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『四方の風』所収の短編についての思い出メモ、ラスト。
 最後はソリスとロハス。

ソリス「冬越し」
 ソリスは登場が遅いこともあって、未だにどうもキャラがつかめていない。ただ、なんとなく、これもペレス同様に無印ネオアトラスのエンディングの印象で、イヴラークを追って世界の縁を越え常人の世界から消えてしまいそうな、危うくふわっとしたところがあるような印象は持っている。
 それで都市テキストもなんとなく「世界の未来のことが心配でたまらない人々が集う街。」「世界が滅びるという予言が流行している。」「過去に滅びた高度な文明の末裔たちが作った街だという。」みたいな、滅びの気配がうっすら漂うものをチョイスしていた。
 最終的に大氷河期を生き延びた記憶を持つ街に住む老いた学者との出会い、というネタとなったのだが、実のところ、失敗した学者との邂逅というのはペレスの話にしても面白そうで、実際、まだペレスの話が固まっていなかった段階ではこのネタをペレスに使うのもありか、とうっすら考えたりもした(もちろんその場合、展開もオチもソリスとは全く違う話になっただろう)。
 話のオチも実はペレスの話と対照的になっている。ペレスは根が人文主義者であり、人知を超えたところにあるものに対して距離を取り、踏み込むことをやめたのだが、ソリスは人の境界を越えたものに惹かれるし、手の届かない高みを諦めない。求めるものがその先にあると思えたなら人の赴かぬ境域までどんどん踏み込んでいくのではないか。ソリスはそのように神秘への憧憬や冒険への希求を内心に秘めているのではないか、と見立てたのである。
 それでソリスはごく穏やかにではあるものの、挫折を実感している老学者に、求める道をなお辿り続け手を伸ばし続けるように後押しするという展開になった。強靱な探求者ソリスという、私のソリスへの拡大解釈が忍び込んだ結果である。
 そういうわけでソリスの話はペレスの話と連環するものとして、掲載順序をペレスの話の次に置くことにした。
 アイデア自体はアブトゥの話の次くらいに固まってはいたので書き始めたのも早かったのだが、書き終わるまでには時間がかかった。最終的に時間もページも足りなくなって、描写を切り落としまくり、会話だけで無理矢理に回す話になってしまった。シメもなんだか尻切れトンボになってしまい、うまく書き切れなかった悔やみがある。ただ、ソリスについてぼんやり考えていたことを少しだけ文字に書きあらわすことができたようには思うので、そこは良かった。
 情景としては、アタゴオルのような絵、その源流にある宮沢賢治のイーハトーブ的な世界のイメージがずっと念頭にあった。気象を知らせるために広場に現れる男とか、知らせ板を掲げるとか、街中の天文台とかはもろにそんな感じだなと思う。


ロハス「酔いどれの夢」
 ロハスは最初から、酒がらみのネタで書くというのと、どことなく邯鄲の夢っぽいふわっとした雰囲気の話にする、というのはなんとなく固まっていた。都市テキストも最初にがっつり決まったのであまり悩まなかった。書き始めたらとんとんと書けそうという予感があったが、実際、ほとんど悩むことなくノリで一気に書けた。ロハスが見た鯨と幻の酒を見つけに行く夢も、思いついたハシからそのまま書いていったのだが、ノリノリで書いたらかなり楽しそうな夢になって良かった。
 一方で選んだ都市テキスト「祭りになると、一年間たくわえた貴重品をぶちこわす風習がある。」には儚さや滅びのイメージを持っていた。というかもろに諸星大二郎「遠い国から 第一信」の、ガラクタを大事にする街の話みたいだなと思っていた。
 書いてるうちに思ったよりも感傷的な感じが前面に出たけど、ロハスの陽性かつどっしりしたキャラのおかげで湿っぽくなりそうなところするっと躱して、元気にかんぱーい、と終わらせられたなと思う。
 ロハスのキャラクタについて私が抱いている印象は、祭の非日常に浮かび上がる脆さや儚さとは対照的な、日常にしっかり足がついているというものだ。確かに飲んべえで酔っぱらってばかりだけど、リスボンに自分の酒場を構えてるとか、シンプルにただただ酒が好きなとことか、精神的にはどっしり安定した人格だと思えている。それで、ロハスも旅先でも店と家族のことを忘れていなくて、つまりなんだかんだで帰る場所をしっかり持っているという設定にした。
 でも、2での酒酒族のネタとか考えると、酒に酔っぱらってふらっとどっかに姿をくらましそうなロハスっていう解釈も面白いかな、とも思う。

 ネオアトラス無印のエンディングでは、ロハスは酒に浸りながらもソリスの帰還を待っている、と描かれる。続編の2でソリスが帰還したのでハピエンに転換されたけど、もし2が出てなかったらソリスもロハスもほろ苦エンドだったんだよなあ。ペレスの失踪もそうだけど、ネオアトラス無印は大団円で終わらない渋味というか、毒に近いクセがだいぶ含まれてると思う。そういうとこ好きだけど、私自身がそういう要素を活かした話を書ける技量がないんだよなあ。あと、今の私には無印~3までを遊べる環境がないので、1469より前の作品についての知識や理解が不足しているのもある。なんとかして、SwitchかSteamあたりでリメイクか復刻、出てくれないかなあ。

