ポロシャツとか売ってあって、めっちゃかっこよくてめっちゃほしいわ思ったけど、お値札見たら二万円とか超えてたんでそっ閉じでしたね。
だけど、本は買っちゃった…写真集…いちまんえんしちゃった…だけどこの本のいちまんえんは、ショップで売ってたものの大半よりもずっと安いお値段で済んでいるという恐ろしい事実。
それでもさすがに衝動買いで一万円は…と思って悩んだけど「買いたい理由が値段(の安さ)なら手を出すな後悔するぞ、ためらう理由が値段ならまずは買え買わなきゃ後悔するぞ」…という、本読みたちの格言を思い出して買っちゃった。
本って、出会いを逃したなと思ったら、後から延々後悔するってわかってるもんな。
テキストは全部イタリア語だから、内容細かく理解するにはOCRとかしてテキストどうにかデジタルにしないと翻訳にもかけられないけどね。
でも後悔してないよ。きれいな写真いっぱいあったし、装丁めっちゃ凝ってるし、なにより設計図とか載ってる。
やっぱ買ってよかった…買わなかったら一生後悔してた…ありがとう出会いの神さまと本の神さまとアメリゴ・ヴェスプッチ号とはるばる東京までこの船を動かしてきてくれた人たちとイベント設置と運営がんばってきれた人たちみんなみんな。
男塾の31巻と32巻だけ電書で買っちゃった……(仁蒋が出てくる巻)
さすがに細かいこと覚えてねーなと思ったからなんだけど、そもそも原作からして仁蒋の出番そんなに多くないので情報量がミニマムでツラい。
とはいえ、だいたいおおまかには覚えていたとおりだったのものの、一コマごとの仁蒋や伊達の言動などの細部を確認できたので大変良かった。
ほんとに、改めて読んでみても、仁蒋はどっからどう見ても筋骨隆々の筋肉男だった。あえて言えば、ちょっとだけシュッとしたほうかな男塾のキャラクタとしては……くらい。
胸もあるといえばある、のだが、どう見ても胸筋でしかない。ガチムチの雄っぱいである。女バレしてから改めて戻って読み返すと、うっすら、顔立ちのわずかなラインとか、黒目が大きいところあたりに、女性ということを意識したデザインがほの見える気もしなくもないが、ぶっちゃけ、イヤイヤやっぱ気のせいだわ、普通に男塾に出てくる男の敵キャラだわ、と思い直すレベル。それくらい女性要素がない。
いくら女捨てて修行に励んだからって、いくら男塾特有の風味だからって、このデザインのキャラが実は女てのはさすがにトンチキが過ぎるよ……と、連載当時に大いに感じた困惑を懐かしく思い出した。
そうね、アブトゥはまだ、女なのぉ?!となったあとに、…うーん、まあ良く見たらなるほど、顔立ち濃いめ彫り深めの女の人って思えばそういう顔立ちだな……てなる余地があるが、仁蒋は女バレしたとて、いややっぱり女には見えんが?!というルックスなんよねえ。伊達はほんまよう見抜いたな。ご都合が過ぎるがまあ男塾だからな。
それはそれとして伊達の言動、これはとんでもねえ男前。
なかなかの強敵で、なんらかの負けられない理由を背負っているらしき対戦相手が、負けを目の前にした劣勢に置かれたときに自らの命を賭しても相討ちを狙ってくる。そいつは実は女だ、となったとき、伊達(及び男塾)の価値感においては男が戦う役目を担ってこそ女子供は役目を負わず幸せになることだけを考えていい、という大きな核があるので、自分がその女を負かして助かるわけにはいかない。
それで、女でありながら男のように戦う道を選んだその心意気を汲んで、伊達は仁蔣に、ならお前が果たしたい戦いを果たさせるために一緒に死んでやろう、って宣言したわけだ。
なにそれ愛の告白じゃん。
惚れてるかどうかも定かじゃないけど、ともかくとんでもねえBigなLove...ではあるじゃん!
そら仁蒋は惚れるわ。惚れたから、相討ち諦めて、伊達を生き残らせたわけだよ。いい男を死なせられないじゃん。仁蔣はいい女だからさ。
ぎーーーーー!!! こんなどまっすぐBIGLOVEなんてお出しされたら私が飲まれないわけがないじゃん!!
もちろん当世のフェミニズム的観点から行くと、女性にこのように一方的な立ち位置を押し付けるのは正直微妙なセン、という感覚も理解はするのだが、それはそれとして伊達が仁蔣の必死に対してまともに向き合ったというストーリーにある善性と魅力があるのも確かなことだろうとは思うんよね。
まあごたくはともかく、もうちょっと仁蔣の見た目に女の子らしさがあったらわかりやすくはあったかもだが、女子に見える要素がチラ見えでもしちゃうと、伊達が女の肉体的な色香にほだされたふうに思えてしまっていたかもなあ、とは思う。仁蔣があの見た目だからこそ、伊達が、色に心ふらついたということではなくあくまで仁蔣個人の意気を汲んだ上で、命運を共にしてやろうと命を差し出したと解釈できるわけで……。
戦う者であることを評価しつつ、女である以上そうじゃない幸せもあったんだろうがお前が選んだ道なら付き合ってやる、と言ってくれた男、伊達。そして惚れた男を死なせたくなかった仁蔣。
この、この……ううあうう! 感情極まって言葉にならない。
仁蔣、やっぱり男塾のトンチキ理論でどうにか生き延びて(生き返って)ほしいな。伊達のピンチに、颯爽と手助けに現れてほしいな。でもそれだとまた戦いに身を投じる羽目になっちゃうか……
まあいろいろぶっちぎって、仁蔣は王大人か誰かの情けで生き延びて、最終回後に伊達をひと目見たいくらいの気持ちで日本に来ちゃうんだけど、でもこれというアプローチもできずにモジモジしててほしい。そこを伊達に気づかれて、そのまま抱きよせられてほしい。伊達臣人って男はそのくらいの甲斐性は見せてくれるって信じてるよ。伊達が惚れてるとか惚れてないとかじゃねえんだよ、惚れさせちゃったんなら、もう伊達が責任取らなきゃ仁蔣は幸せになれねえんだよ。頼むよ。二人で六畳一間風呂なしのボロアパートで暮らしたりしてくれよ。赤い手ぬぐいマフラーにして銭湯に通ったりしてくれよ。そのうち押しかけ義兄の義蔣がペットの蜘蛛ちゃん連れて遊びに来たりするよ。(男塾の世界観とはまったく相容れない展開だが、二次創作として下らん妄想をゆるしてほしい……)(続編?で伊達が組長となって出てくるらしいことは風の噂に聞いてるが、まあよそはよそ、うちはうち理論)
さすがに細かいこと覚えてねーなと思ったからなんだけど、そもそも原作からして仁蒋の出番そんなに多くないので情報量がミニマムでツラい。
とはいえ、だいたいおおまかには覚えていたとおりだったのものの、一コマごとの仁蒋や伊達の言動などの細部を確認できたので大変良かった。
ほんとに、改めて読んでみても、仁蒋はどっからどう見ても筋骨隆々の筋肉男だった。あえて言えば、ちょっとだけシュッとしたほうかな男塾のキャラクタとしては……くらい。
胸もあるといえばある、のだが、どう見ても胸筋でしかない。ガチムチの雄っぱいである。女バレしてから改めて戻って読み返すと、うっすら、顔立ちのわずかなラインとか、黒目が大きいところあたりに、女性ということを意識したデザインがほの見える気もしなくもないが、ぶっちゃけ、イヤイヤやっぱ気のせいだわ、普通に男塾に出てくる男の敵キャラだわ、と思い直すレベル。それくらい女性要素がない。
いくら女捨てて修行に励んだからって、いくら男塾特有の風味だからって、このデザインのキャラが実は女てのはさすがにトンチキが過ぎるよ……と、連載当時に大いに感じた困惑を懐かしく思い出した。
そうね、アブトゥはまだ、女なのぉ?!となったあとに、…うーん、まあ良く見たらなるほど、顔立ち濃いめ彫り深めの女の人って思えばそういう顔立ちだな……てなる余地があるが、仁蒋は女バレしたとて、いややっぱり女には見えんが?!というルックスなんよねえ。伊達はほんまよう見抜いたな。ご都合が過ぎるがまあ男塾だからな。
それはそれとして伊達の言動、これはとんでもねえ男前。
なかなかの強敵で、なんらかの負けられない理由を背負っているらしき対戦相手が、負けを目の前にした劣勢に置かれたときに自らの命を賭しても相討ちを狙ってくる。そいつは実は女だ、となったとき、伊達(及び男塾)の価値感においては男が戦う役目を担ってこそ女子供は役目を負わず幸せになることだけを考えていい、という大きな核があるので、自分がその女を負かして助かるわけにはいかない。
それで、女でありながら男のように戦う道を選んだその心意気を汲んで、伊達は仁蔣に、ならお前が果たしたい戦いを果たさせるために一緒に死んでやろう、って宣言したわけだ。
なにそれ愛の告白じゃん。
惚れてるかどうかも定かじゃないけど、ともかくとんでもねえBigなLove...ではあるじゃん!
そら仁蒋は惚れるわ。惚れたから、相討ち諦めて、伊達を生き残らせたわけだよ。いい男を死なせられないじゃん。仁蔣はいい女だからさ。
ぎーーーーー!!! こんなどまっすぐBIGLOVEなんてお出しされたら私が飲まれないわけがないじゃん!!
もちろん当世のフェミニズム的観点から行くと、女性にこのように一方的な立ち位置を押し付けるのは正直微妙なセン、という感覚も理解はするのだが、それはそれとして伊達が仁蔣の必死に対してまともに向き合ったというストーリーにある善性と魅力があるのも確かなことだろうとは思うんよね。
まあごたくはともかく、もうちょっと仁蔣の見た目に女の子らしさがあったらわかりやすくはあったかもだが、女子に見える要素がチラ見えでもしちゃうと、伊達が女の肉体的な色香にほだされたふうに思えてしまっていたかもなあ、とは思う。仁蔣があの見た目だからこそ、伊達が、色に心ふらついたということではなくあくまで仁蔣個人の意気を汲んだ上で、命運を共にしてやろうと命を差し出したと解釈できるわけで……。
戦う者であることを評価しつつ、女である以上そうじゃない幸せもあったんだろうがお前が選んだ道なら付き合ってやる、と言ってくれた男、伊達。そして惚れた男を死なせたくなかった仁蔣。
この、この……ううあうう! 感情極まって言葉にならない。
仁蔣、やっぱり男塾のトンチキ理論でどうにか生き延びて(生き返って)ほしいな。伊達のピンチに、颯爽と手助けに現れてほしいな。でもそれだとまた戦いに身を投じる羽目になっちゃうか……
まあいろいろぶっちぎって、仁蔣は王大人か誰かの情けで生き延びて、最終回後に伊達をひと目見たいくらいの気持ちで日本に来ちゃうんだけど、でもこれというアプローチもできずにモジモジしててほしい。そこを伊達に気づかれて、そのまま抱きよせられてほしい。伊達臣人って男はそのくらいの甲斐性は見せてくれるって信じてるよ。伊達が惚れてるとか惚れてないとかじゃねえんだよ、惚れさせちゃったんなら、もう伊達が責任取らなきゃ仁蔣は幸せになれねえんだよ。頼むよ。二人で六畳一間風呂なしのボロアパートで暮らしたりしてくれよ。赤い手ぬぐいマフラーにして銭湯に通ったりしてくれよ。そのうち押しかけ義兄の義蔣がペットの蜘蛛ちゃん連れて遊びに来たりするよ。(男塾の世界観とはまったく相容れない展開だが、二次創作として下らん妄想をゆるしてほしい……)(続編?で伊達が組長となって出てくるらしいことは風の噂に聞いてるが、まあよそはよそ、うちはうち理論)
お米もらえるかもしれない同人印刷、というのを知ってから、えーっ、どうしよ、お米もらうためにフルカラーイラスト本を作っちゃおうかな!熱が高まっている。
年度の下半期は、いつもだいたい仕事以外のことをする余裕がなくなるのがわかっているのだが、うっかり10月半ばくらいまでに入稿できたらもしかして新米が……。
その新米で、かやくごはんや鉄火丼をね……作ってみるっていう……やってみたいんよ……自己満足を……
しかし、小説本は、新しくそのために話を書き下ろすのはいまいち気持ちがノらず。
それに小説本にするなら文庫本サイズにしたいし、ページ数を一定の量までは重ねて、10mm厚さくらいにはしたいという欲がある。
そもそも、そのお米プレゼントキャンペーンやってる会社は文庫本体裁の小説本プラン(A6、ページ数多め)は20部からしか受け付けてない。それに、今まで2冊を似たような装丁で持ってきたので、やっぱりなんか近い装丁にするには印刷屋さん変えたくない。
一方で、お米も作ってる件の印刷屋さんは、フルカラーでページ数少なめの体裁なら少部数からでもオンデマンドでわりと高くない値段で刷れるようだ。なら、ページ数少なめのイラスト本とか作ってみるってのも手かな、という気がしてきた。
まんがは描けないけど、一枚絵ならなんとか。なんとかならんか。
挿絵集とか、紙芝居みたいのなら、ちょっと楽しく、ちょいと、いけるんでは。
あと私、表紙で箔押しやりたいんよ、箔押し。
どういう箔押し使いしたいかっていう具体的なデザインアイデアは全然ないけど、とにかくなんか、箔押した本作ってみたいんよ。
今までのらくがき集めて、ページ数30ページもいかんようならくがきまとめ本でも作ろうかなと思ってみたけど、今まで書いてきたらくがきがガチらくがきばっかり過ぎて、なんかせっかく箔押しとか使うなら本としてひとまとまり内容のある感じのは作りたいなあという欲が湧く。
なんかこう、各提督イベントのシーンで、一枚絵のない場面を想像で描いてみたやつとか……それともイベントでも何でも無い日常風景とか描いてみたい気もするな……とか、いろいろこうぼんやりと思いつきはするが……
えええ、新しく描くの?
それも背景とか着けて??
時間あるのぉ???
えへへ、ないなあ~
来年にしとけば?と思いつつ、来年はもしかしたら新米プレゼントキャンペーンとかないかもしれないじゃないか、それに来年は来年でやろうと思ってる本の企画あるんだしとか、とか、いろいろ、いろいろなことが頭をよぎる。
しかし本音を、というか現状をまともに見るなら、今は帰省とネオアトランチオフと帆船アメリゴ・ヴェスプッチ号のことでいっぱいいっぱいである。
さらに帰省から帰ったあとにはちょっとひと仕事あってて、その準備もある。あるんだよね。ええ~(なんか去年も似たような日程になって、往生した記憶があるのに今年もそうなってしまった)
とりあえず9月になり、帰省から戻ってきてから、もう少し詰めて考えたい。
年度の下半期は、いつもだいたい仕事以外のことをする余裕がなくなるのがわかっているのだが、うっかり10月半ばくらいまでに入稿できたらもしかして新米が……。
その新米で、かやくごはんや鉄火丼をね……作ってみるっていう……やってみたいんよ……自己満足を……
しかし、小説本は、新しくそのために話を書き下ろすのはいまいち気持ちがノらず。
それに小説本にするなら文庫本サイズにしたいし、ページ数を一定の量までは重ねて、10mm厚さくらいにはしたいという欲がある。
そもそも、そのお米プレゼントキャンペーンやってる会社は文庫本体裁の小説本プラン(A6、ページ数多め)は20部からしか受け付けてない。それに、今まで2冊を似たような装丁で持ってきたので、やっぱりなんか近い装丁にするには印刷屋さん変えたくない。
一方で、お米も作ってる件の印刷屋さんは、フルカラーでページ数少なめの体裁なら少部数からでもオンデマンドでわりと高くない値段で刷れるようだ。なら、ページ数少なめのイラスト本とか作ってみるってのも手かな、という気がしてきた。
まんがは描けないけど、一枚絵ならなんとか。なんとかならんか。
挿絵集とか、紙芝居みたいのなら、ちょっと楽しく、ちょいと、いけるんでは。
あと私、表紙で箔押しやりたいんよ、箔押し。
どういう箔押し使いしたいかっていう具体的なデザインアイデアは全然ないけど、とにかくなんか、箔押した本作ってみたいんよ。
今までのらくがき集めて、ページ数30ページもいかんようならくがきまとめ本でも作ろうかなと思ってみたけど、今まで書いてきたらくがきがガチらくがきばっかり過ぎて、なんかせっかく箔押しとか使うなら本としてひとまとまり内容のある感じのは作りたいなあという欲が湧く。
なんかこう、各提督イベントのシーンで、一枚絵のない場面を想像で描いてみたやつとか……それともイベントでも何でも無い日常風景とか描いてみたい気もするな……とか、いろいろこうぼんやりと思いつきはするが……
えええ、新しく描くの?
それも背景とか着けて??
時間あるのぉ???
えへへ、ないなあ~
来年にしとけば?と思いつつ、来年はもしかしたら新米プレゼントキャンペーンとかないかもしれないじゃないか、それに来年は来年でやろうと思ってる本の企画あるんだしとか、とか、いろいろ、いろいろなことが頭をよぎる。
しかし本音を、というか現状をまともに見るなら、今は帰省とネオアトランチオフと帆船アメリゴ・ヴェスプッチ号のことでいっぱいいっぱいである。
さらに帰省から帰ったあとにはちょっとひと仕事あってて、その準備もある。あるんだよね。ええ~(なんか去年も似たような日程になって、往生した記憶があるのに今年もそうなってしまった)
とりあえず9月になり、帰省から戻ってきてから、もう少し詰めて考えたい。
冷静に考えるとほんとに需要はないんだとわかってて二次創作してしかも堂々と公開してるの、なかなか狂気じみてるなとは思うよ、なんだか他人事のようにだけど。
でもまあ、自分にしか需要なくても思いついたら書いたほうが楽しいわけだし、せっかく書いたなら公開しておけば、もしかしたら未来に現れる同担者にいくばくかなりとも慰めにもなるかもしれんので、全然書くし晒すし、そうしない理由もないなあという気分もある。
それと、やっぱ1469から入ったので、私は1469の二次ばかりやるし、1469キャラについての供給あるとめちゃくちゃ喜び浮かれるけど、それ以外でもネオアトラスってシリーズに関してなんかあるとたいへん嬉しくなるよね。
つまりさ、新作を、私は本気で待ち続けているんだ!
もちろんリメイクも、そして二次創作も!