メモ,ネオアトラス 編集

『四方の風』所収の短編についての思い出メモその3。
 今日はマリアとペレス。


マリア「合戦」
・本に一緒に収録すると決めていたweb再録のマリアの話がしんみり系だったため、こっちはコミカルに振りたいというのは当初から決めていた。
 「夢見がちな人々と現実路線の人々が何かと雪合戦で白黒をつけようとしている」は好きな都市テキストだったし、マリアがこの雪合戦に巻き込まれたら面白い感じになりそうかなということで、早々と雪合戦に巻き込まれるというネタは決まった。しかしここから物語をうまく作れずに停滞。
 最初は、雪合戦に向けて二分された街にたどりついたマリアが、雪合戦のおかげでロミジュリになっちゃった男女カップルの願いを請けて手紙を届ける役目を担うものの、様々な妨害に遭っててんやわんや、というネタを考えていた。出だしだけ書き始めたんだけど、オチはまるで思いつかないし筆も全然進まない。カップルの女の子のほうとマリアが知り合うまででで3000字くらい使ってしまい、いかん、これじゃなんもまとまらん、もう時間もない!ということで当初のネタをすっぱり切ってやり直し。
 雪玉が飛び交う戦場を駆け抜け、防壁を乗り越えて手紙を掲げるマリアという場面を描きたいというのはずっと頭にあったので、その場面にまずいきなり辿りついてみようと書き始めたら、そのままマリアが長老婆さんのところに転がり込んでいた。
 この時点で、マリアが運んだ手紙が逆効果で交渉決裂、合戦が始まってしまう!というオチはぼんやり頭にあったのだが、なにが決裂の要因になるのかはまだなにも考えていなかった。うーんこの婆さんを激怒させる手紙の内容ってどんなのだ、と考え込んでいたらふと「豚のけーつ」が思い浮かび、それだーー!!ってなって、そのまま一気に書き上げたんだったはず。
 転がり始めるまでは苦労したが、仕切り直しの後はめちゃくちゃ勢い良く書けたので楽しかった。それにしても終始マリアが元気でかわいい。おかげでこれっぽっちも湿っぽくない疾走感のある話が書けたの、とても良かった。

 マリアやバルディの初期案がロミジュリお助けアイデアだったのは、TRPGのシナリオ作りの感じでアイデア出してみるかという意識があったような気もする。根っからのカプ厨なのでボーイミーツガールとか恋愛ネタなんぞ盛り込んどけば私も書く気が出やすいんじゃねえか、などと思ったのだ。といっても私自身はTRPGを遊んだ経験がほとんどなく、所詮慣れていないので、てんでうまくいかなかった。
 ギミックや展開を決めて書いていくよりも、一場面の絵として思いついた光景を文章で書いてみてそこから場面の前後を立ち上げて繋げていく方が書きやすい。でもこの書き方だとどうしてもぽやんと輪郭が緩い話になってしまう気はする。もうちょっと理知的に構成のしっかりした物語を組み上げて書けるようになりたいが、面倒くさがりなのでつい手癖になるし、ぼんやりふにゃふにゃした話を書きがちだ。


ペレス「未知」
・ペレスもアイデア出しのときにはだいぶいろいろ候補があった。「これまでの考えに疑問を持ち新しい考えで生きる人々の街」とか、「未来の可能性について意見を交わすことが主要な仕事である。」とか「街の全ての者が自分のことを賢者と名乗っている。」とか。精霊をしんじる街とか、科学と自然が共存している街とかも。
 ただ、神秘主義や精霊信仰のネタを直接的にもってくると、アブトゥを引き合いに出さないと収まらなくなりそうな気がした。いつもはカプ推し話ばかり書いているものの、今回はペレスにとってのアブトゥがどういう存在かというのを話の中心にはしたくなかった。
 それで都市テキストの選択を一回考え直すことにして、どれをペレスの話に当てようかなあと悩んでいたら、都市テキストでもっとも汎用的に出てくるテキスト「この街の人々は、未知の世界に非常に興味を持っている。」がふと目に入って、お、あえてのこれにしようかな、と偶然のなりゆきで決まったのだった。
 オチは、無印ネオアトラスのエンディングの神秘の世界に誘われて姿を消しちゃうペレスというネタを取り入れた。20年以上前にネオアトラス無印を遊んだときにエンディングで、あれえ、なんか学者が失踪しちゃったよ!とびっくりしたような記憶があって……ほんとぼんやりしか覚えていなかったのだが、それでも頭の片隅に残ってはいたので使ってみたかったのだ。
 ペレスが迷い込んだ不思議な山頂の風景は勢いとノリで書いたが、イメージのリソースはヒマラヤ山脈である。登山家や山岳写真家の人が、標高8000mまでくると空の色が黒に近くなる、みたいなことを書いていたのがなんだか印象的だったのだ。もちろんいくら黒みが強いっつっても真昼間に星は見えないと思うけど、この話では真昼の明るさなのに空に星が見えるというファンタジックな光景にした。
 それにしてもなにかとペレスを天文とか宇宙に結びつけがちなのは手癖だなと思う。
 ところで書きながら途中で、なんだかアブトゥの話と対になっているみたいだなと気付いたので、アブトゥの話に描写を寄せて書いたところが少しだけある。カプ推ししないとか言ってたくせに、結局、隙あらばすかさずねじ込んでいる。

メモ,ネオアトラス 編集

『四方の風』所収の短編についての思い出メモ。
 今日はバルボサとバルディ。


バルボサ「勝手の神さま」
・けっこうアイデアが思いつかなくてちょっとグズグズしながら書いた。動物のネタもってこようと思って「この街の周辺は/様々な動物が平和にくらしている。」ていう都市テキストをチョイスしてたんだけど、このテキストから物語があまり思い浮かばなかったんだよね。
 私としては、バルボサのちゃらんぽらんさが好きなので、バルボサがしょーもないケチやイキリを発揮するコミカルな話にやっぱりしたいよねえ、というのはあった。そういう気持ちで都市解説テキストのリストを眺めた結果「自分のことしか考えない/身勝手な人々も許される文化がある。」を選んだ。別の候補として「怠惰な人々が集まり/だらしなく生活している。」というのもあって、バルボサでもドン引きするレベルの怠惰たちの街というのをちょっと考えてたけど、バルボサがヒくレベルの怠惰ってのはだいぶヤバそうな気がしたし、具体的な物語も思い浮かばなかったので、「身勝手」が中心になった。
 後半で締め切りに追われてわーっと書いたので、細かいことを考える時間は無く、身勝手な人びとも許される文化ってどんなだろ、やっぱそういう神様が信仰されてるとかなのかな? バルボサこそ身勝手の神様の化身みたいに扱われそうだね……と書きながら固めていったんだったような気がする。おかげで会話で無理矢理転がす、とっちらかった話になってしまった。でも、街の景観が雑然としてそうなところとか、住民達のユルユルなチルさとか、あまりにも他愛ない日常バナシのどーでも良さとか、結構気に入っている部分が多い。
 こういうチル感も含め、全体にバルボサらしい話になったと思うが、話を転がすためにバルボサをややこすっからいキャラに振りすぎたかもしれない。