いつでも、もしかしたら次の瞬間に、推し作品がらみのなにかが世の中に現れるかもしれない。そういうわけで、毎日、明日を楽しみに生きるしかないね、これは。
(一応、自分の書く二次も↑の「推しがらみのなにか」の数に入ってる……入れざるを得ないんだけど、やっぱほんとは自分の脳内以外のところから湧きいづる新鮮で美味い水ばかりを浴びるように摂取したいわね)
でもまあ、自分にしか需要なくても思いついたら書いたほうが楽しいわけだし、せっかく書いたなら公開しておけば、もしかしたら未来に現れる同担者にいくばくかなりとも慰めにもなるかもしれんので、全然書くし晒すし、そうしない理由もないなあという気分もある。
それと、やっぱ1469から入ったので、私は1469の二次ばかりやるし、1469キャラについての供給あるとめちゃくちゃ喜び浮かれるけど、それ以外でもネオアトラスってシリーズに関してなんかあるとたいへん嬉しくなるよね。
つまりさ、新作を、私は本気で待ち続けているんだ!
もちろんリメイクも、そして二次創作も!
いつでも、もしかしたら次の瞬間に、推し作品がらみのなにかが世の中に現れるかもしれない。そういうわけで、毎日、明日を楽しみに生きるしかないね、これは。
(一応、自分の書く二次も↑の「推しがらみのなにか」の数に入ってる……入れざるを得ないんだけど、やっぱほんとは自分の脳内以外のところから湧きいづる新鮮で美味い水ばかりを浴びるように摂取したいわね)
『四方の風』所収の短編についての思い出メモ、ラスト。
最後はソリスとロハス。
ソリス「冬越し」
ソリスは登場が遅いこともあって、未だにどうもキャラがつかめていない。ただ、なんとなく、これもペレス同様に無印ネオアトラスのエンディングの印象で、イヴラークを追って世界の縁を越え常人の世界から消えてしまいそうな、危うくふわっとしたところがあるような印象は持っている。
それで都市テキストもなんとなく「世界の未来のことが心配でたまらない人々が集う街。」「世界が滅びるという予言が流行している。」「過去に滅びた高度な文明の末裔たちが作った街だという。」みたいな、滅びの気配がうっすら漂うものをチョイスしていた。
最終的に大氷河期を生き延びた記憶を持つ街に住む老いた学者との出会い、というネタとなったのだが、実のところ、失敗した学者との邂逅というのはペレスの話にしても面白そうで、実際、まだペレスの話が固まっていなかった段階ではこのネタをペレスに使うのもありか、とうっすら考えたりもした(もちろんその場合、展開もオチもソリスとは全く違う話になっただろう)。
話のオチも実はペレスの話と対照的になっている。ペレスは根が人文主義者であり、人知を超えたところにあるものに対して距離を取り、踏み込むことをやめたのだが、ソリスは人の境界を越えたものに惹かれるし、手の届かない高みを諦めない。求めるものがその先にあると思えたなら人の赴かぬ境域までどんどん踏み込んでいくのではないか。ソリスはそのように神秘への憧憬や冒険への希求を内心に秘めているのではないか、と見立てたのである。
それでソリスはごく穏やかにではあるものの、挫折を実感している老学者に、求める道をなお辿り続け手を伸ばし続けるように後押しするという展開になった。強靱な探求者ソリスという、私のソリスへの拡大解釈が忍び込んだ結果である。
そういうわけでソリスの話はペレスの話と連環するものとして、掲載順序をペレスの話の次に置くことにした。
アイデア自体はアブトゥの話の次くらいに固まってはいたので書き始めたのも早かったのだが、書き終わるまでには時間がかかった。最終的に時間もページも足りなくなって、描写を切り落としまくり、会話だけで無理矢理に回す話になってしまった。シメもなんだか尻切れトンボになってしまい、うまく書き切れなかった悔やみがある。ただ、ソリスについてぼんやり考えていたことを少しだけ文字に書きあらわすことができたようには思うので、そこは良かった。
情景としては、アタゴオルのような絵、その源流にある宮沢賢治のイーハトーブ的な世界のイメージがずっと念頭にあった。気象を知らせるために広場に現れる男とか、知らせ板を掲げるとか、街中の天文台とかはもろにそんな感じだなと思う。
ロハス「酔いどれの夢」
ロハスは最初から、酒がらみのネタで書くというのと、どことなく邯鄲の夢っぽいふわっとした雰囲気の話にする、というのはなんとなく固まっていた。都市テキストも最初にがっつり決まったのであまり悩まなかった。書き始めたらとんとんと書けそうという予感があったが、実際、ほとんど悩むことなくノリで一気に書けた。ロハスが見た鯨と幻の酒を見つけに行く夢も、思いついたハシからそのまま書いていったのだが、ノリノリで書いたらかなり楽しそうな夢になって良かった。
一方で選んだ都市テキスト「祭りになると、一年間たくわえた貴重品をぶちこわす風習がある。」には儚さや滅びのイメージを持っていた。というかもろに諸星大二郎「遠い国から 第一信」の、ガラクタを大事にする街の話みたいだなと思っていた。
書いてるうちに思ったよりも感傷的な感じが前面に出たけど、ロハスの陽性かつどっしりしたキャラのおかげで湿っぽくなりそうなところするっと躱して、元気にかんぱーい、と終わらせられたなと思う。
ロハスのキャラクタについて私が抱いている印象は、祭の非日常に浮かび上がる脆さや儚さとは対照的な、日常にしっかり足がついているというものだ。確かに飲んべえで酔っぱらってばかりだけど、リスボンに自分の酒場を構えてるとか、シンプルにただただ酒が好きなとことか、精神的にはどっしり安定した人格だと思えている。それで、ロハスも旅先でも店と家族のことを忘れていなくて、つまりなんだかんだで帰る場所をしっかり持っているという設定にした。
でも、2での酒酒族のネタとか考えると、酒に酔っぱらってふらっとどっかに姿をくらましそうなロハスっていう解釈も面白いかな、とも思う。
ネオアトラス無印のエンディングでは、ロハスは酒に浸りながらもソリスの帰還を待っている、と描かれる。続編の2でソリスが帰還したのでハピエンに転換されたけど、もし2が出てなかったらソリスもロハスもほろ苦エンドだったんだよなあ。ペレスの失踪もそうだけど、ネオアトラス無印は大団円で終わらない渋味というか、毒に近いクセがだいぶ含まれてると思う。そういうとこ好きだけど、私自身がそういう要素を活かした話を書ける技量がないんだよなあ。あと、今の私には無印~3までを遊べる環境がないので、1469より前の作品についての知識や理解が不足しているのもある。なんとかして、SwitchかSteamあたりでリメイクか復刻、出てくれないかなあ。
最後はソリスとロハス。
ソリス「冬越し」
ソリスは登場が遅いこともあって、未だにどうもキャラがつかめていない。ただ、なんとなく、これもペレス同様に無印ネオアトラスのエンディングの印象で、イヴラークを追って世界の縁を越え常人の世界から消えてしまいそうな、危うくふわっとしたところがあるような印象は持っている。
それで都市テキストもなんとなく「世界の未来のことが心配でたまらない人々が集う街。」「世界が滅びるという予言が流行している。」「過去に滅びた高度な文明の末裔たちが作った街だという。」みたいな、滅びの気配がうっすら漂うものをチョイスしていた。
最終的に大氷河期を生き延びた記憶を持つ街に住む老いた学者との出会い、というネタとなったのだが、実のところ、失敗した学者との邂逅というのはペレスの話にしても面白そうで、実際、まだペレスの話が固まっていなかった段階ではこのネタをペレスに使うのもありか、とうっすら考えたりもした(もちろんその場合、展開もオチもソリスとは全く違う話になっただろう)。
話のオチも実はペレスの話と対照的になっている。ペレスは根が人文主義者であり、人知を超えたところにあるものに対して距離を取り、踏み込むことをやめたのだが、ソリスは人の境界を越えたものに惹かれるし、手の届かない高みを諦めない。求めるものがその先にあると思えたなら人の赴かぬ境域までどんどん踏み込んでいくのではないか。ソリスはそのように神秘への憧憬や冒険への希求を内心に秘めているのではないか、と見立てたのである。
それでソリスはごく穏やかにではあるものの、挫折を実感している老学者に、求める道をなお辿り続け手を伸ばし続けるように後押しするという展開になった。強靱な探求者ソリスという、私のソリスへの拡大解釈が忍び込んだ結果である。
そういうわけでソリスの話はペレスの話と連環するものとして、掲載順序をペレスの話の次に置くことにした。
アイデア自体はアブトゥの話の次くらいに固まってはいたので書き始めたのも早かったのだが、書き終わるまでには時間がかかった。最終的に時間もページも足りなくなって、描写を切り落としまくり、会話だけで無理矢理に回す話になってしまった。シメもなんだか尻切れトンボになってしまい、うまく書き切れなかった悔やみがある。ただ、ソリスについてぼんやり考えていたことを少しだけ文字に書きあらわすことができたようには思うので、そこは良かった。
情景としては、アタゴオルのような絵、その源流にある宮沢賢治のイーハトーブ的な世界のイメージがずっと念頭にあった。気象を知らせるために広場に現れる男とか、知らせ板を掲げるとか、街中の天文台とかはもろにそんな感じだなと思う。
ロハス「酔いどれの夢」
ロハスは最初から、酒がらみのネタで書くというのと、どことなく邯鄲の夢っぽいふわっとした雰囲気の話にする、というのはなんとなく固まっていた。都市テキストも最初にがっつり決まったのであまり悩まなかった。書き始めたらとんとんと書けそうという予感があったが、実際、ほとんど悩むことなくノリで一気に書けた。ロハスが見た鯨と幻の酒を見つけに行く夢も、思いついたハシからそのまま書いていったのだが、ノリノリで書いたらかなり楽しそうな夢になって良かった。
一方で選んだ都市テキスト「祭りになると、一年間たくわえた貴重品をぶちこわす風習がある。」には儚さや滅びのイメージを持っていた。というかもろに諸星大二郎「遠い国から 第一信」の、ガラクタを大事にする街の話みたいだなと思っていた。
書いてるうちに思ったよりも感傷的な感じが前面に出たけど、ロハスの陽性かつどっしりしたキャラのおかげで湿っぽくなりそうなところするっと躱して、元気にかんぱーい、と終わらせられたなと思う。
ロハスのキャラクタについて私が抱いている印象は、祭の非日常に浮かび上がる脆さや儚さとは対照的な、日常にしっかり足がついているというものだ。確かに飲んべえで酔っぱらってばかりだけど、リスボンに自分の酒場を構えてるとか、シンプルにただただ酒が好きなとことか、精神的にはどっしり安定した人格だと思えている。それで、ロハスも旅先でも店と家族のことを忘れていなくて、つまりなんだかんだで帰る場所をしっかり持っているという設定にした。
でも、2での酒酒族のネタとか考えると、酒に酔っぱらってふらっとどっかに姿をくらましそうなロハスっていう解釈も面白いかな、とも思う。
ネオアトラス無印のエンディングでは、ロハスは酒に浸りながらもソリスの帰還を待っている、と描かれる。続編の2でソリスが帰還したのでハピエンに転換されたけど、もし2が出てなかったらソリスもロハスもほろ苦エンドだったんだよなあ。ペレスの失踪もそうだけど、ネオアトラス無印は大団円で終わらない渋味というか、毒に近いクセがだいぶ含まれてると思う。そういうとこ好きだけど、私自身がそういう要素を活かした話を書ける技量がないんだよなあ。あと、今の私には無印~3までを遊べる環境がないので、1469より前の作品についての知識や理解が不足しているのもある。なんとかして、SwitchかSteamあたりでリメイクか復刻、出てくれないかなあ。
『四方の風』所収の短編についての思い出メモその3。
今日はマリアとペレス。
マリア「合戦」
・本に一緒に収録すると決めていたweb再録のマリアの話がしんみり系だったため、こっちはコミカルに振りたいというのは当初から決めていた。
「夢見がちな人々と現実路線の人々が何かと雪合戦で白黒をつけようとしている」は好きな都市テキストだったし、マリアがこの雪合戦に巻き込まれたら面白い感じになりそうかなということで、早々と雪合戦に巻き込まれるというネタは決まった。しかしここから物語をうまく作れずに停滞。
最初は、雪合戦に向けて二分された街にたどりついたマリアが、雪合戦のおかげでロミジュリになっちゃった男女カップルの願いを請けて手紙を届ける役目を担うものの、様々な妨害に遭っててんやわんや、というネタを考えていた。出だしだけ書き始めたんだけど、オチはまるで思いつかないし筆も全然進まない。カップルの女の子のほうとマリアが知り合うまででで3000字くらい使ってしまい、いかん、これじゃなんもまとまらん、もう時間もない!ということで当初のネタをすっぱり切ってやり直し。
雪玉が飛び交う戦場を駆け抜け、防壁を乗り越えて手紙を掲げるマリアという場面を描きたいというのはずっと頭にあったので、その場面にまずいきなり辿りついてみようと書き始めたら、そのままマリアが長老婆さんのところに転がり込んでいた。
この時点で、マリアが運んだ手紙が逆効果で交渉決裂、合戦が始まってしまう!というオチはぼんやり頭にあったのだが、なにが決裂の要因になるのかはまだなにも考えていなかった。うーんこの婆さんを激怒させる手紙の内容ってどんなのだ、と考え込んでいたらふと「豚のけーつ」が思い浮かび、それだーー!!ってなって、そのまま一気に書き上げたんだったはず。
転がり始めるまでは苦労したが、仕切り直しの後はめちゃくちゃ勢い良く書けたので楽しかった。それにしても終始マリアが元気でかわいい。おかげでこれっぽっちも湿っぽくない疾走感のある話が書けたの、とても良かった。
マリアやバルディの初期案がロミジュリお助けアイデアだったのは、TRPGのシナリオ作りの感じでアイデア出してみるかという意識があったような気もする。根っからのカプ厨なのでボーイミーツガールとか恋愛ネタなんぞ盛り込んどけば私も書く気が出やすいんじゃねえか、などと思ったのだ。といっても私自身はTRPGを遊んだ経験がほとんどなく、所詮慣れていないので、てんでうまくいかなかった。
ギミックや展開を決めて書いていくよりも、一場面の絵として思いついた光景を文章で書いてみてそこから場面の前後を立ち上げて繋げていく方が書きやすい。でもこの書き方だとどうしてもぽやんと輪郭が緩い話になってしまう気はする。もうちょっと理知的に構成のしっかりした物語を組み上げて書けるようになりたいが、面倒くさがりなのでつい手癖になるし、ぼんやりふにゃふにゃした話を書きがちだ。
ペレス「未知」
・ペレスもアイデア出しのときにはだいぶいろいろ候補があった。「これまでの考えに疑問を持ち新しい考えで生きる人々の街」とか、「未来の可能性について意見を交わすことが主要な仕事である。」とか「街の全ての者が自分のことを賢者と名乗っている。」とか。精霊をしんじる街とか、科学と自然が共存している街とかも。
ただ、神秘主義や精霊信仰のネタを直接的にもってくると、アブトゥを引き合いに出さないと収まらなくなりそうな気がした。いつもはカプ推し話ばかり書いているものの、今回はペレスにとってのアブトゥがどういう存在かというのを話の中心にはしたくなかった。
それで都市テキストの選択を一回考え直すことにして、どれをペレスの話に当てようかなあと悩んでいたら、都市テキストでもっとも汎用的に出てくるテキスト「この街の人々は、未知の世界に非常に興味を持っている。」がふと目に入って、お、あえてのこれにしようかな、と偶然のなりゆきで決まったのだった。
オチは、無印ネオアトラスのエンディングの神秘の世界に誘われて姿を消しちゃうペレスというネタを取り入れた。20年以上前にネオアトラス無印を遊んだときにエンディングで、あれえ、なんか学者が失踪しちゃったよ!とびっくりしたような記憶があって……ほんとぼんやりしか覚えていなかったのだが、それでも頭の片隅に残ってはいたので使ってみたかったのだ。
ペレスが迷い込んだ不思議な山頂の風景は勢いとノリで書いたが、イメージのリソースはヒマラヤ山脈である。登山家や山岳写真家の人が、標高8000mまでくると空の色が黒に近くなる、みたいなことを書いていたのがなんだか印象的だったのだ。もちろんいくら黒みが強いっつっても真昼間に星は見えないと思うけど、この話では真昼の明るさなのに空に星が見えるというファンタジックな光景にした。
それにしてもなにかとペレスを天文とか宇宙に結びつけがちなのは手癖だなと思う。
ところで書きながら途中で、なんだかアブトゥの話と対になっているみたいだなと気付いたので、アブトゥの話に描写を寄せて書いたところが少しだけある。カプ推ししないとか言ってたくせに、結局、隙あらばすかさずねじ込んでいる。
今日はマリアとペレス。
マリア「合戦」
・本に一緒に収録すると決めていたweb再録のマリアの話がしんみり系だったため、こっちはコミカルに振りたいというのは当初から決めていた。
「夢見がちな人々と現実路線の人々が何かと雪合戦で白黒をつけようとしている」は好きな都市テキストだったし、マリアがこの雪合戦に巻き込まれたら面白い感じになりそうかなということで、早々と雪合戦に巻き込まれるというネタは決まった。しかしここから物語をうまく作れずに停滞。
最初は、雪合戦に向けて二分された街にたどりついたマリアが、雪合戦のおかげでロミジュリになっちゃった男女カップルの願いを請けて手紙を届ける役目を担うものの、様々な妨害に遭っててんやわんや、というネタを考えていた。出だしだけ書き始めたんだけど、オチはまるで思いつかないし筆も全然進まない。カップルの女の子のほうとマリアが知り合うまででで3000字くらい使ってしまい、いかん、これじゃなんもまとまらん、もう時間もない!ということで当初のネタをすっぱり切ってやり直し。
雪玉が飛び交う戦場を駆け抜け、防壁を乗り越えて手紙を掲げるマリアという場面を描きたいというのはずっと頭にあったので、その場面にまずいきなり辿りついてみようと書き始めたら、そのままマリアが長老婆さんのところに転がり込んでいた。
この時点で、マリアが運んだ手紙が逆効果で交渉決裂、合戦が始まってしまう!というオチはぼんやり頭にあったのだが、なにが決裂の要因になるのかはまだなにも考えていなかった。うーんこの婆さんを激怒させる手紙の内容ってどんなのだ、と考え込んでいたらふと「豚のけーつ」が思い浮かび、それだーー!!ってなって、そのまま一気に書き上げたんだったはず。
転がり始めるまでは苦労したが、仕切り直しの後はめちゃくちゃ勢い良く書けたので楽しかった。それにしても終始マリアが元気でかわいい。おかげでこれっぽっちも湿っぽくない疾走感のある話が書けたの、とても良かった。
マリアやバルディの初期案がロミジュリお助けアイデアだったのは、TRPGのシナリオ作りの感じでアイデア出してみるかという意識があったような気もする。根っからのカプ厨なのでボーイミーツガールとか恋愛ネタなんぞ盛り込んどけば私も書く気が出やすいんじゃねえか、などと思ったのだ。といっても私自身はTRPGを遊んだ経験がほとんどなく、所詮慣れていないので、てんでうまくいかなかった。
ギミックや展開を決めて書いていくよりも、一場面の絵として思いついた光景を文章で書いてみてそこから場面の前後を立ち上げて繋げていく方が書きやすい。でもこの書き方だとどうしてもぽやんと輪郭が緩い話になってしまう気はする。もうちょっと理知的に構成のしっかりした物語を組み上げて書けるようになりたいが、面倒くさがりなのでつい手癖になるし、ぼんやりふにゃふにゃした話を書きがちだ。
ペレス「未知」
・ペレスもアイデア出しのときにはだいぶいろいろ候補があった。「これまでの考えに疑問を持ち新しい考えで生きる人々の街」とか、「未来の可能性について意見を交わすことが主要な仕事である。」とか「街の全ての者が自分のことを賢者と名乗っている。」とか。精霊をしんじる街とか、科学と自然が共存している街とかも。
ただ、神秘主義や精霊信仰のネタを直接的にもってくると、アブトゥを引き合いに出さないと収まらなくなりそうな気がした。いつもはカプ推し話ばかり書いているものの、今回はペレスにとってのアブトゥがどういう存在かというのを話の中心にはしたくなかった。
それで都市テキストの選択を一回考え直すことにして、どれをペレスの話に当てようかなあと悩んでいたら、都市テキストでもっとも汎用的に出てくるテキスト「この街の人々は、未知の世界に非常に興味を持っている。」がふと目に入って、お、あえてのこれにしようかな、と偶然のなりゆきで決まったのだった。
オチは、無印ネオアトラスのエンディングの神秘の世界に誘われて姿を消しちゃうペレスというネタを取り入れた。20年以上前にネオアトラス無印を遊んだときにエンディングで、あれえ、なんか学者が失踪しちゃったよ!とびっくりしたような記憶があって……ほんとぼんやりしか覚えていなかったのだが、それでも頭の片隅に残ってはいたので使ってみたかったのだ。
ペレスが迷い込んだ不思議な山頂の風景は勢いとノリで書いたが、イメージのリソースはヒマラヤ山脈である。登山家や山岳写真家の人が、標高8000mまでくると空の色が黒に近くなる、みたいなことを書いていたのがなんだか印象的だったのだ。もちろんいくら黒みが強いっつっても真昼間に星は見えないと思うけど、この話では真昼の明るさなのに空に星が見えるというファンタジックな光景にした。
それにしてもなにかとペレスを天文とか宇宙に結びつけがちなのは手癖だなと思う。
ところで書きながら途中で、なんだかアブトゥの話と対になっているみたいだなと気付いたので、アブトゥの話に描写を寄せて書いたところが少しだけある。カプ推ししないとか言ってたくせに、結局、隙あらばすかさずねじ込んでいる。
『四方の風』所収の短編についての思い出メモ。
今日はバルボサとバルディ。
バルボサ「勝手の神さま」
・けっこうアイデアが思いつかなくてちょっとグズグズしながら書いた。動物のネタもってこようと思って「この街の周辺は/様々な動物が平和にくらしている。」ていう都市テキストをチョイスしてたんだけど、このテキストから物語があまり思い浮かばなかったんだよね。
私としては、バルボサのちゃらんぽらんさが好きなので、バルボサがしょーもないケチやイキリを発揮するコミカルな話にやっぱりしたいよねえ、というのはあった。そういう気持ちで都市解説テキストのリストを眺めた結果「自分のことしか考えない/身勝手な人々も許される文化がある。」を選んだ。別の候補として「怠惰な人々が集まり/だらしなく生活している。」というのもあって、バルボサでもドン引きするレベルの怠惰たちの街というのをちょっと考えてたけど、バルボサがヒくレベルの怠惰ってのはだいぶヤバそうな気がしたし、具体的な物語も思い浮かばなかったので、「身勝手」が中心になった。
後半で締め切りに追われてわーっと書いたので、細かいことを考える時間は無く、身勝手な人びとも許される文化ってどんなだろ、やっぱそういう神様が信仰されてるとかなのかな? バルボサこそ身勝手の神様の化身みたいに扱われそうだね……と書きながら固めていったんだったような気がする。おかげで会話で無理矢理転がす、とっちらかった話になってしまった。でも、街の景観が雑然としてそうなところとか、住民達のユルユルなチルさとか、あまりにも他愛ない日常バナシのどーでも良さとか、結構気に入っている部分が多い。
こういうチル感も含め、全体にバルボサらしい話になったと思うが、話を転がすためにバルボサをややこすっからいキャラに振りすぎたかもしれない。
バルディ「ロマンチスト」
・バルディ、バルボサ、マリア、ペレスの話はネタ出しで迷った結果、締め切りに追われながら一気に書いたと思うが、この四人の中では確か一番最初に書き上げたんだったはず。
バルディも、いろいろ都市テキストを拾ってきてどういうのにしようかなあと楽しく迷った記憶がある。同時に、アンジェラも話に絡めたい、樽の指輪のエピソードとアンジェラを絡めちゃおう、というのはわりと当初から考えていた。
都市テキスト「愛嬌のある男性と/度胸のある女性が多く見られる街。」を選んで、アンジェラのイメージも匂わせつつ、どういうイベントにしようか考えた結果、当初は、度胸のある娘っことへなちょこボーイというカップルの駆け落ちをバルディがなんとなく支援する話、てのを考えていた。しかし、どうもバルディが先輩ヅラで人生を説きそうなつまらない話になる気配を感じ、書く前にとっとと捨てた。
切り替えて「ロマンチックな王様」を中心にするか、と考え直してみたら、ロマンチックな王様→南の島→なんか南の島でモテてるバルディ、という絵面が浮かび、絵先行で前半(王宮への行進)が決まり、ロマンチックな王様なら宴会でロマンチックな話を聞きたがるのでは……ってことでバルディが指輪にまつわる恋物語を語る謎展開になった。
バルディとアンジェラが若い頃に恋人関係だったことがあるというのは以前から妄想していたネタで、2022年にのぐちさんと作った合同誌でバルディとアンジェラの結婚式をやったとき、その設定で書いてたので、今回もそれを流用している。ちなみに今回のこの話の時点は、まだ樽が見つかっておらず、バルディも「海賊の指輪」を再発見していない設定。
なにか起こりそうでなにも起こらない、ただバルディの惚気を聞くだけの話になったけど、南国のまったり空気感は書いてても楽しかった。なお、南の島ということでなんとなくポリネシアぽい感じで書いているが、私のデータでは「ロマンチックな王様」のテキストが出た都市の位置は現実の世界地図に当てはめるとマダガスカルがあるくらいの場所だった。それで、途中で出てきた宴会料理はマダガスカルの料理を少し参考にしている。
バルディと一緒にいる水夫長は、ゲーム本編のバルディ航海日誌で腹を殴られてたあの水夫長のつもりなんだけど、書いてみるとやっぱり妙にキャラが立っている。シメはどうしようかとなんとなく悩んでいたのだが、水夫長のちょっと鈍くて空気読めてない感じのキャラが最後の場面で思いがけず生きて、なんとなくすとんと話を収めてくれた。
今日はバルボサとバルディ。
バルボサ「勝手の神さま」
・けっこうアイデアが思いつかなくてちょっとグズグズしながら書いた。動物のネタもってこようと思って「この街の周辺は/様々な動物が平和にくらしている。」ていう都市テキストをチョイスしてたんだけど、このテキストから物語があまり思い浮かばなかったんだよね。
私としては、バルボサのちゃらんぽらんさが好きなので、バルボサがしょーもないケチやイキリを発揮するコミカルな話にやっぱりしたいよねえ、というのはあった。そういう気持ちで都市解説テキストのリストを眺めた結果「自分のことしか考えない/身勝手な人々も許される文化がある。」を選んだ。別の候補として「怠惰な人々が集まり/だらしなく生活している。」というのもあって、バルボサでもドン引きするレベルの怠惰たちの街というのをちょっと考えてたけど、バルボサがヒくレベルの怠惰ってのはだいぶヤバそうな気がしたし、具体的な物語も思い浮かばなかったので、「身勝手」が中心になった。
後半で締め切りに追われてわーっと書いたので、細かいことを考える時間は無く、身勝手な人びとも許される文化ってどんなだろ、やっぱそういう神様が信仰されてるとかなのかな? バルボサこそ身勝手の神様の化身みたいに扱われそうだね……と書きながら固めていったんだったような気がする。おかげで会話で無理矢理転がす、とっちらかった話になってしまった。でも、街の景観が雑然としてそうなところとか、住民達のユルユルなチルさとか、あまりにも他愛ない日常バナシのどーでも良さとか、結構気に入っている部分が多い。
こういうチル感も含め、全体にバルボサらしい話になったと思うが、話を転がすためにバルボサをややこすっからいキャラに振りすぎたかもしれない。
バルディ「ロマンチスト」
・バルディ、バルボサ、マリア、ペレスの話はネタ出しで迷った結果、締め切りに追われながら一気に書いたと思うが、この四人の中では確か一番最初に書き上げたんだったはず。
バルディも、いろいろ都市テキストを拾ってきてどういうのにしようかなあと楽しく迷った記憶がある。同時に、アンジェラも話に絡めたい、樽の指輪のエピソードとアンジェラを絡めちゃおう、というのはわりと当初から考えていた。
都市テキスト「愛嬌のある男性と/度胸のある女性が多く見られる街。」を選んで、アンジェラのイメージも匂わせつつ、どういうイベントにしようか考えた結果、当初は、度胸のある娘っことへなちょこボーイというカップルの駆け落ちをバルディがなんとなく支援する話、てのを考えていた。しかし、どうもバルディが先輩ヅラで人生を説きそうなつまらない話になる気配を感じ、書く前にとっとと捨てた。
切り替えて「ロマンチックな王様」を中心にするか、と考え直してみたら、ロマンチックな王様→南の島→なんか南の島でモテてるバルディ、という絵面が浮かび、絵先行で前半(王宮への行進)が決まり、ロマンチックな王様なら宴会でロマンチックな話を聞きたがるのでは……ってことでバルディが指輪にまつわる恋物語を語る謎展開になった。
バルディとアンジェラが若い頃に恋人関係だったことがあるというのは以前から妄想していたネタで、2022年にのぐちさんと作った合同誌でバルディとアンジェラの結婚式をやったとき、その設定で書いてたので、今回もそれを流用している。ちなみに今回のこの話の時点は、まだ樽が見つかっておらず、バルディも「海賊の指輪」を再発見していない設定。
なにか起こりそうでなにも起こらない、ただバルディの惚気を聞くだけの話になったけど、南国のまったり空気感は書いてても楽しかった。なお、南の島ということでなんとなくポリネシアぽい感じで書いているが、私のデータでは「ロマンチックな王様」のテキストが出た都市の位置は現実の世界地図に当てはめるとマダガスカルがあるくらいの場所だった。それで、途中で出てきた宴会料理はマダガスカルの料理を少し参考にしている。
バルディと一緒にいる水夫長は、ゲーム本編のバルディ航海日誌で腹を殴られてたあの水夫長のつもりなんだけど、書いてみるとやっぱり妙にキャラが立っている。シメはどうしようかとなんとなく悩んでいたのだが、水夫長のちょっと鈍くて空気読めてない感じのキャラが最後の場面で思いがけず生きて、なんとなくすとんと話を収めてくれた。
『四方の風』所収の短編についての思い出メモ。掲載順に二話づつ、各話について覚えていることを書いていく。
今日はアブトゥとゴメスの短編について。
アブトゥ「霧」
一番最初に対応する都市テキストが決まり、ネタ出しも早かったのがアブトゥ。
メモには「☆習作として早めに手癖で書いてしまいたい。アブトゥのキャラよりも街テキストに寄せた話で。」とか書いてある。そんなこと考えてたんだ、忘れてた。
アブトゥは今まで推しカプ二次で書き慣れているので手癖で書いていけそうだぞと思ってはいたので、最初に手をつけたほうがいいだろうと思ったし、実際、そうして良かったと思う。比較的、さくさくと書けた。
当初、メインとして選んだ都市解説テキストは「世界の真実についての論争が/流行している街」だったけど、次点で選んでいた「霧が立ちこめている不思議な雰囲気のする街」というテキストから「霧に霞む農場の縁で、顔のよく見えない農婦が振り返る……」という場面が思い浮かんで、そこから話を組み立てていったと思う。この霧の農場の場面から前後を考えて、せっかくアブトゥが主人公なんだし神秘を垣間見るような話にしたいと思って、メタ的に本人が「世界の姿」にうっすら触れる展開になった。
あんまり覚えてないけど、当初は、酒場で繰り広げられるしょうもない世界の真実の論争に巻き込まれるアブトゥ、みたいなのを考えてたような気がする。その当初の案は、後半、酒場で客たちが与太を延べるシーンとしてさっと流すだけになった。なお、作中出てくる「亀裂」はゲド戦記でちょこちょこ出てくる地の裂け目のイメージにかなり影響されていると思う。
「世界の真実」についての酒場の連中の話す「物語」は書きながら適当にでっち上げたものだけど、なんとなくそれっぽくて良い。中国の創世神話だったり、タニス・リーの平たい地球にちょこっと出てくる挿話の感じなんかをそのまんまパクっている感じがする。そういえば酒場の親父もバタバー親父だよなあ、どう見ても。このジェネリックバタバー親父の、ごく普通なおっさん感は、書いていて楽しかった。
それと、最後、アブトゥが酒場の人いきれにほっとして座り直すくだりも手癖でなんとなく書いたんだけど、そのわりにアブトゥらしい一コマの情景を書けた気がして気に入っている。
ゴメス「猛獣」
ゴメスについては、どの都市テキストを取り入れようかなあ、と結構悩んだ。
私の中でゴメスは英雄であるのと同時にカステラ作ってくれるおじさんでもあるので、なんか英雄という存在に関わるようなシリアスめの話がいいかな、でもお菓子作りに関係するようなコミカルなやつもいいな……とか、メモを見返すといろいろ考えていた気配がある。
「一人の英雄が街の平和を/常日頃から守り続けている。」という都市テキストがあって、その一人の英雄と出会うゴメスの話、とかのアイデアが最初期にはあったはずだけど、これは展開を考えてるうちになんか説教臭い話になりそうだなと思って、アイデアの段階でとっととポシャらせたんだったような。
「近隣の猛獣に怯えて暮らす街。/だが誰も猛獣を見たことはない。」は、いかにもネオアトラスっぽくてお気に入りの都市テキストで、誰でもいいけど誰かに振りたいなと思っていた。猛獣を退治に行くのは英雄らしいかと思い、猛獣の噂を追って探検に赴くゴメスという話になった。ゴメス視点で書くつもりでいたが書きだしたら水夫長視点になった。どうも自分には英雄ゴメスの自我を捉えづらくて、ゴメス視点では書けなかったのだと思う。
探検途中の情景も、猛獣の正体も書きながら考えたものなので、緩い展開の上になんだそりゃ、みたいなしょうもないオチになったけど、当初のコミカルなやつにしようかな、の気持ちが後で効いてきたのではないかと思う。ちなみに見張りの若い水夫はレオンくんのつもりだった。
そういえばうっかり船に密航させてしまった鉄ヤマアラシのベビちゃんだが、遭難後もずっとゴメスと一緒にいて、最終的には大冒険の果てにゴメスが元の森に連れ戻してやっただろうと、自分の中でそう思っている。(ところで書き上がってからだいぶ経って気付いたけどマルセルを出し忘れていた)