バルディ「ロマンチスト」
・バルディ、バルボサ、マリア、ペレスの話はネタ出しで迷った結果、締め切りに追われながら一気に書いたと思うが、この四人の中では確か一番最初に書き上げたんだったはず。
 バルディも、いろいろ都市テキストを拾ってきてどういうのにしようかなあと楽しく迷った記憶がある。同時に、アンジェラも話に絡めたい、樽の指輪のエピソードとアンジェラを絡めちゃおう、というのはわりと当初から考えていた。
 都市テキスト「愛嬌のある男性と/度胸のある女性が多く見られる街。」を選んで、アンジェラのイメージも匂わせつつ、どういうイベントにしようか考えた結果、当初は、度胸のある娘っことへなちょこボーイというカップルの駆け落ちをバルディがなんとなく支援する話、てのを考えていた。しかし、どうもバルディが先輩ヅラで人生を説きそうなつまらない話になる気配を感じ、書く前にとっとと捨てた。
 切り替えて「ロマンチックな王様」を中心にするか、と考え直してみたら、ロマンチックな王様→南の島→なんか南の島でモテてるバルディ、という絵面が浮かび、絵先行で前半(王宮への行進)が決まり、ロマンチックな王様なら宴会でロマンチックな話を聞きたがるのでは……ってことでバルディが指輪にまつわる恋物語を語る謎展開になった。
 バルディとアンジェラが若い頃に恋人関係だったことがあるというのは以前から妄想していたネタで、2022年にのぐちさんと作った合同誌でバルディとアンジェラの結婚式をやったとき、その設定で書いてたので、今回もそれを流用している。ちなみに今回のこの話の時点は、まだ樽が見つかっておらず、バルディも「海賊の指輪」を再発見していない設定。
 なにか起こりそうでなにも起こらない、ただバルディの惚気を聞くだけの話になったけど、南国のまったり空気感は書いてても楽しかった。なお、南の島ということでなんとなくポリネシアぽい感じで書いているが、私のデータでは「ロマンチックな王様」のテキストが出た都市の位置は現実の世界地図に当てはめるとマダガスカルがあるくらいの場所だった。それで、途中で出てきた宴会料理はマダガスカルの料理を少し参考にしている。
 バルディと一緒にいる水夫長は、ゲーム本編のバルディ航海日誌で腹を殴られてたあの水夫長のつもりなんだけど、書いてみるとやっぱり妙にキャラが立っている。シメはどうしようかとなんとなく悩んでいたのだが、水夫長のちょっと鈍くて空気読めてない感じのキャラが最後の場面で思いがけず生きて、なんとなくすとんと話を収めてくれた。

メモ,ネオアトラス 編集

『四方の風』所収の短編についての思い出メモ。掲載順に二話づつ、各話について覚えていることを書いていく。
 今日はアブトゥとゴメスの短編について。


アブトゥ「霧」
 一番最初に対応する都市テキストが決まり、ネタ出しも早かったのがアブトゥ。
 メモには「☆習作として早めに手癖で書いてしまいたい。アブトゥのキャラよりも街テキストに寄せた話で。」とか書いてある。そんなこと考えてたんだ、忘れてた。
 アブトゥは今まで推しカプ二次で書き慣れているので手癖で書いていけそうだぞと思ってはいたので、最初に手をつけたほうがいいだろうと思ったし、実際、そうして良かったと思う。比較的、さくさくと書けた。
 当初、メインとして選んだ都市解説テキストは「世界の真実についての論争が/流行している街」だったけど、次点で選んでいた「霧が立ちこめている不思議な雰囲気のする街」というテキストから「霧に霞む農場の縁で、顔のよく見えない農婦が振り返る……」という場面が思い浮かんで、そこから話を組み立てていったと思う。この霧の農場の場面から前後を考えて、せっかくアブトゥが主人公なんだし神秘を垣間見るような話にしたいと思って、メタ的に本人が「世界の姿」にうっすら触れる展開になった。
 あんまり覚えてないけど、当初は、酒場で繰り広げられるしょうもない世界の真実の論争に巻き込まれるアブトゥ、みたいなのを考えてたような気がする。その当初の案は、後半、酒場で客たちが与太を延べるシーンとしてさっと流すだけになった。なお、作中出てくる「亀裂」はゲド戦記でちょこちょこ出てくる地の裂け目のイメージにかなり影響されていると思う。
 「世界の真実」についての酒場の連中の話す「物語」は書きながら適当にでっち上げたものだけど、なんとなくそれっぽくて良い。中国の創世神話だったり、タニス・リーの平たい地球にちょこっと出てくる挿話の感じなんかをそのまんまパクっている感じがする。そういえば酒場の親父もバタバー親父だよなあ、どう見ても。このジェネリックバタバー親父の、ごく普通なおっさん感は、書いていて楽しかった。
 それと、最後、アブトゥが酒場の人いきれにほっとして座り直すくだりも手癖でなんとなく書いたんだけど、そのわりにアブトゥらしい一コマの情景を書けた気がして気に入っている。


ゴメス「猛獣」
 ゴメスについては、どの都市テキストを取り入れようかなあ、と結構悩んだ。
 私の中でゴメスは英雄であるのと同時にカステラ作ってくれるおじさんでもあるので、なんか英雄という存在に関わるようなシリアスめの話がいいかな、でもお菓子作りに関係するようなコミカルなやつもいいな……とか、メモを見返すといろいろ考えていた気配がある。
 「一人の英雄が街の平和を/常日頃から守り続けている。」という都市テキストがあって、その一人の英雄と出会うゴメスの話、とかのアイデアが最初期にはあったはずだけど、これは展開を考えてるうちになんか説教臭い話になりそうだなと思って、アイデアの段階でとっととポシャらせたんだったような。
 「近隣の猛獣に怯えて暮らす街。/だが誰も猛獣を見たことはない。」は、いかにもネオアトラスっぽくてお気に入りの都市テキストで、誰でもいいけど誰かに振りたいなと思っていた。猛獣を退治に行くのは英雄らしいかと思い、猛獣の噂を追って探検に赴くゴメスという話になった。ゴメス視点で書くつもりでいたが書きだしたら水夫長視点になった。どうも自分には英雄ゴメスの自我を捉えづらくて、ゴメス視点では書けなかったのだと思う。
 探検途中の情景も、猛獣の正体も書きながら考えたものなので、緩い展開の上になんだそりゃ、みたいなしょうもないオチになったけど、当初のコミカルなやつにしようかな、の気持ちが後で効いてきたのではないかと思う。ちなみに見張りの若い水夫はレオンくんのつもりだった。
 そういえばうっかり船に密航させてしまった鉄ヤマアラシのベビちゃんだが、遭難後もずっとゴメスと一緒にいて、最終的には大冒険の果てにゴメスが元の森に連れ戻してやっただろうと、自分の中でそう思っている。(ところで書き上がってからだいぶ経って気付いたけどマルセルを出し忘れていた)
 冒頭の、いろんな人がいろんな猛獣の姿に言及するシーンは、アブトゥの酒場の客の与太以上にゲームでの「噂」システムを意識して描写したもので、ネオアトラスらしさを描いた話としてアブトゥに続いて2番目の位置に置くことになった。