冒頭の、いろんな人がいろんな猛獣の姿に言及するシーンは、アブトゥの酒場の客の与太以上にゲームでの「噂」システムを意識して描写したもので、ネオアトラスらしさを描いた話としてアブトゥに続いて2番目の位置に置くことになった。
今日はアブトゥとゴメスの短編について。
アブトゥ「霧」
一番最初に対応する都市テキストが決まり、ネタ出しも早かったのがアブトゥ。
メモには「☆習作として早めに手癖で書いてしまいたい。アブトゥのキャラよりも街テキストに寄せた話で。」とか書いてある。そんなこと考えてたんだ、忘れてた。
アブトゥは今まで推しカプ二次で書き慣れているので手癖で書いていけそうだぞと思ってはいたので、最初に手をつけたほうがいいだろうと思ったし、実際、そうして良かったと思う。比較的、さくさくと書けた。
当初、メインとして選んだ都市解説テキストは「世界の真実についての論争が/流行している街」だったけど、次点で選んでいた「霧が立ちこめている不思議な雰囲気のする街」というテキストから「霧に霞む農場の縁で、顔のよく見えない農婦が振り返る……」という場面が思い浮かんで、そこから話を組み立てていったと思う。この霧の農場の場面から前後を考えて、せっかくアブトゥが主人公なんだし神秘を垣間見るような話にしたいと思って、メタ的に本人が「世界の姿」にうっすら触れる展開になった。
あんまり覚えてないけど、当初は、酒場で繰り広げられるしょうもない世界の真実の論争に巻き込まれるアブトゥ、みたいなのを考えてたような気がする。その当初の案は、後半、酒場で客たちが与太を延べるシーンとしてさっと流すだけになった。なお、作中出てくる「亀裂」はゲド戦記でちょこちょこ出てくる地の裂け目のイメージにかなり影響されていると思う。
「世界の真実」についての酒場の連中の話す「物語」は書きながら適当にでっち上げたものだけど、なんとなくそれっぽくて良い。中国の創世神話だったり、タニス・リーの平たい地球にちょこっと出てくる挿話の感じなんかをそのまんまパクっている感じがする。そういえば酒場の親父もバタバー親父だよなあ、どう見ても。このジェネリックバタバー親父の、ごく普通なおっさん感は、書いていて楽しかった。
それと、最後、アブトゥが酒場の人いきれにほっとして座り直すくだりも手癖でなんとなく書いたんだけど、そのわりにアブトゥらしい一コマの情景を書けた気がして気に入っている。
ゴメス「猛獣」
ゴメスについては、どの都市テキストを取り入れようかなあ、と結構悩んだ。
私の中でゴメスは英雄であるのと同時にカステラ作ってくれるおじさんでもあるので、なんか英雄という存在に関わるようなシリアスめの話がいいかな、でもお菓子作りに関係するようなコミカルなやつもいいな……とか、メモを見返すといろいろ考えていた気配がある。
「一人の英雄が街の平和を/常日頃から守り続けている。」という都市テキストがあって、その一人の英雄と出会うゴメスの話、とかのアイデアが最初期にはあったはずだけど、これは展開を考えてるうちになんか説教臭い話になりそうだなと思って、アイデアの段階でとっととポシャらせたんだったような。
「近隣の猛獣に怯えて暮らす街。/だが誰も猛獣を見たことはない。」は、いかにもネオアトラスっぽくてお気に入りの都市テキストで、誰でもいいけど誰かに振りたいなと思っていた。猛獣を退治に行くのは英雄らしいかと思い、猛獣の噂を追って探検に赴くゴメスという話になった。ゴメス視点で書くつもりでいたが書きだしたら水夫長視点になった。どうも自分には英雄ゴメスの自我を捉えづらくて、ゴメス視点では書けなかったのだと思う。
探検途中の情景も、猛獣の正体も書きながら考えたものなので、緩い展開の上になんだそりゃ、みたいなしょうもないオチになったけど、当初のコミカルなやつにしようかな、の気持ちが後で効いてきたのではないかと思う。ちなみに見張りの若い水夫はレオンくんのつもりだった。
そういえばうっかり船に密航させてしまった鉄ヤマアラシのベビちゃんだが、遭難後もずっとゴメスと一緒にいて、最終的には大冒険の果てにゴメスが元の森に連れ戻してやっただろうと、自分の中でそう思っている。(ところで書き上がってからだいぶ経って気付いたけどマルセルを出し忘れていた)
冒頭の、いろんな人がいろんな猛獣の姿に言及するシーンは、アブトゥの酒場の客の与太以上にゲームでの「噂」システムを意識して描写したもので、ネオアトラスらしさを描いた話としてアブトゥに続いて2番目の位置に置くことになった。
2023年冬コミで出したネオアトラス二次小説の短編集「四方の風」について、書いてるときに考えていたこととかを自分用に書いとこうと思ってたので、ここにメモしちゃう。
私は、ちゃんとプロットとかは立てられないけど、書くときに思いついたことやネタについてのメモを各一話ごとに作って、それを見ながら話を書くということをしている。なので、その各話のメモに追加で書きとめておけばいい話なんだけど、書いていたときの記憶を振り返ってみると、書きながらわりとキャラ解釈をいろいろ考えていた気配があるので、せっかくだからこっちに書いておこうと思う。
あと、作品毎のメモに書いてあると、書き終わったあとほとんど読み返さないからね……。
とりあえず今日は、「四方の風」全体について書いておく。
・タイトルについて。
あっちこっち、世界中から、みたいなイメージで単語を探していたら、「四方の風」Aux Quatre Ventsというのが引っかかった。これはヒエロニムス・コックという人がアントワープに開いた版画店の名前ということで検索にかかってきたんだけど、なんかかっこいいなあと思って、これをポルトガル語に直してQuatro ventosというタイトルにしようかと当初は考えていた。
ポルトガル語にしようと思ったのは前回の短編集に合わせたためなのだが、今回のタイトルは、カタカナに直すと「クァトロヴェントシュ」みたいな書き方しかできなくて、どうも「プラニスフェーリオ」より読みにくいし取っつき悪いなあと思えたので、諦めて日本語にすることにした。
四方というのは四方位、東西南北であり、世界を指すのだが、具体的には地図の片隅でぷうぷう息を吐いているおっさんたちのイメージだよね、多分。
「しほう」ではなく、日本語古語の「よも」と読むとちょっと四方位というのからは意味がズレて、「あちらこちら」「いたるところ」「あたりじゅう」の意味あいのほうが強い。
提督は8人居るし、四方位というかもっと世界中あちこちから、周りじゅう、みたいなイメージもほしいし、ということで「よも」と読ませることにした。
あと、「よものかぜ」のほうが有声音多くて響きが良いしね(私は和語と有声音を好みがち)。
・オムニバス短編をやるならほんとは枠物語風に、ミゲルが雑談がてら商会主に各提督の報告について、そうそう〇〇といえばこないだの提督の報告ですが……というふうに本編突入、本編終わったあとには、その報告についてのミゲルの感想とかコメントがあって、また次……ていうのやりたかったんだけど、ページ数も時間も足りなくて断念した。
・とりあえず、街の説明テキストを元ネタに、街を訪れるようなオムニバス短編にすることだけは当初から決まっていた。その段階で、モデルとしてなんとなく頭に置いていたのは、諸星大二郎「遠い国から」やますむらひろし「アタゴオル」シリーズだった。
特に「遠い国から」シリーズ前半の、奇妙な風習を持ち、理解の及ばない現地人の感性に触れながら旅人が淡々と渡り歩いていく感じは、ネオアトラスの風味と近いものがあると思っていたのだ。最終的にはあまりそういう雰囲気じゃなくなってたけど、ロハスの「酔いどれの夢」に少し当初の「理解の遠い奇妙な文化」の感覚が残ったかもしれない。
・まずは自分がプレイしたデータに出てきた街のテキストをリスト化して、どういうテキストがあるかを並べてから、ネタとして良さげなヤツをチョイスしよ!と思ったはいいが、街の数だけで300は超え、テキストも重複を絞り込んでも150種類くらいあった。都市説明テキストの一覧作るだけでだいぶ時間使った。
一覧がある程度できてきたところで、150種類のテキストを10種類くらいの属性にとりあえず分けてみたりしつつ、各提督にどの街のテキストを振り分けようかなあと楽しく悩む。だいたいひとりにつき3~4くらいまで都市テキストを絞り込んで、その中からさらに二つに絞り込んで話を作った。
たとえばアブトゥだとこんな感じ。
アブトゥ ◎世界の真実についての論争が/流行している街。 チムマニア (伝説や迷信)
アブトゥ 〇いつも霧がたちこめている/不思議な雰囲気のする街。 ポートノクニ (自然環境)
アブトゥ 〇新しいものを嫌い/古いものを愛する人々が生活している。 ブルーマウイ (住民気質)
アブトゥ 〇精霊の存在を信じる人々が多い街。 クスコパロア (信仰や倫理)
↑このうちの、上から2つを元に話を組み立てた。
結局二つの都市テキストを選ぶことになったのは、各提督ひとりに対し対応して街のテキストをひとつだけだとあまり話を膨らませられなかったため。それと、どっちもいいなあ、みたいな感じで絞りきれなかった。
・書いた順番は、はっきり覚えてなくて間違っているかもしれないが、多分以下のような順番で取り組み始めたんだと思う。書き始めたけど詰まって他のに取り組んだり、ほぼ同時並行で書いてたりもするので、書き上がりはまた少し順序がズレる。最後に書き上がったのはソリスの話だったはず。
「霧(アブトゥ)」→「猛獣(ゴメス)」→「冬越し(ソリス)」→「酔いどれの夢(ロハス)」→「ロマンチスト(バルディ)」→「勝手の神さま(バルボサ)」→「未知(ペレス)」→「合戦(マリア)」
・枠物語として作る前提のときに、一人の提督の話のネタがそこはかとなく次の提督の話につながる、みたいなのもちょっとやってみたいなと考えはしたけど、実現できなかった。都市解説テキストをネタ元使ってそれなりにいろいろ書けたことに味を占めていて、次は産物か発見物の解説テキストでオムニバス短編集やってみようかなあと考えているので、次こそは枠物語やりたいなあ。
私は、ちゃんとプロットとかは立てられないけど、書くときに思いついたことやネタについてのメモを各一話ごとに作って、それを見ながら話を書くということをしている。なので、その各話のメモに追加で書きとめておけばいい話なんだけど、書いていたときの記憶を振り返ってみると、書きながらわりとキャラ解釈をいろいろ考えていた気配があるので、せっかくだからこっちに書いておこうと思う。
あと、作品毎のメモに書いてあると、書き終わったあとほとんど読み返さないからね……。
とりあえず今日は、「四方の風」全体について書いておく。
・タイトルについて。
あっちこっち、世界中から、みたいなイメージで単語を探していたら、「四方の風」Aux Quatre Ventsというのが引っかかった。これはヒエロニムス・コックという人がアントワープに開いた版画店の名前ということで検索にかかってきたんだけど、なんかかっこいいなあと思って、これをポルトガル語に直してQuatro ventosというタイトルにしようかと当初は考えていた。
ポルトガル語にしようと思ったのは前回の短編集に合わせたためなのだが、今回のタイトルは、カタカナに直すと「クァトロヴェントシュ」みたいな書き方しかできなくて、どうも「プラニスフェーリオ」より読みにくいし取っつき悪いなあと思えたので、諦めて日本語にすることにした。
四方というのは四方位、東西南北であり、世界を指すのだが、具体的には地図の片隅でぷうぷう息を吐いているおっさんたちのイメージだよね、多分。
「しほう」ではなく、日本語古語の「よも」と読むとちょっと四方位というのからは意味がズレて、「あちらこちら」「いたるところ」「あたりじゅう」の意味あいのほうが強い。
提督は8人居るし、四方位というかもっと世界中あちこちから、周りじゅう、みたいなイメージもほしいし、ということで「よも」と読ませることにした。
あと、「よものかぜ」のほうが有声音多くて響きが良いしね(私は和語と有声音を好みがち)。
・オムニバス短編をやるならほんとは枠物語風に、ミゲルが雑談がてら商会主に各提督の報告について、そうそう〇〇といえばこないだの提督の報告ですが……というふうに本編突入、本編終わったあとには、その報告についてのミゲルの感想とかコメントがあって、また次……ていうのやりたかったんだけど、ページ数も時間も足りなくて断念した。
・とりあえず、街の説明テキストを元ネタに、街を訪れるようなオムニバス短編にすることだけは当初から決まっていた。その段階で、モデルとしてなんとなく頭に置いていたのは、諸星大二郎「遠い国から」やますむらひろし「アタゴオル」シリーズだった。
特に「遠い国から」シリーズ前半の、奇妙な風習を持ち、理解の及ばない現地人の感性に触れながら旅人が淡々と渡り歩いていく感じは、ネオアトラスの風味と近いものがあると思っていたのだ。最終的にはあまりそういう雰囲気じゃなくなってたけど、ロハスの「酔いどれの夢」に少し当初の「理解の遠い奇妙な文化」の感覚が残ったかもしれない。
・まずは自分がプレイしたデータに出てきた街のテキストをリスト化して、どういうテキストがあるかを並べてから、ネタとして良さげなヤツをチョイスしよ!と思ったはいいが、街の数だけで300は超え、テキストも重複を絞り込んでも150種類くらいあった。都市説明テキストの一覧作るだけでだいぶ時間使った。
一覧がある程度できてきたところで、150種類のテキストを10種類くらいの属性にとりあえず分けてみたりしつつ、各提督にどの街のテキストを振り分けようかなあと楽しく悩む。だいたいひとりにつき3~4くらいまで都市テキストを絞り込んで、その中からさらに二つに絞り込んで話を作った。
たとえばアブトゥだとこんな感じ。
アブトゥ ◎世界の真実についての論争が/流行している街。 チムマニア (伝説や迷信)
アブトゥ 〇いつも霧がたちこめている/不思議な雰囲気のする街。 ポートノクニ (自然環境)
アブトゥ 〇新しいものを嫌い/古いものを愛する人々が生活している。 ブルーマウイ (住民気質)
アブトゥ 〇精霊の存在を信じる人々が多い街。 クスコパロア (信仰や倫理)
↑このうちの、上から2つを元に話を組み立てた。
結局二つの都市テキストを選ぶことになったのは、各提督ひとりに対し対応して街のテキストをひとつだけだとあまり話を膨らませられなかったため。それと、どっちもいいなあ、みたいな感じで絞りきれなかった。
・書いた順番は、はっきり覚えてなくて間違っているかもしれないが、多分以下のような順番で取り組み始めたんだと思う。書き始めたけど詰まって他のに取り組んだり、ほぼ同時並行で書いてたりもするので、書き上がりはまた少し順序がズレる。最後に書き上がったのはソリスの話だったはず。
「霧(アブトゥ)」→「猛獣(ゴメス)」→「冬越し(ソリス)」→「酔いどれの夢(ロハス)」→「ロマンチスト(バルディ)」→「勝手の神さま(バルボサ)」→「未知(ペレス)」→「合戦(マリア)」
・枠物語として作る前提のときに、一人の提督の話のネタがそこはかとなく次の提督の話につながる、みたいなのもちょっとやってみたいなと考えはしたけど、実現できなかった。都市解説テキストをネタ元使ってそれなりにいろいろ書けたことに味を占めていて、次は産物か発見物の解説テキストでオムニバス短編集やってみようかなあと考えているので、次こそは枠物語やりたいなあ。
お知らせにも載せたけど、「らくがき」のページに最近のらくがきを追加したよ。
それと「小説」のページに、個人誌「四方の風」の短編8話と、3月頃に書いたドチャ甘浮かれペレスの短編「鳥が歌うときには」も載せた。
雑記に「四方の風」の8編書いたときのあれこれとか、「鳥が歌うときには」に関するメモとか、ちょっと書いておきたかったんだけど、思ったよりページ整備で時間を食ってしまった。
今日はもう無理。
明日、元気があったら書く……。
作業に時間がかかったのは、「四方の風」短編の終わりに付属させてた都市説明テキストを、サイトではどう載せるかってところで試行錯誤していたせい。
結局、手早い手段として、本の時に使った図版をPNG画像に吐き出して貼りつけておいたんだけど、解像度低くて見た目がいまいちなので、ほんとはテキストにしてCSSで見映えを整えるやり方でなんとかやっつけたいなあ。
それと「小説」のページに、個人誌「四方の風」の短編8話と、3月頃に書いたドチャ甘浮かれペレスの短編「鳥が歌うときには」も載せた。
雑記に「四方の風」の8編書いたときのあれこれとか、「鳥が歌うときには」に関するメモとか、ちょっと書いておきたかったんだけど、思ったよりページ整備で時間を食ってしまった。
今日はもう無理。
明日、元気があったら書く……。
作業に時間がかかったのは、「四方の風」短編の終わりに付属させてた都市説明テキストを、サイトではどう載せるかってところで試行錯誤していたせい。
結局、手早い手段として、本の時に使った図版をPNG画像に吐き出して貼りつけておいたんだけど、解像度低くて見た目がいまいちなので、ほんとはテキストにしてCSSで見映えを整えるやり方でなんとかやっつけたいなあ。
Googleのバナーがいつもと変わってんな、なんかの記念日かなと思ったらオリンピックだった。今この時間、わりとついさっきまで開会式やってたぽい?