メモ,ネオアトラス 編集

 2023年冬コミで出したネオアトラス二次小説の短編集「四方の風」について、書いてるときに考えていたこととかを自分用に書いとこうと思ってたので、ここにメモしちゃう。
 私は、ちゃんとプロットとかは立てられないけど、書くときに思いついたことやネタについてのメモを各一話ごとに作って、それを見ながら話を書くということをしている。なので、その各話のメモに追加で書きとめておけばいい話なんだけど、書いていたときの記憶を振り返ってみると、書きながらわりとキャラ解釈をいろいろ考えていた気配があるので、せっかくだからこっちに書いておこうと思う。
 あと、作品毎のメモに書いてあると、書き終わったあとほとんど読み返さないからね……。

 とりあえず今日は、「四方の風」全体について書いておく。

・タイトルについて。
 あっちこっち、世界中から、みたいなイメージで単語を探していたら、「四方の風」Aux Quatre Ventsというのが引っかかった。これはヒエロニムス・コックという人がアントワープに開いた版画店の名前ということで検索にかかってきたんだけど、なんかかっこいいなあと思って、これをポルトガル語に直してQuatro ventosというタイトルにしようかと当初は考えていた。
 ポルトガル語にしようと思ったのは前回の短編集に合わせたためなのだが、今回のタイトルは、カタカナに直すと「クァトロヴェントシュ」みたいな書き方しかできなくて、どうも「プラニスフェーリオ」より読みにくいし取っつき悪いなあと思えたので、諦めて日本語にすることにした。
 四方というのは四方位、東西南北であり、世界を指すのだが、具体的には地図の片隅でぷうぷう息を吐いているおっさんたちのイメージだよね、多分。
 「しほう」ではなく、日本語古語の「よも」と読むとちょっと四方位というのからは意味がズレて、「あちらこちら」「いたるところ」「あたりじゅう」の意味あいのほうが強い。
 提督は8人居るし、四方位というかもっと世界中あちこちから、周りじゅう、みたいなイメージもほしいし、ということで「よも」と読ませることにした。
 あと、「よものかぜ」のほうが有声音多くて響きが良いしね(私は和語と有声音を好みがち)。

・オムニバス短編をやるならほんとは枠物語風に、ミゲルが雑談がてら商会主に各提督の報告について、そうそう〇〇といえばこないだの提督の報告ですが……というふうに本編突入、本編終わったあとには、その報告についてのミゲルの感想とかコメントがあって、また次……ていうのやりたかったんだけど、ページ数も時間も足りなくて断念した。

・とりあえず、街の説明テキストを元ネタに、街を訪れるようなオムニバス短編にすることだけは当初から決まっていた。その段階で、モデルとしてなんとなく頭に置いていたのは、諸星大二郎「遠い国から」やますむらひろし「アタゴオル」シリーズだった。
 特に「遠い国から」シリーズ前半の、奇妙な風習を持ち、理解の及ばない現地人の感性に触れながら旅人が淡々と渡り歩いていく感じは、ネオアトラスの風味と近いものがあると思っていたのだ。最終的にはあまりそういう雰囲気じゃなくなってたけど、ロハスの「酔いどれの夢」に少し当初の「理解の遠い奇妙な文化」の感覚が残ったかもしれない。

・まずは自分がプレイしたデータに出てきた街のテキストをリスト化して、どういうテキストがあるかを並べてから、ネタとして良さげなヤツをチョイスしよ!と思ったはいいが、街の数だけで300は超え、テキストも重複を絞り込んでも150種類くらいあった。都市説明テキストの一覧作るだけでだいぶ時間使った。
 一覧がある程度できてきたところで、150種類のテキストを10種類くらいの属性にとりあえず分けてみたりしつつ、各提督にどの街のテキストを振り分けようかなあと楽しく悩む。だいたいひとりにつき3~4くらいまで都市テキストを絞り込んで、その中からさらに二つに絞り込んで話を作った。
たとえばアブトゥだとこんな感じ。

  アブトゥ ◎世界の真実についての論争が/流行している街。 チムマニア (伝説や迷信)
  アブトゥ 〇いつも霧がたちこめている/不思議な雰囲気のする街。 ポートノクニ (自然環境)
  アブトゥ 〇新しいものを嫌い/古いものを愛する人々が生活している。 ブルーマウイ (住民気質)
  アブトゥ 〇精霊の存在を信じる人々が多い街。 クスコパロア (信仰や倫理)

↑このうちの、上から2つを元に話を組み立てた。
 結局二つの都市テキストを選ぶことになったのは、各提督ひとりに対し対応して街のテキストをひとつだけだとあまり話を膨らませられなかったため。それと、どっちもいいなあ、みたいな感じで絞りきれなかった。

・書いた順番は、はっきり覚えてなくて間違っているかもしれないが、多分以下のような順番で取り組み始めたんだと思う。書き始めたけど詰まって他のに取り組んだり、ほぼ同時並行で書いてたりもするので、書き上がりはまた少し順序がズレる。最後に書き上がったのはソリスの話だったはず。
「霧(アブトゥ)」→「猛獣(ゴメス)」→「冬越し(ソリス)」→「酔いどれの夢(ロハス)」→「ロマンチスト(バルディ)」→「勝手の神さま(バルボサ)」→「未知(ペレス)」→「合戦(マリア)」

・枠物語として作る前提のときに、一人の提督の話のネタがそこはかとなく次の提督の話につながる、みたいなのもちょっとやってみたいなと考えはしたけど、実現できなかった。都市解説テキストをネタ元使ってそれなりにいろいろ書けたことに味を占めていて、次は産物か発見物の解説テキストでオムニバス短編集やってみようかなあと考えているので、次こそは枠物語やりたいなあ。

メモ,ネオアトラス 編集

 ニコ動がランサムウェア食らってストップしてる件で、2007年頃までの動画は復旧公開できたってんで、インターネット老人会が開かれているという話。
 それ以前の、テキストサイトだのhtml手打ちの個人サイトだのの時代(はてなやブログ、2chすらまだ現れてない!)を知る人々は、我々は老人どころか死体だ化石だ即身仏だと言い合っている。
 そうだよねえ、私もその世代だからねえ、わかるよ隔世の感だね……と言いたいが、本当はうっすらとパソ通の時代を知る者なので……もう少し前の世代だな……なんと名乗るべきか、そしてどうすれば良い……いやべつになにもしない……

 パソ通を経験はしてるが、さすがに草の根とかは経験してない。大手のNIFTY-Serveに加入して、パソゲやコンシューマゲームのファンが集うあたりのフォーラムに出入りして遊んでいた程度だ。確か親がパソ通始めたので、自分も使えるようにしてもらったはず。パソ通始めた当初はまだギリギリ高校生で、大学受験が終わるくらいにはじめたんだったような(実家を離れて遠隔地の大学に行くことがだいたい固まってたので、パソコン好きな父が電話以外の通信手段を持たせようとしたのだったはず。そう、まだ携帯電話も普及しておらず、ポケベル大流行期よりも少し前だった)。
 当時も今も、私はあまりパソコンに詳しいわけではないが、そんなんでも自前でPC持っててパソコン通信までやってるような学生は学科に数人しかいなかったので、希少なパソコン詳しいんちゅ扱いされてた。まあド文系学部だったしね……
 卒業までの数年でこの環境は劇的に変わり、私が卒論書く頃には大方の学生が自前のノートPCを持つようにはなった。しかし私が一年の頃の先輩たちが出した卒論は半分以上がワープロ打ちだったように思う。提出原稿には感熱紙は間違っても使うなとか注意されてたはず。というか、手書きの人すらいたと思う。なんなら別学部のどこぞのゼミでは未だに手書き原稿しか提出受け付けてない、とかいう噂すら聞いた気がする。(レポートじゃなくて卒論だよ!3部提出しなきゃいけないのに全部手書きとか、今だと信じられないし、当時でも嘘やろと思った。PC持ちは珍しくてもワープロならわりと普及してたからね)

 そういえばニフティでパソ通してた頃って、最初は確かまだPC9821のノートとか使ってた記憶があるな。まだOSはMS-DOSだったから、コマンド打ってモデム立ち上げて、そうすると今のFAXを間違って普通の電話にかけちゃったときみたいなピーギョロギョロ言う接続音が鳴って……みたいな感じだったような。
 パソコン買い替え時期の関係でwin3.1は通らずにいきなりwin95機に移行したんだけど、win95環境になってインターネットにアクセスしやすくなった。そのころもまだNIFTY-Serveで遊んでたものの(FF7の特設掲示板を見てた記憶がある)、ニフティでできた友人がどんどんインターネットに移行し始めて、自分もサイトとか作るようになったんだったと思う。
 ああ、でも、昔過ぎてさすがに細かいこともうよく覚えてないな……

メモ 編集

 一気に二つ記事を書くというムーヴ(オフ会おそらせをトップに固定しているので、いつも以上に気ままに書くことにためらいがなくなっている)

 なんとなく、ペレスのオールバックのことが気になって、リアルオールバックの画像を検索してた。
 「オールバック」で画像検索すると当然ながら日本の人のオールバック画像がいっぱい出てくるんだが、最近の日本の流行的には、オールバックはツーブロックと組み合わせるものらしく、まあかっこいいではあるけど、ペレスの立ち絵とは全然違う印象の画像ばかり出てきてしまうので参考にならない。
 英語で検索するかと思って検索してみたら、combed back hairとか、sweptback hairとか、slickedback hairとか言うらしい。撫でつけて後ろに流した髪型、てニュアンスなのねふむふむ。
 英語で検索すると当然に英語圏の画像が拾われてきて、日本人の今のトレンドよりもやはりもう少しペレスの髪型に近いイメージのものが出てきて、おっ参考になるなあと思ったのだが、今度は髭率が高い。今時の海外オシャレだと、男性はとにかく顎に髭を生やす。そして、顎までラフに髭を生やすとなると、もみあげが結構目立つのだ。
 ペレスの立ち絵見てたときはあんまりもみあげを意識してなかったので、あれ、もみあげどうなってたっけ?!私、描きにくいからって無意識にもみあげオミットしてたかな?!となり、慌ててペレス立ち絵を見返す。
 ないわけじゃないけど、やっぱペレ立ち絵だと、もみあげそんなに目立つ描かれ方ではない。そもそもネオアトラス1469の男性キャラは皆オールバックなのだが、顎髭あるゴメスやソリスはもみあげしっかりだし、逆に顎には髭がないバルディもペレス同様、あんまりもみあげは描かれてないのだった。
 ラフ髭と組み合わされてないオールバックで後ろ髪長め、てなると結構参照できる画像が減ってしまった。後ろ髪長めのヘアスタイルは、現在だとワイルドさや崩し感の演出になるので、どうしてもラフ髭と組み合わされがちなのだ。
 まあ、無人島に漂着して数日とか、アマゾネスに監禁されたとかで、無精髭が生えて、現代的にシャープなワイルドイケメンになっちゃったペレス、を描きたいときには参考として良いかもしれない。ちょっとまだ、今時風のペレスの絵面が、脳内でピント合ってこないけども(ついペレスに、そこはかとないもっさり感を求めてしまう)

メモ,ネオアトラス 編集

 そういえば、私が幼かった昭和の末頃、大人の女の人たちだけで外でお金払って飯やおやつ食べる、今で言う女子会みたいなことをできるような外食先ってあったろうか。全くなかったわけでもないだろうとは思うけど、思えば自分の親世代の人で、特に子育て中くらいの女性はそもそも気軽に外食をするということがあまり想定されてない(世間にも、本人にも)、むしろマイナスなイメージあったかもしらんという気がちょっとする。お友達とおしゃべりするにはもっぱら自宅で持ち寄り、手作り、みたいな……自分はその頃にはまだ子供だったのと、自分の親は共働きで母もフルタイムで働いてた人なので、あんまりそのへんどういう感覚だったかわからない、はっきり覚えてもいないことではあるんだが……