Googleバナーで競技やってるちっこい鳥キャラが、ポケモンかアングリーバードに出てきそうでかわいい。
パリ五輪のマスコットキャラかと思って検索してみたら全然違った。
パリ五輪のマスコットキャラは、フリジア帽をデザインしたというキャラで、フリジア帽型の、真っ赤なふかふかに足が生えたというようなデザインをしていた。
親しみやかわいさがないわけではないのだが、ヨーロッパにありがちな、目のデフォルメがリアル眼球寄せなために白目部分が目立ち、ぎょろ目に見えるので、日本人の私がマスコットキャラといわれて思い描くタイプの人畜無害なかわいさ感はやや薄い。これはこれで味があると思っているので特段、文句もないけども。
開会式は見ていないが、ツイッターのROM垢TLで得た限りの情報では、フランチメタルの音楽を背景に、血まみれ首チョンパのマリー・アントワネットが登場し、彼女が幽閉されていたコンシェルジュリーの建物は煙幕花火で赤く染まる、と言うだいぶパンクな演出があったようだ。暴力による革命、血で贖った自由、平等、友愛。さすが、ラ・マルセイエーズを国歌とする国は違うぜ。
それにしてもオリンピックといえば、前回、2021年東京五輪のときも個人的には強い関心はなかったのだが、たまたまその年5月にネオアトラス1469沼に落ち、一気に上がったボルテージでのぐちさんに声をかけ、合同誌を作ろうと原稿に勤しんでいたな、ということを思い出す。
合同誌のあとがきで、記念と記録として世間のことも書き込んどこ、と思ってコロナと五輪に言及していたのでなんとか覚えていた。そういうことをしないと、すーぐ、いつのことだか忘れる。やっといてよかった。
あれが2021年で今年は2024年か。
3年も前か。マジか。
なんと今年も合同誌を作っている。というか、一緒に作らせていただいている。毎回そうだったように今回も迷惑かけまくっている。
そんなこんなだが、なんともう4冊目だ。
ありがてえ話だ、マジで。
Googleバナーで競技やってるちっこい鳥キャラが、ポケモンかアングリーバードに出てきそうでかわいい。
パリ五輪のマスコットキャラかと思って検索してみたら全然違った。
パリ五輪のマスコットキャラは、フリジア帽をデザインしたというキャラで、フリジア帽型の、真っ赤なふかふかに足が生えたというようなデザインをしていた。
親しみやかわいさがないわけではないのだが、ヨーロッパにありがちな、目のデフォルメがリアル眼球寄せなために白目部分が目立ち、ぎょろ目に見えるので、日本人の私がマスコットキャラといわれて思い描くタイプの人畜無害なかわいさ感はやや薄い。これはこれで味があると思っているので特段、文句もないけども。
開会式は見ていないが、ツイッターのROM垢TLで得た限りの情報では、フランチメタルの音楽を背景に、血まみれ首チョンパのマリー・アントワネットが登場し、彼女が幽閉されていたコンシェルジュリーの建物は煙幕花火で赤く染まる、と言うだいぶパンクな演出があったようだ。暴力による革命、血で贖った自由、平等、友愛。さすが、ラ・マルセイエーズを国歌とする国は違うぜ。
それにしてもオリンピックといえば、前回、2021年東京五輪のときも個人的には強い関心はなかったのだが、たまたまその年5月にネオアトラス1469沼に落ち、一気に上がったボルテージでのぐちさんに声をかけ、合同誌を作ろうと原稿に勤しんでいたな、ということを思い出す。
合同誌のあとがきで、記念と記録として世間のことも書き込んどこ、と思ってコロナと五輪に言及していたのでなんとか覚えていた。そういうことをしないと、すーぐ、いつのことだか忘れる。やっといてよかった。
あれが2021年で今年は2024年か。
3年も前か。マジか。
なんと今年も合同誌を作っている。というか、一緒に作らせていただいている。毎回そうだったように今回も迷惑かけまくっている。
そんなこんなだが、なんともう4冊目だ。
ありがてえ話だ、マジで。
朝、古楽の楽しみの後でラジオをそのまま聴いてたら、ニュースのあとのクラシック番組のラインナップ一曲目がモーツァルトのアイネクライネナハトムジークだった。
タイトルは小さな夜の曲という意味だ、と解説でも言っていたが、個人的には、めっちゃ朝!って感じの曲だなーといつも思う。
なんていうか、出だしから終始、景気と機嫌が良い。
wikipediaで概要見てる限りだと、モーツァルトがお父ん亡くならさってそれほど日の経たん時期の作曲だというから、ご機嫌ハイテンションのウッキウキで作ったわけじゃない(むしろめちゃくちゃ逆の心境だったのではと思われる)だろうが、曲だけ聞いてるかぎりは、バァン!朝だよー!今日も一日!ホイサ!みたいなド陽性ド元気を浴びる気持ちにしかならない。音楽は不思議だ。
タイトルは小さな夜の曲という意味だ、と解説でも言っていたが、個人的には、めっちゃ朝!って感じの曲だなーといつも思う。
なんていうか、出だしから終始、景気と機嫌が良い。
wikipediaで概要見てる限りだと、モーツァルトがお父ん亡くならさってそれほど日の経たん時期の作曲だというから、ご機嫌ハイテンションのウッキウキで作ったわけじゃない(むしろめちゃくちゃ逆の心境だったのではと思われる)だろうが、曲だけ聞いてるかぎりは、バァン!朝だよー!今日も一日!ホイサ!みたいなド陽性ド元気を浴びる気持ちにしかならない。音楽は不思議だ。
新しいディスプレイglancyだが、スリープ機能がなくて自動で電源が落ちる欠点周りから派生する面倒がいろいろある中でも、マルチディスプレイ使いでめちゃくちゃ面倒な動作になることが発覚。
glancyが電源落ちするとき、開いてるウインドウの位置がグリップされない。というか「なんかモニタ1(glancy)が行方不明になっちゃった! 開いてたウインドウはモニタ2に送っといたげるね!」が発生してしまう。
つまり、glancyをモニタ1、液タブをモニタ2としてマルチディスプレイ状態で接続してて、glancyの電源落ちが発生すると、自動的に液タブにウインドウが引っ越してしまう。
液タブを開いているときならいいのだが、液タブの電源入れてなくてマルチ設定だけしてあっても液タブの画面領域にウインドウがすっ飛んでいってしまう。そうすると消してある液タブをいちいちオンにして、さっきまでやってた作業のウインドウを回収するというアホ作業が発生する。
で、これが面倒くさいので、普段はマルチディスプレイを設定しないことにして、液タブを使うときに毎度、マルチディスプレイに設定するようにした。もちろん手間だが、うっかり電源落ちさせたときにウインドウ探しに液タブの電源までえっこら入れなきゃいけないストレスよりはマシ。
あと、解像度高すぎなせいで、イラレやフォトショのメニューのテキストがめっちゃ小さすぎになっちゃうことも地味に困った。
テキストやアイコンはwindowsの機能で任意サイズに拡大できるので、150%くらいにして文字小さすぎ問題を回避してるのだが、イラレやフォトショのメニューバーやヒントテキストはそのwindows設定が効かない。フォントサイズ固定である。なお、なぜかindesignはwindows設定に準拠してくれていた(助かった)
フォトショはともかく、イラレで幅とか高さとか%といった数値が、見かけフォントサイズ4ptくらいかな?みたいな極小感だと、もうたいへん使いづらいし目に悪い。
私が使ってるのがまたCS6なのでこれを解消する手段が本当にない。CCからは環境設定で少しフォント大きくしたりできるようになってるらしいんだけど。
以前から、メニューとかヒントテキスト小っちゃすぎるぞどうにかならんのか視力悪い民にはしんどいぞい……と思ってたが、もう絶望的にしんどいことになってしまった。
解決としては、ディスプレイの解像度設定をWQHD程度に落とせば(WQHD「程度」に「落とす」という概念!)いいのだが、そうすると画質がだいぶ落ちる。解像度だけの話じゃなくて、フォントのスムーズさとかも落ちるので、ちょっとやりづらい。
とはいえ、特にイラレだと作業のスムーズさ手早さが大事だし、私の作図のやり方だとややCADっぽい使い方をするため作業中にかなりオブジェクトのあれこれを数値入力で操作することが多い。だから、入力するときに見えている文字の大きさがある程度ないとやっぱり作業速度が極端に落ちて困る。
というわけで、多分イラレの作業をするときだけ、ディスプレイの解像度をいちいち落として作業することになりそう。解像度高いおかげで作業領域がめちゃくちゃ広々使えるというメリットを殺すことにはなるが、まあしょうがない。まあ、落とすとしてもWQHDサイズなので、今まで使ってたディスプレイ(1920px幅)よりは広い。その分は、前よりちょっと作業しやすさがある。
あと、基本的に色設定がギラギラなので、動画見るとき以外はそもそもsRGB設定に切り替えたりとか、ちょこまか細かく気をつけないといけないことはある。他の環境でもある程度再現できる色味で作業しとかないと、かなりトンチキな色塗りしちゃう可能性……(これは他のモニタ使ってても発生することだけど)
というわけで、glancyは、とくにお絵描きやデザイン作業にはぜんぜん向かないディスプレイであると断言できる。
お絵描きする人は気をつけて欲しい。
私の固有の作業環境とのマッチがとにかく悪くて、正直、うわあ使いづらい!って感想はあるんだけど、この尖りきったディスプレイをわかってて選んだのは自分なので、諸々の面倒くささもなにもかも自業自得だと重々自覚している。
しかし後悔はしてない。
おそらく同じくらいの金を出すなら、GigaCrystaの27インチWQHD幅とかのほうが自分のPC作業にはマッチしてたんだけど、有機ELの4Kディスプレイへの憧れ、どうしても満たしたかったんだよね……。
glancyで見ると、とにかく黒が、黒がとっぷり深い。陰翳の深みが好きな私には非常に嬉しいことなのだ。
そういうのに毎日じんわり感動してる。めちゃくちゃクセあって使いづらいことへのストレスはなくもないけど、画面きれいだなあ嬉しい!がどうしても先に立つ。ので多分このglancyを(壊れない限りは)末長く愛好していくだろう。
とはいえこれはあくまで私個人の欲求の方向性による感想なので、他人にお勧めするなら、価格帯5万円ならギガクリスタの27インチWQHDあたりオススメだよ!とか言っちゃうなあ。どっちにしろ、今回のセール在庫はもうなくなって完売しているらしいし、全体の在庫ももうこれで全部捌けたのかなあという気がする。
glancyが電源落ちするとき、開いてるウインドウの位置がグリップされない。というか「なんかモニタ1(glancy)が行方不明になっちゃった! 開いてたウインドウはモニタ2に送っといたげるね!」が発生してしまう。
つまり、glancyをモニタ1、液タブをモニタ2としてマルチディスプレイ状態で接続してて、glancyの電源落ちが発生すると、自動的に液タブにウインドウが引っ越してしまう。
液タブを開いているときならいいのだが、液タブの電源入れてなくてマルチ設定だけしてあっても液タブの画面領域にウインドウがすっ飛んでいってしまう。そうすると消してある液タブをいちいちオンにして、さっきまでやってた作業のウインドウを回収するというアホ作業が発生する。
で、これが面倒くさいので、普段はマルチディスプレイを設定しないことにして、液タブを使うときに毎度、マルチディスプレイに設定するようにした。もちろん手間だが、うっかり電源落ちさせたときにウインドウ探しに液タブの電源までえっこら入れなきゃいけないストレスよりはマシ。
あと、解像度高すぎなせいで、イラレやフォトショのメニューのテキストがめっちゃ小さすぎになっちゃうことも地味に困った。
テキストやアイコンはwindowsの機能で任意サイズに拡大できるので、150%くらいにして文字小さすぎ問題を回避してるのだが、イラレやフォトショのメニューバーやヒントテキストはそのwindows設定が効かない。フォントサイズ固定である。なお、なぜかindesignはwindows設定に準拠してくれていた(助かった)
フォトショはともかく、イラレで幅とか高さとか%といった数値が、見かけフォントサイズ4ptくらいかな?みたいな極小感だと、もうたいへん使いづらいし目に悪い。
私が使ってるのがまたCS6なのでこれを解消する手段が本当にない。CCからは環境設定で少しフォント大きくしたりできるようになってるらしいんだけど。
以前から、メニューとかヒントテキスト小っちゃすぎるぞどうにかならんのか視力悪い民にはしんどいぞい……と思ってたが、もう絶望的にしんどいことになってしまった。
解決としては、ディスプレイの解像度設定をWQHD程度に落とせば(WQHD「程度」に「落とす」という概念!)いいのだが、そうすると画質がだいぶ落ちる。解像度だけの話じゃなくて、フォントのスムーズさとかも落ちるので、ちょっとやりづらい。
とはいえ、特にイラレだと作業のスムーズさ手早さが大事だし、私の作図のやり方だとややCADっぽい使い方をするため作業中にかなりオブジェクトのあれこれを数値入力で操作することが多い。だから、入力するときに見えている文字の大きさがある程度ないとやっぱり作業速度が極端に落ちて困る。
というわけで、多分イラレの作業をするときだけ、ディスプレイの解像度をいちいち落として作業することになりそう。解像度高いおかげで作業領域がめちゃくちゃ広々使えるというメリットを殺すことにはなるが、まあしょうがない。まあ、落とすとしてもWQHDサイズなので、今まで使ってたディスプレイ(1920px幅)よりは広い。その分は、前よりちょっと作業しやすさがある。
あと、基本的に色設定がギラギラなので、動画見るとき以外はそもそもsRGB設定に切り替えたりとか、ちょこまか細かく気をつけないといけないことはある。他の環境でもある程度再現できる色味で作業しとかないと、かなりトンチキな色塗りしちゃう可能性……(これは他のモニタ使ってても発生することだけど)
というわけで、glancyは、とくにお絵描きやデザイン作業にはぜんぜん向かないディスプレイであると断言できる。
お絵描きする人は気をつけて欲しい。
私の固有の作業環境とのマッチがとにかく悪くて、正直、うわあ使いづらい!って感想はあるんだけど、この尖りきったディスプレイをわかってて選んだのは自分なので、諸々の面倒くささもなにもかも自業自得だと重々自覚している。
しかし後悔はしてない。
おそらく同じくらいの金を出すなら、GigaCrystaの27インチWQHD幅とかのほうが自分のPC作業にはマッチしてたんだけど、有機ELの4Kディスプレイへの憧れ、どうしても満たしたかったんだよね……。
glancyで見ると、とにかく黒が、黒がとっぷり深い。陰翳の深みが好きな私には非常に嬉しいことなのだ。
そういうのに毎日じんわり感動してる。めちゃくちゃクセあって使いづらいことへのストレスはなくもないけど、画面きれいだなあ嬉しい!がどうしても先に立つ。ので多分このglancyを(壊れない限りは)末長く愛好していくだろう。
とはいえこれはあくまで私個人の欲求の方向性による感想なので、他人にお勧めするなら、価格帯5万円ならギガクリスタの27インチWQHDあたりオススメだよ!とか言っちゃうなあ。どっちにしろ、今回のセール在庫はもうなくなって完売しているらしいし、全体の在庫ももうこれで全部捌けたのかなあという気がする。
新しいディスプレイ届いた!
発送側希望で陸送(つまり船便)に切り替えされてた、とのこと。
配達の人もそう教えてくれた。
それっぽい気がするなあ、とは思っていたし腹は立たない(沖縄という立地上しょうがない)けど、航空便かと思って構えてたら数日待ったり、その逆で船便と思ってたら航空便で思ってたより早く配達来てしまったり、どうも荷物を受け取り損ねて再配達てなことがちょいちょいある。面倒ではある。
今後、追跡のステータスに陸送か航空便かを表示してくれる欄ができてくれると助かるなあ。これは郵便だけじゃなくて、他の宅配会社でもそうしてもらえるとありがたいやつ。
しかし、本州と陸路繋ってない土地住みなんてマイノリティ向けに親切仕様にする効果あんまりないだろうなあ。今までそういう仕様にされてないところを見ると、そんな細かいとこまでステータス反映させるてのはメリットと引き合いにならないレベルで面倒かコストのかかることなのかもしれない。
なお私、船便のことを「ふなびん」と読んでいたのだが、配達の人は「せんびん」と発音していた。なんか業界ぽくてカッコイナㇲ……!とか思ったけど、単に私が読みを間違えて覚えてただけかもしれない。
とりあえず新しいディスプレイは無事に届き、ちゃんとセッティングできて、無事に動作も確認できた。
有機ELで4Kなので、とにかくめちゃくちゃ画面きれい。美しい自然や生き物をただひたすら映しているような4K動画を延々流していたい感じ。
そもそも今回買ったディスプレイ、本来的にはそういう動画展示用のもの、文字通りディスプレイ用途のものなのだ。
今まで使ってたディスプレイも不具合はなく、画面の見栄えもわりと良くて気に入ってたんだけど、やっぱ新しいディスプレイはアガる。
今までのディスプレイはなにせ十年選手なのでHDMIとアナログのポートしかついてなくて、DP入力ポートがない(私が今使ってるPCはDP出力がメイン)という点で、ちょっとPC周りの機器接続でめんどくさい配線はしていた。
あともうひとつ、職場で使ってるモニタがたまたまWQHDで解像度2560x1440というピクセル数だったのだが、これがデータ入力のときに非常に快適で、いつか横にピクセル数のあるモニタ使いたいなとずっと思ってはいたのだ。
この二点を満たすなら、同じ価格帯にそれなりのモニタがあるにはあったんだけど、有機ELは登場当初からずっと憧れがあって、それが破格の値段で手に入るというなら試してみたくなったのだ。
しかし、本来はPC接続用に作られたディスプレイではないので、クセはいろいろある。
まず、壁掛けが想定仕様なので、壁掛けアタッチメントは付属してるが、スタンドは付属してない。自前で用意する必要がある。
他、PCと繋ぐ用途がとにかく副次的であるらしく、DPやHDMIポートはあれどもケーブルは付属してないため、このへんも自前で準備する必要がある。
そういえば、スピーカーも内蔵されてない。スピーカーも自前で準備要る。
そしてなんといっても、すでにメーカーが倒産してるので、修理とかの補償や対応はない。
他にも、実際使ってみて、上記の点以外でもPCモニタとしてはちょっと使い勝手の悪いところがちょこちょこあるなとは感じた。
グレアパネルで発色すさまじく美しいんだけど、外光反射がえげつない。
データ入力とかで長時間、画面を見つめるような作業だと反射が目に優しくなさそう。反射抑えるシート貼ったらいくらかマシになるかもだけど、それやると画面の美しさは犠牲になる可能性高いので迷いどころ。
あと、スリープ機能がなく、一定時間画像入力が動かないと電源が切れる造りになっている。電源つけなおせばいいんだけど、立ち上がるのに数秒かかるので地味にめんどくさい。これについては省電を犠牲にして、短い時間で黒色のスクリーンセーバーを流す設定にして回避することにした。画面の焼き付き防止も兼ねている。
それから、なんかオシャレ感のあるアクリルパネルが表面についてて、その縁が2センチくらい画面本体をオーバーして外に出ている。おしゃれだけど、その幅の分、無駄なスペースを取ってはいる。自分とこの設置状況だと邪魔になるほどではなく収まったので気にならないけど、検索してるとアクリルカッターで切り落とし&ヤスリがけとかして手作業で使い勝手よくしてる人もいた。わからんでもない。自分の作業や趣味の道具として使いたいのであって、オシャレ余白は不要と言えばまったくそう。私自身は、まああってもいいか、て感じなので、アクリル切り落とすまではしないでいいや、だけど。
なんかこう、だいぶクセ強いやつ買っちゃったな、わかっててやったとはいえ……という気持ちにはなった。
でも、画面すこぶる綺麗だし、とにかくデカいしパソコン作業時視界がバツグンに広くなったし、これが5まんえんそこそこで手に入っちゃったの、だいぶ満足だよ!