 それにしても思いついたことを何でもホイホイ自サイトにメモるなし。

メモ 編集

 自分の書く小説は「ふと」をさしたる意図もなく使いすぎだということに気づいたので改めてまいりたい

メモ 編集

 梅雨に入ってしまった。
 梅雨入りが発表された一昨日21日は、潔いほど朝から夜までどしゃどしゃのどしゃに雨が降っていて、季節の移ろいは感じられたが、正直、梅雨は憂鬱。沖縄でいちばん不快な季節だと思っている。
 いや、この時期に雨が降ってくれないと万事、困るのはわかってるんだけど、しかしこの湿度、蒸し感、そして降れば土砂降り、歩いて5分のスーパーに買い物に出ただけで着替えがいるほどの、傘の意味が感じられない強力豪雨。乾かない洗濯物。干せない布団。生活のあらゆる局面が雨によって縛られていく季節が来ちゃったなっていうことにシオシオしているのだ。早く梅雨明けないかな〜(梅雨明けは平年なら6月下旬。おそらくあと1ヶ月半は梅雨)

 ところで急に話が変わるようだが一応、前段に引き続きこれも前フリである。
 最近、ツイッタとか同人界隈で、○○んちゅ、という言い方を結構な割合で見かけるようになった。○○な人、の沖縄語由来の表現だ(海ん人、と書いてウミンチュと読み、漁師を指すアレである。伝統的な沖縄語においても、〇〇な人、〇〇に属する人、という意味で汎用的に使えるし、今もよく使われる言い回しだ)。
 一時の流行りなんだろうけど、もしこれがなんとなく日本語に定着したら、琉球語由来の表現が日本語に加わることになる。ちょっと面白いなと思っている。

 ……で、本題というのは、私が真に日本語に導入したい沖縄語は○○んちゅではなく、「むちゃむちゃ」という擬態語である、という話をしたいのだ。
 沖縄に住むようになってこの語を知って二十年余、ずっと思っている。日本語は「むちゃむちゃ」を取り入れるべきだと。

 むちゃむちゃは、日本語だとべたべたと言う語が一番近い。触るとくっついてきて、ぺったりぺったりし、なかなか取れない、ひっつき続ける感じ。けども、べたべたという語ではあらわせない、独特のむちゃむちゃ感があるのだ。
 「むちゃむちゃ」はおそらく餅(もち)と関係がある語である。琉球諸語の特徴の一つとして、日本語で母音がオの段になる語に対応する語がウ段で見られる。そのため餅はムチ、蕎麦はスバと呼ぶ。だからむちゃむちゃも、日本語服の発音なら「もちもち」に当たるのかもしれないが、意味としてはむちゃむちゃは、日本語のもちもちとはかなり違う。
 そもそも沖縄の餅は搗き餅ではない。
 沖縄の伝統食であるムーチーというのがあるが、これは米粉に水を足して混ぜたものを平たく月桃の葉に伸ばしつけ、そのまま葉で包んで紐で括って蒸した食べ物だ。蒸し上がると米粉はむっちりとし、大福の皮にいくらか似た感じの柔らかな餅になるのだが、この餅は包み皮となる月桃の葉にとにかくぺったりくっついて、なかなかきれいには剥がれない。
 ムーチーを食べるときは、包み皮を手で剥ぎつつ歯や唇も総動員してうまいこと餅を葉から剥がすテクニックがいるのだが、ある程度食べ慣れてもやはり、口元や指先には餅のぺたつきがまといつくことになるのである。
 そういう、延々とぺたつく様を「むちゃむちゃ」と言うのだ。
 しかし、むちゃむちゃはただムーチーを食べたときだけに使うのではない。
 もっとも使用頻度が高いのは、たぶん梅雨。
 湿度が高くて、肌がベタつくときだ。
 梅雨の時期は、とにかく肌がむちゃむちゃする、のだ。湿度はやたらに高い、でも気温はまだそこまで高くないから汗をかいてもいない、それなのにずっと、ずうっと、果てしなく肌がむちゃむちゃする。あの、「べた」というほどではないが「ぺた」よりはもうちょっとしつこいつきまとい感は、むちゃむちゃでしか言い表せない感じなのだ。

 ちなみにむちゃむちゃは、しばらく貼ってあった布ガムテープを剥がしたときにそれが窓ガラスなんかにくっついてて、それを指先でぺたくたしてみるときも、むちゃむちゃしている、というふうに使える。ガムテ触ってたら粘着が指先自体にひっついて、指先でしつこくぺたついているのもむちゃむちゃだ。
 「むちゃむちゃ」は、とにかくしつこく、ぺたぺたがつきまとってなかなか離れない、あっちにひっつきこっちにひっつき、どうあってもつきまとう、去りやらないぺた感を表すのだ。

 日本本土は温帯に属すとはいえもともと熱帯的な様相もある高湿度の気候ではある。しかしここ十数年ばかりは、夏場はさらに東南アジアに寄った暑さと湿度に見舞われるようになっている。つまり沖縄の気候風土に近づいている、ような気がする。
 そこできっと、べたべたとかそういうのとも少し違うぺたつき感を言い表したい瞬間が、日本本土に生きる民にもすでに存在しているかもしれない。そんなときのための語が「むちゃむちゃ」である。今後、日本語でこの語が普通に使われるようになったらとても便利に思う。
 広まれ、むちゃむちゃワールド。

 ちなみに、これまた梅雨時期というか、雨や水にまつわってよく使う「じゃかじゃか」という擬態語もあって、これもなかなかに便利だなと思うが、いい加減長いのでこのへんにする。
(大雨のあと、道路とか校庭とかが薄く水に覆われてるようなのが、シャワー使ったあとのお風呂の床とかが水びたしになってるようなのがじゃかじゃかしている、なのだが、むちゃむちゃに比べるとじゃかじゃかは、なんとなくちょっと新しい言い回しのような気がする。琉球各地で編まれている方言辞書に出てこないし、年寄りが使っているのもあまり耳にした覚えがない。比較的若い世代がつかう方言かもしれない。それに比べるとむちゃむちゃは、年寄りがフルのウチナーグチで喋ってるときにも使ってる気がするので、より由緒正しいというか、沖縄らしさを感じる語意と語感である)

メモ 編集

 提督集合絵、日曜で塗り終わった……はずが、ミゲルの大事なあごヒゲを描き忘れていたことに気付いて今日は延長戦。
 これは元絵、つまり『四方の風』の人物紹介絵の時点で描き忘れていたもので、つまりあごヒゲ喪失ミゲルを堂々と10部も印刷してしまったわけである。つらい。
 だがいまさら後悔してもどうしようもないので、色塗り版で修正できたのだから良いじゃないかと自分を慰めている(気付くまえにツイッタに上げてしまった痛恨については忘れることにした)

 それはさておき、ミゲルのあごヒゲだけでなくちょっと目に付いたとこ直したくなっちゃうし、またぞろアブトゥの唇に延々手をいれはじめてしまった。いかん。諦めろ。絵の稚拙はいまさらどうにもならない。もっとアブトゥを静謐で整っていてかつセクシーな美形に描きたいが、私の画力ではどうにもならないことなのだ。
 パースもえらいカオスで、最後に背景入れようと思ったときにとても苦労した。私にはパースのちゃんとした絵が描けるほどの技術がないのだからしょうがないのだが、そもそもパースがどうとかじゃなく絵の全てが全部おかしい。事物がかなり歪んでしか描けない。それはどうにもならなかった。へろへろになりながら、なんかとりあえずこう、空間を少しだけ埋めて、そして日曜の夜が更けていってタイムアウトだった。

 その空間埋めにつかった、壁に打ち付けられた木のバーに手紙とかがざくざく差してあるのは、ホルバインの『ゲオルク・ギーゼの肖像』という絵を参考にした。参考というかほぼほぼ丸パクリだけど。
 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%...

製作は1532年、描かれているのはドイツのハンザ同盟の商人だから文化圏も違う。同じような光景が15世紀後半のリスボンにあったかはわからん。
 が、まあなんか、この絵を見かけて、これはいい感じに商人のオフィスっぽい!ルネサンス頃の商人は手紙とか書類こういうふうに整理してんのね~!とテンションがあがり、勝手に、リスボンでも似たようなもんだろと思い込むことにして、提督達の後ろに、手紙とかたぶん地図とか、もしかしたら提督達の提出したレポートかもしれない紙切れをいっぱいぶらさげといた。
 ちなみにネオアトラス2には、やはり地図を囲んでの提督集合絵がある。その絵も商館の一室といった風情で、後ろには棚や道具があれこれ描かれてあるっぽく、とっても参考にしたかったのだが、私の手元にはごく小さい画像しかないので詳細がよくわからなくて参考にするのは断念した。

 実を言えば、ネオアト2のこの集合絵や、他の方が描かれていた同人絵で1469提督たちが地図を囲む絵を見ていて、その構図とかシチュエーションに憧れていた。提督達が全員いる絵! やりたいよ!!
 しかし大人数の絵に手をつけるのは、筆が遅い自分にはそびえ立つ高峰で、とうてい描けそうにないという構えがあった。それが、稚拙ではあれ『四方の風』の人物紹介としてなんとか全員出てくる絵を描きあげられたので、まあまあ嬉しかったのだ(ミゲルのヒゲは忘れていたが……)。
 調子こいた話だが、どうせならこの絵に色も着けたかった。とかいっても本編文章および絵の線画までを描くのが精一杯で、全くその余裕はなかったが、ほんとはカラー口絵にしたかったのだ。そういうわけで、今更、下手なりの全力で塗り絵してみた次第。
 まあ色塗りだけとはいえ、疲れた。絵を描くのはほんとに体力と精神力が要る。すぐ諦めたいしすぐ雑になるし、塗っていると嫌でも自分の描くものがなんもかんもアホほど歪んでいるのも見えてほとほとうんざりする。それでもまあ、楽しいには楽しい。推したちをやりたいだけ時間かけて描けるってのは、なかなか楽しい。できあがった絵には不足も不満もいろいろあるが、なんとか塗り終わったという満足はある。
 とはいえ、ちょっとこの絵に時間掛けすぎたので、ここで終わりにして、次の推し作業に移るつもりだ。
 絵は近いうちサイトのらくがきにアップしとく。
 その他、サイトのコンテンツもいろいろ追加しなきゃいけない。『四方の風』のPDF版はBOOTHでダウンロードして読めるけど、サイトの方にテキストでもあげておきたいのだ。しばらくは去年のデータの整理とアップロードを当面の作業にしよかな。

メモ,日記,ネオアトラス 編集

昨日は友人の車に乗せてもらい、北向けに長めのドライブに行ってきた。
写真はスマホに入ってるのであとで追加でうぷる
コンクリ建築とか花とかイノシシとかヒカゲヘゴとかサキシマスオウなどを見てきた

 行きに高速乗ったとき、途中で寄ったSAで自分用のおみやげで大東羊羹というのを買ったが、美味しかった。
 私が買ったのはえんどう豆の羊羹。うぐいす色で柔らかいあっさりめの甘さだった。他に黒糖塩餡とか種類があるらしい。黒糖塩餡食べたいな~。
 いつか大東島に旅行行こう。

メモ,日記 編集

 まずおへんじが冗長で鬱陶しいのですけど!?
 自分にキレてもしょうがないけど、ほんとうにさ! 文章が! 長い!