あ、あと、なにせ壁掛け想定のディスプレイなので本体重量が軽くて、ちょっと動かすとかでもあまり億劫にならないのはありがたかった(セッティングしてるときはよく動かすからね)
以前使ってたモニタだが、デュアルにするには私の家のスペースが足りないしあまりデュアルモニタ使いたいわけでもないので、職場に持っていくことにした。
ノートPCで作図作業してる同僚がいるので、サブモニタとして使ってもらおうと思う。
発送側希望で陸送(つまり船便)に切り替えされてた、とのこと。
配達の人もそう教えてくれた。
それっぽい気がするなあ、とは思っていたし腹は立たない(沖縄という立地上しょうがない)けど、航空便かと思って構えてたら数日待ったり、その逆で船便と思ってたら航空便で思ってたより早く配達来てしまったり、どうも荷物を受け取り損ねて再配達てなことがちょいちょいある。面倒ではある。
今後、追跡のステータスに陸送か航空便かを表示してくれる欄ができてくれると助かるなあ。これは郵便だけじゃなくて、他の宅配会社でもそうしてもらえるとありがたいやつ。
しかし、本州と陸路繋ってない土地住みなんてマイノリティ向けに親切仕様にする効果あんまりないだろうなあ。今までそういう仕様にされてないところを見ると、そんな細かいとこまでステータス反映させるてのはメリットと引き合いにならないレベルで面倒かコストのかかることなのかもしれない。
なお私、船便のことを「ふなびん」と読んでいたのだが、配達の人は「せんびん」と発音していた。なんか業界ぽくてカッコイナㇲ……!とか思ったけど、単に私が読みを間違えて覚えてただけかもしれない。
とりあえず新しいディスプレイは無事に届き、ちゃんとセッティングできて、無事に動作も確認できた。
有機ELで4Kなので、とにかくめちゃくちゃ画面きれい。美しい自然や生き物をただひたすら映しているような4K動画を延々流していたい感じ。
そもそも今回買ったディスプレイ、本来的にはそういう動画展示用のもの、文字通りディスプレイ用途のものなのだ。
今まで使ってたディスプレイも不具合はなく、画面の見栄えもわりと良くて気に入ってたんだけど、やっぱ新しいディスプレイはアガる。
今までのディスプレイはなにせ十年選手なのでHDMIとアナログのポートしかついてなくて、DP入力ポートがない(私が今使ってるPCはDP出力がメイン)という点で、ちょっとPC周りの機器接続でめんどくさい配線はしていた。
あともうひとつ、職場で使ってるモニタがたまたまWQHDで解像度2560x1440というピクセル数だったのだが、これがデータ入力のときに非常に快適で、いつか横にピクセル数のあるモニタ使いたいなとずっと思ってはいたのだ。
この二点を満たすなら、同じ価格帯にそれなりのモニタがあるにはあったんだけど、有機ELは登場当初からずっと憧れがあって、それが破格の値段で手に入るというなら試してみたくなったのだ。
しかし、本来はPC接続用に作られたディスプレイではないので、クセはいろいろある。
まず、壁掛けが想定仕様なので、壁掛けアタッチメントは付属してるが、スタンドは付属してない。自前で用意する必要がある。
他、PCと繋ぐ用途がとにかく副次的であるらしく、DPやHDMIポートはあれどもケーブルは付属してないため、このへんも自前で準備する必要がある。
そういえば、スピーカーも内蔵されてない。スピーカーも自前で準備要る。
そしてなんといっても、すでにメーカーが倒産してるので、修理とかの補償や対応はない。
他にも、実際使ってみて、上記の点以外でもPCモニタとしてはちょっと使い勝手の悪いところがちょこちょこあるなとは感じた。
グレアパネルで発色すさまじく美しいんだけど、外光反射がえげつない。
データ入力とかで長時間、画面を見つめるような作業だと反射が目に優しくなさそう。反射抑えるシート貼ったらいくらかマシになるかもだけど、それやると画面の美しさは犠牲になる可能性高いので迷いどころ。
あと、スリープ機能がなく、一定時間画像入力が動かないと電源が切れる造りになっている。電源つけなおせばいいんだけど、立ち上がるのに数秒かかるので地味にめんどくさい。これについては省電を犠牲にして、短い時間で黒色のスクリーンセーバーを流す設定にして回避することにした。画面の焼き付き防止も兼ねている。
それから、なんかオシャレ感のあるアクリルパネルが表面についてて、その縁が2センチくらい画面本体をオーバーして外に出ている。おしゃれだけど、その幅の分、無駄なスペースを取ってはいる。自分とこの設置状況だと邪魔になるほどではなく収まったので気にならないけど、検索してるとアクリルカッターで切り落とし&ヤスリがけとかして手作業で使い勝手よくしてる人もいた。わからんでもない。自分の作業や趣味の道具として使いたいのであって、オシャレ余白は不要と言えばまったくそう。私自身は、まああってもいいか、て感じなので、アクリル切り落とすまではしないでいいや、だけど。
なんかこう、だいぶクセ強いやつ買っちゃったな、わかっててやったとはいえ……という気持ちにはなった。
でも、画面すこぶる綺麗だし、とにかくデカいしパソコン作業時視界がバツグンに広くなったし、これが5まんえんそこそこで手に入っちゃったの、だいぶ満足だよ!
あ、あと、なにせ壁掛け想定のディスプレイなので本体重量が軽くて、ちょっと動かすとかでもあまり億劫にならないのはありがたかった(セッティングしてるときはよく動かすからね)
以前使ってたモニタだが、デュアルにするには私の家のスペースが足りないしあまりデュアルモニタ使いたいわけでもないので、職場に持っていくことにした。
ノートPCで作図作業してる同僚がいるので、サブモニタとして使ってもらおうと思う。
ゾンアマ様で買ったディスプレイ、業者からゆうパックで発送されてるんだけど、14日着とお知らせ来てたのに今日に至ってもステータスが引受局から動いてない。しょんぼりだよ。
いくら沖縄宛とはいえ、これは普段のゆうパックの配達と比べて明らかに遅い。発送元業者になんらか責任ある不具合の可能性もなくはないけど、郵便局で引受はされてる以上、今は輸送の段階にあると思われ、つまり今の段階では日本郵便が状況をハンドルしてるはず、だ。
とにかく輸送上になんかの不具合か変更が発生してるなら教えてほしいんだよね。船便に切り替わっちゃったとか、仕分けとかで手間取ってるとか、そんな理由でちょっと遅れてるだけだったらいいんだけど。それなら大人しく待つからさ。
ただ、なんも言わんとあまり呑気に遅延状況をおとなしく辛抱してたら、いつのまにか思ってもない結果になってたとかはイヤだからな。手違いあってて誤配とか返送とかあるとも限らんし、最悪、紛失や盗難も想定はしとかなあと……(うちの配達局は対応良くてそんなひどい目にあったこともないけど、隣町には配達物無断廃棄とかで新聞沙汰になったりもしてる評判の悪い郵便局もあるので)
あと、無事に輸送中だというならじっと到着待つつもりはあるけど、変更後の配達予定はいつ頃になりそうかは知りたいんだよね。なにせ大きめで重めかつ精密機器だなら、再配達しないで済むように私が自宅待機できる日に配達日を調整したい。
というわけで、とりま、日本郵便へはお問い合わせをメールで送っておいた。しかしメールは返事が五日以内とかだそうで、すぐ返事もらえん気配だ。もし明日も同じステータスのままだったら取り急ぎ電話でもお問い合わせしないとかも、面倒だなあ。
それにしても電話の場合、引受局とお問い合わせフリーダイヤルと配達局、どこに聞くんが一番状況把握しやすいのだろう、わからんなあ。
いくら沖縄宛とはいえ、これは普段のゆうパックの配達と比べて明らかに遅い。発送元業者になんらか責任ある不具合の可能性もなくはないけど、郵便局で引受はされてる以上、今は輸送の段階にあると思われ、つまり今の段階では日本郵便が状況をハンドルしてるはず、だ。
とにかく輸送上になんかの不具合か変更が発生してるなら教えてほしいんだよね。船便に切り替わっちゃったとか、仕分けとかで手間取ってるとか、そんな理由でちょっと遅れてるだけだったらいいんだけど。それなら大人しく待つからさ。
ただ、なんも言わんとあまり呑気に遅延状況をおとなしく辛抱してたら、いつのまにか思ってもない結果になってたとかはイヤだからな。手違いあってて誤配とか返送とかあるとも限らんし、最悪、紛失や盗難も想定はしとかなあと……(うちの配達局は対応良くてそんなひどい目にあったこともないけど、隣町には配達物無断廃棄とかで新聞沙汰になったりもしてる評判の悪い郵便局もあるので)
あと、無事に輸送中だというならじっと到着待つつもりはあるけど、変更後の配達予定はいつ頃になりそうかは知りたいんだよね。なにせ大きめで重めかつ精密機器だなら、再配達しないで済むように私が自宅待機できる日に配達日を調整したい。
というわけで、とりま、日本郵便へはお問い合わせをメールで送っておいた。しかしメールは返事が五日以内とかだそうで、すぐ返事もらえん気配だ。もし明日も同じステータスのままだったら取り急ぎ電話でもお問い合わせしないとかも、面倒だなあ。
それにしても電話の場合、引受局とお問い合わせフリーダイヤルと配達局、どこに聞くんが一番状況把握しやすいのだろう、わからんなあ。
ポケモンSVの曲はたいへんいいなあ、作業用に聞きまくりたい、と前から思っていた。だが、気に入った曲だけ手軽に買おかなと思ってダウンロード配信探したけどない、まったくどこにもない。全然知らなかったけど、ポケモン本シリーズのサントラってだいぶ前からiTunesのストアでの配信撤退してたのね。そして、公式で昔のシリーズのBGMをダウンロードできるサイトはあるが、最近の作品のBGMをダウンロードできるところはない。
どうやらCDを買わないといけないらしい。まあいい曲いっぱいあったしアルバムまるごと買っちゃってもいいなあと思っていたので、DLCの曲も含めてなんと6枚組にもなるサントラを思い切りよく買ってしまった。
私は普段はituneで曲を聴いている。ので、CDが手元に届いたときにはホクホクしながら、よしよしiTunesで取り込んでアルバム通しでわーっと聞いてみよ、とガンガン取り込ませた。
全6枚を取り込みおわったなと思ってDisc1からとりあえず順番に聞いてみるかと再生したら、なんかおかしい。よく見たら、曲が、ひとつ30秒くらいしかない。そして思いっきり曲の途中でぷんと切れてしまう。
はあん? どういう罠か。
なんらかのコピーガードがあるのか?
だけど今どき、そんなことあるか?
ハテナをいっぱい浮かべながらちょっと検索してみて、とりあえずiTunesでの取り込みをやめてWindows標準装備のメディアプレーヤーでも取り込んでみようとする。
ところが、こっちは曲の読み込みかけたら片っ端からエラーを吐く。だけどなぜか、曲が10秒に満たない短い曲(ジングルとか)だけは取り込む。他のリッピングできるフリーソフトをいくつか試すがそれも全部ダメ。やはり曲の一部だけを取り込むか、エラーでまったく取り込まないかのどっちか。
CDを普通に再生するのはできる。なので、聞くには聞ける。だけど、なんせCD6枚もあるので、聴きたい曲を聴こうと思ったときにはいちいちCD入れ替えしないといけないし、お気に入りの曲にファボを着けておくこともできない。
MP3エンコードが邪魔をしているのかと、形式を変えたりしてみるがダメ。
もう完全に涙目。せっかく買ったのに、好きな曲だけピックアップして聞くとかできないなんて面倒くさすぎる!
ひょっとして光学ドライブのほうの不具合もあるか?と思い、ファームウェアがないかを探したり、なんかそれっぽいのをインストールしてみたり。でもやっぱりダメ。
なにをやってもダメ。
ちょっと心折れて、とりあえずDisc1をじっくり聞いた。
沁みる。パルデアの光と風を感じる。ほんといい曲ばっかりだよ。
なにかしながら、シャッフルでかけまくりたい曲がいっぱいあるな。
これは絶対にPCに音源取り込みてえ。気分に合わせて、好きな曲をぱっと出したり、お気に入りの評価で選別したりとかしたい……したいんだよ……
なのに取り込めない。絶妙にちょっとだけ音源化はするのに、完全には取り込めない。
お前になど十分に聞かせてやらんと言われているような気がする。
地獄にはこういう責め苦があるかもしれない。なんだろう、違法コピーとか著作権違反とかを犯した件数×百年分とかで、めちゃくちゃ好きな曲をサビ直前で止められ続けるとか、そういう。
(お前は好きなときに好きなSV曲を聴くことは出来ない。CDをセッティングして光学メディアぶんぶん言わせながら聞くんだな。さもなきゃ新しい光学メディアを買って逐一試してみるんだな)
あまりの徒労感に、閻魔様なのかGAMEFREAKになのか、冷たーくそんな宣言をされた気分になって、マジ泣きしそうになった。
そんな、そんな……
こうなったら、CDで曲を再生してWave形式で録音して、そっからMP3化するしかないじゃないか……
アナログすぎる。テープのダビングじゃねえんだぞ。もう二十一世紀も四分の一近く進んでるこのご時世に、そんなアホな手間かけるなんてあるか。
悄然としながら、とりあえず朝だか昼だかわからない飯を食べた。
CD取り込めない問題に拘い続けるわけにもいかない。
実はサントラを買うのと近いタイミングで、ディスプレイも買ってしまっていた。今日か明日には届く予定なので、ちょっとPC回りを整理して掃除もしとくかと、ケーブルなどを抜き差しする。
そこで気付いたのが、外付けの光学メディアをUSBハブというか、増設ポートを介してつないでいたことだった。
掃除を終わったあと、もしかしてこれが……と思い、光学メディアをPCのUSBポートに直接指して試してみた。
あっさり。あっさり、取り込みが成功した。
あああああああ、こんなことおお??!!
だけど、やる、やるよね、やるわあ!
こういうミス、あたい、よくやるんだよねえええ!!
私がポンコツなのが悪いのだが、なんだろ、思ってる原因じゃないちょっとしたことが足枷になってるの、気付くとびっくりするよね。こんなとこで躓いてたのか。
とりあえず、曲を全曲ちゃんと取り込めたので、ほっとしたし、嬉しい。
しばらく作業BGMはポケモンSVまみれになると思う。
どうやらCDを買わないといけないらしい。まあいい曲いっぱいあったしアルバムまるごと買っちゃってもいいなあと思っていたので、DLCの曲も含めてなんと6枚組にもなるサントラを思い切りよく買ってしまった。
私は普段はituneで曲を聴いている。ので、CDが手元に届いたときにはホクホクしながら、よしよしiTunesで取り込んでアルバム通しでわーっと聞いてみよ、とガンガン取り込ませた。
全6枚を取り込みおわったなと思ってDisc1からとりあえず順番に聞いてみるかと再生したら、なんかおかしい。よく見たら、曲が、ひとつ30秒くらいしかない。そして思いっきり曲の途中でぷんと切れてしまう。
はあん? どういう罠か。
なんらかのコピーガードがあるのか?
だけど今どき、そんなことあるか?
ハテナをいっぱい浮かべながらちょっと検索してみて、とりあえずiTunesでの取り込みをやめてWindows標準装備のメディアプレーヤーでも取り込んでみようとする。
ところが、こっちは曲の読み込みかけたら片っ端からエラーを吐く。だけどなぜか、曲が10秒に満たない短い曲(ジングルとか)だけは取り込む。他のリッピングできるフリーソフトをいくつか試すがそれも全部ダメ。やはり曲の一部だけを取り込むか、エラーでまったく取り込まないかのどっちか。
CDを普通に再生するのはできる。なので、聞くには聞ける。だけど、なんせCD6枚もあるので、聴きたい曲を聴こうと思ったときにはいちいちCD入れ替えしないといけないし、お気に入りの曲にファボを着けておくこともできない。
MP3エンコードが邪魔をしているのかと、形式を変えたりしてみるがダメ。
もう完全に涙目。せっかく買ったのに、好きな曲だけピックアップして聞くとかできないなんて面倒くさすぎる!
ひょっとして光学ドライブのほうの不具合もあるか?と思い、ファームウェアがないかを探したり、なんかそれっぽいのをインストールしてみたり。でもやっぱりダメ。
なにをやってもダメ。
ちょっと心折れて、とりあえずDisc1をじっくり聞いた。
沁みる。パルデアの光と風を感じる。ほんといい曲ばっかりだよ。
なにかしながら、シャッフルでかけまくりたい曲がいっぱいあるな。
これは絶対にPCに音源取り込みてえ。気分に合わせて、好きな曲をぱっと出したり、お気に入りの評価で選別したりとかしたい……したいんだよ……
なのに取り込めない。絶妙にちょっとだけ音源化はするのに、完全には取り込めない。
お前になど十分に聞かせてやらんと言われているような気がする。
地獄にはこういう責め苦があるかもしれない。なんだろう、違法コピーとか著作権違反とかを犯した件数×百年分とかで、めちゃくちゃ好きな曲をサビ直前で止められ続けるとか、そういう。
(お前は好きなときに好きなSV曲を聴くことは出来ない。CDをセッティングして光学メディアぶんぶん言わせながら聞くんだな。さもなきゃ新しい光学メディアを買って逐一試してみるんだな)
あまりの徒労感に、閻魔様なのかGAMEFREAKになのか、冷たーくそんな宣言をされた気分になって、マジ泣きしそうになった。
そんな、そんな……
こうなったら、CDで曲を再生してWave形式で録音して、そっからMP3化するしかないじゃないか……
アナログすぎる。テープのダビングじゃねえんだぞ。もう二十一世紀も四分の一近く進んでるこのご時世に、そんなアホな手間かけるなんてあるか。
悄然としながら、とりあえず朝だか昼だかわからない飯を食べた。
CD取り込めない問題に拘い続けるわけにもいかない。
実はサントラを買うのと近いタイミングで、ディスプレイも買ってしまっていた。今日か明日には届く予定なので、ちょっとPC回りを整理して掃除もしとくかと、ケーブルなどを抜き差しする。
そこで気付いたのが、外付けの光学メディアをUSBハブというか、増設ポートを介してつないでいたことだった。
掃除を終わったあと、もしかしてこれが……と思い、光学メディアをPCのUSBポートに直接指して試してみた。
あっさり。あっさり、取り込みが成功した。
あああああああ、こんなことおお??!!
だけど、やる、やるよね、やるわあ!
こういうミス、あたい、よくやるんだよねえええ!!
私がポンコツなのが悪いのだが、なんだろ、思ってる原因じゃないちょっとしたことが足枷になってるの、気付くとびっくりするよね。こんなとこで躓いてたのか。
とりあえず、曲を全曲ちゃんと取り込めたので、ほっとしたし、嬉しい。
しばらく作業BGMはポケモンSVまみれになると思う。
小学生の頃だったか、フィクションで登場する「取調室のカツ丼」に憧れてた。日常でそもそもカツ丼を食べることがあまりなかったから余計に憧れたというのもあるが、とにかく食べたら号泣して全部白状したくなるようなほかほかの丼飯、なんかとんでもなく美味そうで食べてみたいじゃない。
中学生だか高校生になって、風の噂に取調室のカツ丼は奢りっぽく出してくるけど実は自腹で後から代金請求されるらしいよと聞き、現実は世知辛えなと思うと同時に、えっじゃあなんかで取調室にぶち込まれてホカホカのカツ丼を目の前に出されても躊躇なく手が出せるように、最低千円分くらいは緊急用の小銭をポケットとかに持ち歩いとかなきゃ……みたいなことをうっすら心構えた記憶がある。
中年になった今思い返してみると、なんで子供時代の自分は、人生で一回は取調室にぶち込まれてカツ丼を目の前にする想定で生きてたんだよ、とは……
中学生だか高校生になって、風の噂に取調室のカツ丼は奢りっぽく出してくるけど実は自腹で後から代金請求されるらしいよと聞き、現実は世知辛えなと思うと同時に、えっじゃあなんかで取調室にぶち込まれてホカホカのカツ丼を目の前に出されても躊躇なく手が出せるように、最低千円分くらいは緊急用の小銭をポケットとかに持ち歩いとかなきゃ……みたいなことをうっすら心構えた記憶がある。
中年になった今思い返してみると、なんで子供時代の自分は、人生で一回は取調室にぶち込まれてカツ丼を目の前にする想定で生きてたんだよ、とは……
なんか今日はだいぶ回復してきたぜえ、と思って、朝昼はまあまあ普通にごはん食べて、おっイケるイケる、だいじょぶそ!となり、晩飯はスーパーに買い物行ったついで、安売りになってたお惣菜を適当に選んでたんですけど。
なんかまた急に気持ち悪くなってき、たよ……?!
昨日はおかゆさん中心で、ほんで今日も、朝と昼は、油ものや香辛料もネギ類など刺激のありそうなのを避けた(自然にそういうのを選んでた)んだけどね。
ほんで晩飯に、スーパーのお惣菜マカロニサラダ、いけるやろと思ったんだけど、なんか、サラダに混じってたタマネギが、なんか……喉に残ってるような変な後味で……後から延々、喉元にうっすらせり上がってくる感じがする……
それともおかずに魚のフライを一個チョイスしたのが悪かったのか?
なんだろう、もしや、ネギ受け付けなくなった、のだったら。
友人に、タマネギからニラ、ニンニクまで、とにかくネギの類の野菜を食べると胃腸をやられる人がいて、もしかしたら症状が似てるかもしんない。そうだったらなかなか面倒だなあ、わりとネギに依存した食生活してきたからな。なにせネギの仲間は大概安くて旨いから、なんとなく具材にネギぶっこんで焼いたり煮たりしておけばいいや、ていう、適当な自炊をしてきた人生だった。
まあよくわかんないけど、ちょっとしばらくは食べ物に注意を払っておかざるを得ないねこれは。
なお合同誌の原稿は、昨日1本、粗々だけど書き上がりはしたので(直しはいっぱい要る)、あと1本も勢い良く書くぞ! 点火めっちゃ遅い人間だけど、いよいよ燃えてきた!! がんばるわ、がんばっぞオラ!!
なんかまた急に気持ち悪くなってき、たよ……?!
昨日はおかゆさん中心で、ほんで今日も、朝と昼は、油ものや香辛料もネギ類など刺激のありそうなのを避けた(自然にそういうのを選んでた)んだけどね。
ほんで晩飯に、スーパーのお惣菜マカロニサラダ、いけるやろと思ったんだけど、なんか、サラダに混じってたタマネギが、なんか……喉に残ってるような変な後味で……後から延々、喉元にうっすらせり上がってくる感じがする……
それともおかずに魚のフライを一個チョイスしたのが悪かったのか?
なんだろう、もしや、ネギ受け付けなくなった、のだったら。
友人に、タマネギからニラ、ニンニクまで、とにかくネギの類の野菜を食べると胃腸をやられる人がいて、もしかしたら症状が似てるかもしんない。そうだったらなかなか面倒だなあ、わりとネギに依存した食生活してきたからな。なにせネギの仲間は大概安くて旨いから、なんとなく具材にネギぶっこんで焼いたり煮たりしておけばいいや、ていう、適当な自炊をしてきた人生だった。
まあよくわかんないけど、ちょっとしばらくは食べ物に注意を払っておかざるを得ないねこれは。
なお合同誌の原稿は、昨日1本、粗々だけど書き上がりはしたので(直しはいっぱい要る)、あと1本も勢い良く書くぞ! 点火めっちゃ遅い人間だけど、いよいよ燃えてきた!! がんばるわ、がんばっぞオラ!!
合同誌の原稿が全然進まなかったのが、なんかノリがキタ!今なら一気に書けそう!降りてきた!となったのに、なぜか今週頭からいきなりめちゃくちゃ腹を壊して、月曜はなんとか出勤したけど終始吐き気が続き、昨日は一日休んでずっと横になってた。変なものを食べた記憶もないんだが、6月末の職場の飲み会でだいぶ酔っ払ったし少し腹も下したので、その影響だろうか。いやでも1週間も前の話やぞ?
なんとか今日は回復してきて吐き気はおさまったけど、下し腹がまだ少し続いていたので、今日は慎重を期しておかゆさんしか食べてないのだ、腹が空いた。明日は普通にものが食えますように。
なんとか今日は回復してきて吐き気はおさまったけど、下し腹がまだ少し続いていたので、今日は慎重を期しておかゆさんしか食べてないのだ、腹が空いた。明日は普通にものが食えますように。
舟田詠子『パンの文化史』(講談社学術文庫)という本を読んだ。
めちゃくちゃ良い本で、かつ、読んでて面白かった。
説明されるパン通史は、主にヨーロッパ地域の発酵パンが中心にはなるが、中近東、古代オリエント、インドや中国にまで及ぶ麦の粉を練って焼く食べもの、という観点で広がりは示唆していて、視界が広い。
なにより、小麦の種類と挽き方、こね方、発酵、焼き方、窯や道具、そうして出来上がるパンのさまざまな種類、保存の仕方、そのほか文化的な立ち位置まで、パンを作り食べるにまつわる様々な側面が万遍なく書かれている。
しかも、たくさんの註と参考文献と索引までばっちりィ!!
助かる〜〜! ありがて〜〜!!
あと、筆者の個性を感じる、視点の置き方や文章表現の良さもある。なんとも味わいが良い本。読んでると皮が少し硬めなパンが食べたくなる本なのだが、なんかこの本自体の読み味も、そんな風味のある味わいだった。
本の書き出しである、「はしがき」で紹介されたエピソードがすごく好き。ドイツに留学したときの筆者がホームステイした家のパンの思い出。
”そこでは日曜日ごとに夫人お手製のパンが朝の食卓を飾っていた。そのパンが、ときにはレースのフリルにうずまるように、銀のパン籠におさまっている、おシャレな日曜もあれば、使いこまれた木皿に無造作にのっている、さりげない日曜もあった。”
"ところがある日曜日に突然もっとすてきなパンが現れた。紐状の生地を六本どりにして、細長く編んだパンだ。どの角度からも三つ編みに見えるという、お下げ髪のようなパンに、私は歓声をあげた。「まあ、今日はなんの記念日!」。するとシュスター氏はこんな冗談を言った。「今日はおかあさんの"ごきげんうるわしい記念日"だ」。"
この「ごきげんうるわしい六つ編みパン」のエピソードが本の初っ端に出てきた時点で、もうすっかり、本に引き込まれたなあと思う。
後半、ヨーロッパ各地のパンづくりの具体例を取り上げた章は、綿密なフィールドワークを基にした記述で構成されていて、各地のパン作りのあらましが具体的にわかって面白かったが、その中で、オーストリアはアルプス地方の村でのパン作りでは、パン作りを担う主婦はパンの焼き方を姑から習うという点に関する論考も印象的だった。
結果で言えば、その地方では各家に作り付けのパン焼窯を使う焼き方をするが、窯はそれぞれの屋敷に合わせて作られているから、実家と嫁ぎ先では窯の造作が異なっている。パン焼窯でパンを焼くには微妙な火のコントロールが要るが、実家とは異なる窯でうまく焼き上げるには姑のパン焼きの手伝いをし、二、三年ほどかけてその家の窯での焼き方を習い覚える必要があるのだった。だから、実家の実母から焼き方を覚えることにはならない、ということだった。
ところが近代に入ると、伝統のアーチ型焼窯ではなく新しい二段式のオーブンが導入された家があったり、婿を迎えたので実母からパン焼きを習ったりとか、そんな理由で必ずしも姑からその家の焼き方を覚えないパターンも出てくる。さらに戦後には(古いタイプの窯が破損したりして使えなくなったときに修繕や新造できる人も少なくなったという理由で)電気式のオーブンに切り替わったりする。そうするともはやパンの焼き上げる火力調整の技術伝達自体が必要なくなる。そうして、パン焼きは姑から習うものではなくなる。レシピ本を見て、そこに書かれているようにタイマーをセットするのがパン焼きの作業になるのだと
時代が進んで道具が変遷するに伴って、背景にあった広い文化のかたちが変容することのディテールを、淡々と、しかし惜しむような筆で書いていく。この細やかさ、綿密さはほんとに面白かった。
姑から嫁へのパン焼き技術伝承については、もともとはそれをテーマにした筆者の調査研究報告(助成金を受けてのプロジェクトらしいので、たぶん論文にまとめてある)が下敷きにあるらしく、そりゃ内容が詳細で斬新で視点が面白いのは当然だなあとなったが、その他にもパン文化の調査で折節、筆者自身が体験したエピソードがちらっとちらっと出てくる。そのいちいちのディテールは訥々と語られて、でもなんだかはっと胸に落ちるような感じがある。それがなんとも滋味があり、また興味深い。
良い本読んだなあ。買ってよかった。これは読み返す本になるわ。
めちゃくちゃ良い本で、かつ、読んでて面白かった。
説明されるパン通史は、主にヨーロッパ地域の発酵パンが中心にはなるが、中近東、古代オリエント、インドや中国にまで及ぶ麦の粉を練って焼く食べもの、という観点で広がりは示唆していて、視界が広い。
なにより、小麦の種類と挽き方、こね方、発酵、焼き方、窯や道具、そうして出来上がるパンのさまざまな種類、保存の仕方、そのほか文化的な立ち位置まで、パンを作り食べるにまつわる様々な側面が万遍なく書かれている。
しかも、たくさんの註と参考文献と索引までばっちりィ!!
助かる〜〜! ありがて〜〜!!
あと、筆者の個性を感じる、視点の置き方や文章表現の良さもある。なんとも味わいが良い本。読んでると皮が少し硬めなパンが食べたくなる本なのだが、なんかこの本自体の読み味も、そんな風味のある味わいだった。
本の書き出しである、「はしがき」で紹介されたエピソードがすごく好き。ドイツに留学したときの筆者がホームステイした家のパンの思い出。
”そこでは日曜日ごとに夫人お手製のパンが朝の食卓を飾っていた。そのパンが、ときにはレースのフリルにうずまるように、銀のパン籠におさまっている、おシャレな日曜もあれば、使いこまれた木皿に無造作にのっている、さりげない日曜もあった。”
"ところがある日曜日に突然もっとすてきなパンが現れた。紐状の生地を六本どりにして、細長く編んだパンだ。どの角度からも三つ編みに見えるという、お下げ髪のようなパンに、私は歓声をあげた。「まあ、今日はなんの記念日!」。するとシュスター氏はこんな冗談を言った。「今日はおかあさんの"ごきげんうるわしい記念日"だ」。"
この「ごきげんうるわしい六つ編みパン」のエピソードが本の初っ端に出てきた時点で、もうすっかり、本に引き込まれたなあと思う。
後半、ヨーロッパ各地のパンづくりの具体例を取り上げた章は、綿密なフィールドワークを基にした記述で構成されていて、各地のパン作りのあらましが具体的にわかって面白かったが、その中で、オーストリアはアルプス地方の村でのパン作りでは、パン作りを担う主婦はパンの焼き方を姑から習うという点に関する論考も印象的だった。
結果で言えば、その地方では各家に作り付けのパン焼窯を使う焼き方をするが、窯はそれぞれの屋敷に合わせて作られているから、実家と嫁ぎ先では窯の造作が異なっている。パン焼窯でパンを焼くには微妙な火のコントロールが要るが、実家とは異なる窯でうまく焼き上げるには姑のパン焼きの手伝いをし、二、三年ほどかけてその家の窯での焼き方を習い覚える必要があるのだった。だから、実家の実母から焼き方を覚えることにはならない、ということだった。
ところが近代に入ると、伝統のアーチ型焼窯ではなく新しい二段式のオーブンが導入された家があったり、婿を迎えたので実母からパン焼きを習ったりとか、そんな理由で必ずしも姑からその家の焼き方を覚えないパターンも出てくる。さらに戦後には(古いタイプの窯が破損したりして使えなくなったときに修繕や新造できる人も少なくなったという理由で)電気式のオーブンに切り替わったりする。そうするともはやパンの焼き上げる火力調整の技術伝達自体が必要なくなる。そうして、パン焼きは姑から習うものではなくなる。レシピ本を見て、そこに書かれているようにタイマーをセットするのがパン焼きの作業になるのだと
時代が進んで道具が変遷するに伴って、背景にあった広い文化のかたちが変容することのディテールを、淡々と、しかし惜しむような筆で書いていく。この細やかさ、綿密さはほんとに面白かった。
姑から嫁へのパン焼き技術伝承については、もともとはそれをテーマにした筆者の調査研究報告(助成金を受けてのプロジェクトらしいので、たぶん論文にまとめてある)が下敷きにあるらしく、そりゃ内容が詳細で斬新で視点が面白いのは当然だなあとなったが、その他にもパン文化の調査で折節、筆者自身が体験したエピソードがちらっとちらっと出てくる。そのいちいちのディテールは訥々と語られて、でもなんだかはっと胸に落ちるような感じがある。それがなんとも滋味があり、また興味深い。
良い本読んだなあ。買ってよかった。これは読み返す本になるわ。
目が覚めたときから雨音がしている。しとしとというにはもう少し強く、ざあざあというにはもう少し密やかな雨音だ。
そんな雨音のせいか、起きてからずっとなんだかもの悲しい。
たまにそういう気分になる。実際にはこれという悲しいことも辛いこともないのに、やけにさみしいような悲しいような気分になる。どういう機序なんだかはわからないが、こういうのも人生、みたいな気持ちになって、さみしさにくるまれてなにかを納得する。
ますむらひろしの、アタゴオルシリーズのどっかの話に、しとしと雨が降り、それがスクリーンのように世界を半透明に覆う街にさまよう話があった、となんとなく思い出す。霧のように降る雨は過去に死んでいった人の思いやなにかの残影で、しとしとと雨が降り胸に沁み入ると、しんと寂しさと、その他さまざまの思いが、一緒に胸に沁みとおっていく。そんな話だったような。
これもそういう雨なのか、そうなのかもしれない。
そういうふうに思わせるような雨が、そして物語が、どちらも私のそばにあるこの朝はまあ悪いもんじゃないなと、なんとなくそう思う。
そんな雨音のせいか、起きてからずっとなんだかもの悲しい。
たまにそういう気分になる。実際にはこれという悲しいことも辛いこともないのに、やけにさみしいような悲しいような気分になる。どういう機序なんだかはわからないが、こういうのも人生、みたいな気持ちになって、さみしさにくるまれてなにかを納得する。
ますむらひろしの、アタゴオルシリーズのどっかの話に、しとしと雨が降り、それがスクリーンのように世界を半透明に覆う街にさまよう話があった、となんとなく思い出す。霧のように降る雨は過去に死んでいった人の思いやなにかの残影で、しとしとと雨が降り胸に沁み入ると、しんと寂しさと、その他さまざまの思いが、一緒に胸に沁みとおっていく。そんな話だったような。
これもそういう雨なのか、そうなのかもしれない。
そういうふうに思わせるような雨が、そして物語が、どちらも私のそばにあるこの朝はまあ悪いもんじゃないなと、なんとなくそう思う。
ニコ動がランサムウェア食らってストップしてる件で、2007年頃までの動画は復旧公開できたってんで、インターネット老人会が開かれているという話。
それ以前の、テキストサイトだのhtml手打ちの個人サイトだのの時代(はてなやブログ、2chすらまだ現れてない!)を知る人々は、我々は老人どころか死体だ化石だ即身仏だと言い合っている。
そうだよねえ、私もその世代だからねえ、わかるよ隔世の感だね……と言いたいが、本当はうっすらとパソ通の時代を知る者なので……もう少し前の世代だな……なんと名乗るべきか、そしてどうすれば良い……いやべつになにもしない……
パソ通を経験はしてるが、さすがに草の根とかは経験してない。大手のNIFTY-Serveに加入して、パソゲやコンシューマゲームのファンが集うあたりのフォーラムに出入りして遊んでいた程度だ。確か親がパソ通始めたので、自分も使えるようにしてもらったはず。パソ通始めた当初はまだギリギリ高校生で、大学受験が終わるくらいにはじめたんだったような(実家を離れて遠隔地の大学に行くことがだいたい固まってたので、パソコン好きな父が電話以外の通信手段を持たせようとしたのだったはず。そう、まだ携帯電話も普及しておらず、ポケベル大流行期よりも少し前だった)。
当時も今も、私はあまりパソコンに詳しいわけではないが、そんなんでも自前でPC持っててパソコン通信までやってるような学生は学科に数人しかいなかったので、希少なパソコン詳しいんちゅ扱いされてた。まあド文系学部だったしね……
卒業までの数年でこの環境は劇的に変わり、私が卒論書く頃には大方の学生が自前のノートPCを持つようにはなった。しかし私が一年の頃の先輩たちが出した卒論は半分以上がワープロ打ちだったように思う。提出原稿には感熱紙は間違っても使うなとか注意されてたはず。というか、手書きの人すらいたと思う。なんなら別学部のどこぞのゼミでは未だに手書き原稿しか提出受け付けてない、とかいう噂すら聞いた気がする。(レポートじゃなくて卒論だよ!3部提出しなきゃいけないのに全部手書きとか、今だと信じられないし、当時でも嘘やろと思った。PC持ちは珍しくてもワープロならわりと普及してたからね)
そういえばニフティでパソ通してた頃って、最初は確かまだPC9821のノートとか使ってた記憶があるな。まだOSはMS-DOSだったから、コマンド打ってモデム立ち上げて、そうすると今のFAXを間違って普通の電話にかけちゃったときみたいなピーギョロギョロ言う接続音が鳴って……みたいな感じだったような。
パソコン買い替え時期の関係でwin3.1は通らずにいきなりwin95機に移行したんだけど、win95環境になってインターネットにアクセスしやすくなった。そのころもまだNIFTY-Serveで遊んでたものの(FF7の特設掲示板を見てた記憶がある)、ニフティでできた友人がどんどんインターネットに移行し始めて、自分もサイトとか作るようになったんだったと思う。
ああ、でも、昔過ぎてさすがに細かいこともうよく覚えてないな……
それ以前の、テキストサイトだのhtml手打ちの個人サイトだのの時代(はてなやブログ、2chすらまだ現れてない!)を知る人々は、我々は老人どころか死体だ化石だ即身仏だと言い合っている。
そうだよねえ、私もその世代だからねえ、わかるよ隔世の感だね……と言いたいが、本当はうっすらとパソ通の時代を知る者なので……もう少し前の世代だな……なんと名乗るべきか、そしてどうすれば良い……いやべつになにもしない……
パソ通を経験はしてるが、さすがに草の根とかは経験してない。大手のNIFTY-Serveに加入して、パソゲやコンシューマゲームのファンが集うあたりのフォーラムに出入りして遊んでいた程度だ。確か親がパソ通始めたので、自分も使えるようにしてもらったはず。パソ通始めた当初はまだギリギリ高校生で、大学受験が終わるくらいにはじめたんだったような(実家を離れて遠隔地の大学に行くことがだいたい固まってたので、パソコン好きな父が電話以外の通信手段を持たせようとしたのだったはず。そう、まだ携帯電話も普及しておらず、ポケベル大流行期よりも少し前だった)。
当時も今も、私はあまりパソコンに詳しいわけではないが、そんなんでも自前でPC持っててパソコン通信までやってるような学生は学科に数人しかいなかったので、希少なパソコン詳しいんちゅ扱いされてた。まあド文系学部だったしね……
卒業までの数年でこの環境は劇的に変わり、私が卒論書く頃には大方の学生が自前のノートPCを持つようにはなった。しかし私が一年の頃の先輩たちが出した卒論は半分以上がワープロ打ちだったように思う。提出原稿には感熱紙は間違っても使うなとか注意されてたはず。というか、手書きの人すらいたと思う。なんなら別学部のどこぞのゼミでは未だに手書き原稿しか提出受け付けてない、とかいう噂すら聞いた気がする。(レポートじゃなくて卒論だよ!3部提出しなきゃいけないのに全部手書きとか、今だと信じられないし、当時でも嘘やろと思った。PC持ちは珍しくてもワープロならわりと普及してたからね)
そういえばニフティでパソ通してた頃って、最初は確かまだPC9821のノートとか使ってた記憶があるな。まだOSはMS-DOSだったから、コマンド打ってモデム立ち上げて、そうすると今のFAXを間違って普通の電話にかけちゃったときみたいなピーギョロギョロ言う接続音が鳴って……みたいな感じだったような。
パソコン買い替え時期の関係でwin3.1は通らずにいきなりwin95機に移行したんだけど、win95環境になってインターネットにアクセスしやすくなった。そのころもまだNIFTY-Serveで遊んでたものの(FF7の特設掲示板を見てた記憶がある)、ニフティでできた友人がどんどんインターネットに移行し始めて、自分もサイトとか作るようになったんだったと思う。
ああ、でも、昔過ぎてさすがに細かいこともうよく覚えてないな……
4時間と少しばかり寝ると目が覚めちゃって、二度寝にも入れん。そこそこ早寝はしてるし、リズム自体は一定してるけど、明らかに睡眠時間は足りてないのでもう少し眠りたいが。鍛えるのをおろそかにし続けて生きてきた中年の肉体と精神ときたら……休息さえまともに取れないヘボさ……
(なおポケスリの都合により、二度寝できないままベッドで寝たふりしてごろごろしてるので、せっかく早起きしてもなにもしないでただ時間を浪費してるという、この…)
それはともかく未明と言える時間に目が覚めてもだもだしてる今、外からはどちゃどちゃざあざあと大きな雨音が続いている。稲光と雷も一時間あまり断続的にあって、なかなかの荒れ模様だ。
冬の終わりに雷を伴う雨に逢うと、もうすぐ春が来るのかなと季節変わりを意識するが、梅雨の終わりもやっぱり激しく雷が鳴る気がする。もうすぐ梅雨が明けて夏が来るのかもしれない。
もしほんとに梅雨明けが近いなら、例年より少し早めの梅雨明けで、そして今年は梅雨入りがだいぶ遅かったので、短めの梅雨となる。とはいえ1ヶ月はたっぷり梅雨ってたので、来週辺りにすっきり明けていただけるのもやぶさかではない。
それにしても春雷に比べると、夏の始めの雷はもっとごうごうと猛り狂う嵐の様相で、気合い入ってんな~感ある。
(なおポケスリの都合により、二度寝できないままベッドで寝たふりしてごろごろしてるので、せっかく早起きしてもなにもしないでただ時間を浪費してるという、この…)
それはともかく未明と言える時間に目が覚めてもだもだしてる今、外からはどちゃどちゃざあざあと大きな雨音が続いている。稲光と雷も一時間あまり断続的にあって、なかなかの荒れ模様だ。
冬の終わりに雷を伴う雨に逢うと、もうすぐ春が来るのかなと季節変わりを意識するが、梅雨の終わりもやっぱり激しく雷が鳴る気がする。もうすぐ梅雨が明けて夏が来るのかもしれない。
もしほんとに梅雨明けが近いなら、例年より少し早めの梅雨明けで、そして今年は梅雨入りがだいぶ遅かったので、短めの梅雨となる。とはいえ1ヶ月はたっぷり梅雨ってたので、来週辺りにすっきり明けていただけるのもやぶさかではない。
それにしても春雷に比べると、夏の始めの雷はもっとごうごうと猛り狂う嵐の様相で、気合い入ってんな~感ある。
一気に二つ記事を書くというムーヴ(オフ会おそらせをトップに固定しているので、いつも以上に気ままに書くことにためらいがなくなっている)
なんとなく、ペレスのオールバックのことが気になって、リアルオールバックの画像を検索してた。
「オールバック」で画像検索すると当然ながら日本の人のオールバック画像がいっぱい出てくるんだが、最近の日本の流行的には、オールバックはツーブロックと組み合わせるものらしく、まあかっこいいではあるけど、ペレスの立ち絵とは全然違う印象の画像ばかり出てきてしまうので参考にならない。
英語で検索するかと思って検索してみたら、combed back hairとか、sweptback hairとか、slickedback hairとか言うらしい。撫でつけて後ろに流した髪型、てニュアンスなのねふむふむ。
英語で検索すると当然に英語圏の画像が拾われてきて、日本人の今のトレンドよりもやはりもう少しペレスの髪型に近いイメージのものが出てきて、おっ参考になるなあと思ったのだが、今度は髭率が高い。今時の海外オシャレだと、男性はとにかく顎に髭を生やす。そして、顎までラフに髭を生やすとなると、もみあげが結構目立つのだ。
ペレスの立ち絵見てたときはあんまりもみあげを意識してなかったので、あれ、もみあげどうなってたっけ?!私、描きにくいからって無意識にもみあげオミットしてたかな?!となり、慌ててペレス立ち絵を見返す。
ないわけじゃないけど、やっぱペレ立ち絵だと、もみあげそんなに目立つ描かれ方ではない。そもそもネオアトラス1469の男性キャラは皆オールバックなのだが、顎髭あるゴメスやソリスはもみあげしっかりだし、逆に顎には髭がないバルディもペレス同様、あんまりもみあげは描かれてないのだった。
ラフ髭と組み合わされてないオールバックで後ろ髪長め、てなると結構参照できる画像が減ってしまった。後ろ髪長めのヘアスタイルは、現在だとワイルドさや崩し感の演出になるので、どうしてもラフ髭と組み合わされがちなのだ。
まあ、無人島に漂着して数日とか、アマゾネスに監禁されたとかで、無精髭が生えて、現代的にシャープなワイルドイケメンになっちゃったペレス、を描きたいときには参考として良いかもしれない。ちょっとまだ、今時風のペレスの絵面が、脳内でピント合ってこないけども(ついペレスに、そこはかとないもっさり感を求めてしまう)
なんとなく、ペレスのオールバックのことが気になって、リアルオールバックの画像を検索してた。
「オールバック」で画像検索すると当然ながら日本の人のオールバック画像がいっぱい出てくるんだが、最近の日本の流行的には、オールバックはツーブロックと組み合わせるものらしく、まあかっこいいではあるけど、ペレスの立ち絵とは全然違う印象の画像ばかり出てきてしまうので参考にならない。
英語で検索するかと思って検索してみたら、combed back hairとか、sweptback hairとか、slickedback hairとか言うらしい。撫でつけて後ろに流した髪型、てニュアンスなのねふむふむ。
英語で検索すると当然に英語圏の画像が拾われてきて、日本人の今のトレンドよりもやはりもう少しペレスの髪型に近いイメージのものが出てきて、おっ参考になるなあと思ったのだが、今度は髭率が高い。今時の海外オシャレだと、男性はとにかく顎に髭を生やす。そして、顎までラフに髭を生やすとなると、もみあげが結構目立つのだ。
ペレスの立ち絵見てたときはあんまりもみあげを意識してなかったので、あれ、もみあげどうなってたっけ?!私、描きにくいからって無意識にもみあげオミットしてたかな?!となり、慌ててペレス立ち絵を見返す。
ないわけじゃないけど、やっぱペレ立ち絵だと、もみあげそんなに目立つ描かれ方ではない。そもそもネオアトラス1469の男性キャラは皆オールバックなのだが、顎髭あるゴメスやソリスはもみあげしっかりだし、逆に顎には髭がないバルディもペレス同様、あんまりもみあげは描かれてないのだった。
ラフ髭と組み合わされてないオールバックで後ろ髪長め、てなると結構参照できる画像が減ってしまった。後ろ髪長めのヘアスタイルは、現在だとワイルドさや崩し感の演出になるので、どうしてもラフ髭と組み合わされがちなのだ。
まあ、無人島に漂着して数日とか、アマゾネスに監禁されたとかで、無精髭が生えて、現代的にシャープなワイルドイケメンになっちゃったペレス、を描きたいときには参考として良いかもしれない。ちょっとまだ、今時風のペレスの絵面が、脳内でピント合ってこないけども(ついペレスに、そこはかとないもっさり感を求めてしまう)
【ネオアトラスオフ会企画】
「ネオアトワールドを体で感じるためにポルトガルランチを食べ、船と海に無理気味にでも親しみたい!」
というわけで、東京銀座のポルトガル料理店でランチを食べ、お台場行ってうろうろする感じのオフ会やります。
【参加したい方は】
以下のgoogleフォームにて参加表明おねがいします!
締め切りは6月24日です。
https://forms.gle/PpyS1Xx3o2UM2pd78
【オフ会概要】
開催日 :2024年8月25日(日曜日) 11:30~
集合場所:JR有楽町駅(or地下鉄銀座駅)
お店 :ヴィラモウラ 銀座本店 (東京都中央区銀座6-2-3 ダイワ銀座アネックス B1F)
参加費用:事前徴収とかはしません。ランチセットだと一人2000円ほどです。
ランチ後は、お台場に移動して、船関係の資料館とか見学みたいな感じ。
【ランチメニューと会計について】
開催が日曜日なので、土日メニューになります。
ランチセットが結構お得です。(サラダ、パン、デザート、カフェ付きで2000円前後)
詳細や写真は、下記URLの「~土日ランチメニュー~」というところをご参照ください。
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/...
ランチメニューにはコースもあって、4000円でお得にがっつりポル飯ランチがフルコースで楽しめますが、たぶん結構量が多いのではないかと思います(以前にディナーで食べたときの印象より)ので、個々に好みのメニューを注文して、もし他に食べたいものがあれば単品で注文追加するようなかたちで行こうかなと思います。
唐草がまとめ会計後、それぞれの注文したメニューに応じて徴収するような感じで行こうと思います。追加で単品注文した場合はその分を割り勘。
【ランチ後】
ランチ後はお暇があったら、唐草がお台場の先っちょらへんで船とか海とかにキャッキャしに行くのでつきあってやってくださると嬉しいです!という感じです。
銀座-お台場間の移動が往復1000円くらいです。
なお、お台場で唐草が行こうと思っているところは入場料無料の場所ばっかです(とはいえ、メンバーとその場のノリ次第で、行き先は変わるかもです)。
・とりあえずお台場に移動→
・(もし居れば)Amerigo Vespucci号を見にいく→
・海上保安庁の海洋情報資料館に行く→
・時間があれば東京ミナトリエにも行く
・夕方(18:00)前には解散くらいのスケジュール感。
もし8月25日にお台場にイタリア海軍練習帆船Amerigo Vespucci号が入港してて見に行けるようであれば見に行きたいのですが、これはかなり不確実です。
去年来日したチリ海軍の帆船Union号が東京国際クルーズターミナル係留だったため、もし同じ場所ならランチ場所の銀座からすぐだってことで、帆船見学をワンチャン狙ってますが、入港のタイミングや係留箇所は2,3日くらい前のかなり直前にならないとはっきりはしないです。25日だとおそらく高い確率でタイミングあわずになるかなとは思います。ほんとにワンチャンあれば……という感じです。
でも、帆船が見られなくても、お台場のはじっこには港や船に関する資料館の類いがあるので、そこ行ってみたいなあと思っています。
Amerigo Vespucci ワールドツアー(イタリア防衛省のページ) https://www.marina.difesa.it/cosa-faccia...
東京ミナトリエ https://www.tokyoport.or.jp/minatorie/
海上保安庁海洋情報資料館 https://www1.kaiho.mlit.go.jp/info/kokai...
上記、行きたい場所のマップ表示
https://maps.app.goo.gl/RBYtrqGY3LypZM1H...
【緊急連絡、キャンセルなど】
開催日が近づいてきたら追って参加者の緊急連絡先(電話番号など)をお伺いします。
また、その際に唐草の緊急連絡先などもお伝えします。
予定の変更等があれば、ご回答いただいた連絡先にご連絡いたします。
一度参加表明はしたが諸事情でキャンセルしたい、という場合もお気軽にご連絡くださって大丈夫です。
【その他】
このオフ会合わせで、のぐちさんと唐草でのいつもの合同誌を出します。出そうと思ってます。きっと出る。オフ会にいらしてくださった方には直接お渡しできると思います。オフ会ついでに、いつもどおりのネオアトオタク二人の狂気に触れてやってください。
ご参加、お待ちしております!
「ネオアトワールドを体で感じるためにポルトガルランチを食べ、船と海に無理気味にでも親しみたい!」
というわけで、東京銀座のポルトガル料理店でランチを食べ、お台場行ってうろうろする感じのオフ会やります。
【参加したい方は】
以下のgoogleフォームにて参加表明おねがいします!
締め切りは6月24日です。
https://forms.gle/PpyS1Xx3o2UM2pd78
【オフ会概要】
開催日 :2024年8月25日(日曜日) 11:30~
集合場所:JR有楽町駅(or地下鉄銀座駅)
お店 :ヴィラモウラ 銀座本店 (東京都中央区銀座6-2-3 ダイワ銀座アネックス B1F)
参加費用:事前徴収とかはしません。ランチセットだと一人2000円ほどです。
ランチ後は、お台場に移動して、船関係の資料館とか見学みたいな感じ。
【ランチメニューと会計について】
開催が日曜日なので、土日メニューになります。
ランチセットが結構お得です。(サラダ、パン、デザート、カフェ付きで2000円前後)
詳細や写真は、下記URLの「~土日ランチメニュー~」というところをご参照ください。
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/...
ランチメニューにはコースもあって、4000円でお得にがっつりポル飯ランチがフルコースで楽しめますが、たぶん結構量が多いのではないかと思います(以前にディナーで食べたときの印象より)ので、個々に好みのメニューを注文して、もし他に食べたいものがあれば単品で注文追加するようなかたちで行こうかなと思います。
唐草がまとめ会計後、それぞれの注文したメニューに応じて徴収するような感じで行こうと思います。追加で単品注文した場合はその分を割り勘。
【ランチ後】
ランチ後はお暇があったら、唐草がお台場の先っちょらへんで船とか海とかにキャッキャしに行くのでつきあってやってくださると嬉しいです!という感じです。
銀座-お台場間の移動が往復1000円くらいです。
なお、お台場で唐草が行こうと思っているところは入場料無料の場所ばっかです(とはいえ、メンバーとその場のノリ次第で、行き先は変わるかもです)。
・とりあえずお台場に移動→
・(もし居れば)Amerigo Vespucci号を見にいく→
・海上保安庁の海洋情報資料館に行く→
・時間があれば東京ミナトリエにも行く
・夕方(18:00)前には解散くらいのスケジュール感。
もし8月25日にお台場にイタリア海軍練習帆船Amerigo Vespucci号が入港してて見に行けるようであれば見に行きたいのですが、これはかなり不確実です。
去年来日したチリ海軍の帆船Union号が東京国際クルーズターミナル係留だったため、もし同じ場所ならランチ場所の銀座からすぐだってことで、帆船見学をワンチャン狙ってますが、入港のタイミングや係留箇所は2,3日くらい前のかなり直前にならないとはっきりはしないです。25日だとおそらく高い確率でタイミングあわずになるかなとは思います。ほんとにワンチャンあれば……という感じです。
でも、帆船が見られなくても、お台場のはじっこには港や船に関する資料館の類いがあるので、そこ行ってみたいなあと思っています。
Amerigo Vespucci ワールドツアー(イタリア防衛省のページ) https://www.marina.difesa.it/cosa-faccia...
東京ミナトリエ https://www.tokyoport.or.jp/minatorie/
海上保安庁海洋情報資料館 https://www1.kaiho.mlit.go.jp/info/kokai...
上記、行きたい場所のマップ表示
https://maps.app.goo.gl/RBYtrqGY3LypZM1H...
【緊急連絡、キャンセルなど】
開催日が近づいてきたら追って参加者の緊急連絡先(電話番号など)をお伺いします。
また、その際に唐草の緊急連絡先などもお伝えします。
予定の変更等があれば、ご回答いただいた連絡先にご連絡いたします。
一度参加表明はしたが諸事情でキャンセルしたい、という場合もお気軽にご連絡くださって大丈夫です。
【その他】
このオフ会合わせで、のぐちさんと唐草でのいつもの合同誌を出します。出そうと思ってます。きっと出る。オフ会にいらしてくださった方には直接お渡しできると思います。オフ会ついでに、いつもどおりのネオアトオタク二人の狂気に触れてやってください。
ご参加、お待ちしております!
Powered by てがろぐ Ver 3.9.0.
大喜利に紛れてさきほどTLに流れてきたのは「月が綺麗ですね」がなぜloveを伝える意味を持つのか、という話で、そのツイートによれば「「貴方と私は、同じ時間に、同じものを見て、同じことを感じている」という純粋経験」を表しているのだと、高校の倫理の先生が説明してくれたのだという。
(元ツイートはこれ https://x.com/motto_yamitsuki/status/183...)
確かに言語化するとそういうことだ。
二人で同じ月を見上げて同じことを感じているだろうことを確認し合う関係性はエモだしラブだろ、なのだ。
そして、「月が綺麗ですね」の逸話を知った者の多くがそこにエモさを感じたから、この話はたいそうバズったのだろう。
私だってそんなエモ大好物である。
二人だけで美しいものを眺めて、美しいものへの情動を共有してる。
そう、二人だけで。
その関係性、とんでもねえハイカロリー萌え食材でしょ。
というわけで、こなシチュはなんか自分の書く二次小説でもわりとやってる気がするし、ていうか最近の合同誌に載せた「幸運の星」がまさにそういう話だった。
「月が綺麗ですね」が明白に念頭にあったわけでもないが、しっぽりいちゃシチュとして、夜空の下に二人で居て星を見てる場面てのを選んだことには、「月が綺麗ですね」の示すイメージが遠く響いてるようには思う。
まあでも本質は、一緒に同じ出来事を体験してる、にあるので、別に夜空でなくても良くはある。
夜の暗がりというシチュは雰囲気ありまくりなので美味いけど、そうでなくてもとにかく推しカプには、真昼の太陽の下であれ曇天から降る小糠雨に濡れながらであれ、朝ぼらけのほの明るさであれ、いろんな場面を二人で一緒に過ごしててほしい。それだけだ、そういう腐れオタクの欲望があるばかりなのだ。