 そういえば、文章の冗長さもだけど、そもそもこの雑記のページのUI自体があまりうまくいってないのは気になってるので、3月内でサイトの細かいUI調整もがんばっていきたいなあ。
 雑記も、小説置き場の小説も、自分の手持ちの古いスマホで見ると幅調整がうまく設定できてなくて、固定幅になってて端が見切れて読みにくかったりしてるんだよね。あとこの雑記のページの画像、サイズが原寸のままでしか載せれないのとかどうにかしたい。

メモ 編集

 よし順調に仕事が切羽つまってるぞ!
 こういうときこそ、ふと思いついたことをメモしておきたいんだけど、そのうち(つまり仕事が一段落したら)最近追って読んでる好きな漫画とかどっかにメモと感想とおすすめ事項、書いておきたいな。たぶんツイッターで、ちょっと長くなるかなとは思うけど。
 ある程度の量だとここに書くのが良さそうだけど、ここ人に読まれないからな。他人におすすめもしたいし、感想というほどまとまってなくても作者さんに読んだよがうっすら伝わるといいなというのもあるから、多分ツイッター。
 アンナ・コムネナとブルターニュ花嫁異聞と騎士譚と騎士王の食卓は絶対に入る。欧州中世まみれすぎるけど。あとこう、なろう系というかネット漫画系でいくつか……悪役令嬢転生おじさんをちゃんと推し書いときたいかな。あと真面目系天然令嬢もめちゃくちゃ推したい。絵も話もだいぶ好き。あと死に戻り令嬢の仮初め結婚コミカライズとか悪し妻語りとか、なんかこう好きなやつ。
 悪し妻は、めちゃくちゃすごい作品だから読んで!みたいなノリではないんだけど、絵と雰囲気がとにかく好みの味わいで、知ってほしいなあ、と。しかし、どうも長期休載に入っちゃったらしいんだよなあ。そもそも作品自体、ハーレクインだし和風だしストーリーもジャンルによくある感じっちゃよくある感じだしで、ぶっちゃけ一般ウケするキャッチーさやマニアックウケするぶっとんだところや尖ったところもなく、人に薦めにくいのは正直ある。でも落ち着き感がすごく良いんだよね。ジャンルの他作品だと多分あまりない(このジャンルの作品あまり読まないから感覚で物言ってるけど)しんと空気感のある絵のたたずまいがまあとにかくなんか好みで、この作品のここんとこ無性に好きなんだよなあ、を言語化しておく意味が(私にとっては)ある作品な気がする。
 絵が好きといえば、ツイッターに最終巻の感想だけ書いた北欧貴族と猛禽妻コミカライズも、作品の物語全体もすきだけどなんといっても絵を推したい漫画。あと居酒屋のぶは、原作小説もコミカライズ両方も、ここ好き好き!ってのをまとめて書きたいなと思っている。他になろう系だと魔道具師ダリアのコミカライズもけっこう面白いなあと思ってて、新刊出たらすかさず読んでる。
 もうちょっとメジャーというか、ジャンル外にも妙に知名度ありそうなあたりだとヘテロゲニアリンギスティコも(そもそもヘテロゲニアリンギスティコのジャンルってなんだ)。ああ、あと、今更ながらダンジョン飯を、完結したことでますますオススメしたい。
 異種族レビュアーズはどうしようw 感想というか、五竜亭やクロちゃんのRPG千夜一夜とかの思い出なんかを合わせて、こういうとこ良きよねえを書いておきたいけど……しかし私もソードワールドリプレイとクロちゃんとかは読んではいたけど、TRPG遊んでる人ではないからなあ。中高生頃、TRPG遊べる仲間がいないままリプレイやルールブックだけ読み物として摂取してて、結局そのあともTRPG遊ぶ機会がないまま生きている。今、クトゥルフ周りとプレイ動画配信のおかげでTRPGがわりとメジャー趣味として楽しまれる環境になってきてるらしいんだけど、動画は全般に不得意のため配信見る元気はなく、しかも今人気のホラー系や人狼とかはそこまで積極的に好むジャンルじゃないので全然内容を把握してなくて、TRPGについて、って感じでは書きづらいんだよね。
 それにしてもここまでラインナップ見てても思うけど、ハイファンタジーに魂が引きこもりすぎているな。あとすでに推したい作品量が多すぎでは(ほんとにこんだけツイッターに書くの? どーしよ)

追記:速水螺旋人作品も推したいわねえ、大砲とスタンプもだけど、男爵も捨てがたい。大砲とスタンプも物語の締め方すごく良かったけど、男爵の締め方がほんともう好き!好っき!!でしょうがない。あと、ゆうきまさみ作品、今連載中の新九郎奔るも面白いけど、この3月からドラマ始まるらしい白暮のクロニクルをちょっと書きたいかも。悪に対する決着のつけかた、それがすごく、ずっと響いているので……でもネタバレになっちゃうからな(とあるドメジャー作品と比較したいんだけどどっちものネタバレになる)。

メモ 編集

 家で作業してると、なんだか妙に集中が切れる。
 作業BGMがちょっとエモみがあるとつい聴き込んで、なんか感極まると言うか、切なさで動揺する。なんでもかんでも過ぎてなくなってしまう、そんな無常への悲しさが湧く。
 なんだこれ、と思ってたけど、なんとなくこのしんどさにはぼんやりと覚えがある。あれだ、年度末進行と猫の看取りが重なってたので、この時期になると体がそれ思い出してるな、と気づく。
 一昨年か。
 そのときの具体的なしんどさはほとんど思い出せず、たいして辛かったという記憶もないが、同じ時期に似たシチュエーションで机に向かってるときだけ、確かにまあまあ(あくまで自分比較でだけど)心身ともにいっぱいいっぱいだったのかなと肌感覚で思い出す。
 2年前、締切までに間に合わせて仕事を仕上げなきゃというので、猫の寝床を背にしながら、背中にうっすら弱り行く猫の気配を気にしながら、徹夜でパソコンに向かい続けていた。張り詰めていていっそ淡々としてた日々だった、ような気がする。あまり思い出せないが。
 2月、そして3月、同じように締切に焦りながらパソコンに向かってるときだけ、感覚がそっと体に蘇ってくる。いろいろてんやわんやをギリギリ心に詰め込んで抱えていた日々を、頭は覚えていないが背中や手のひらやなんかが覚えている。
 猫の看取りについては元々あれこれと後悔がある。最後の一月や二月の話だけでもなく、慢性腎不全がわかった数年前、さらにその前、猫を拾って飼い始めた頃まで遡っての、あれで良かったのかなあ、という問い。生き物を飼うことにはなにがしかの罪悪感がつきまとうだろうということは、猫を飼い始めたときから死ぬまで、ずっと考え続けてきたことだ。生き物を飼って看取った経験のある人なら大小はあれ、そういう気持ちをどこか持っているかも知れない、などと考える。私は人と比べて格別に猫の喪失に苦しんでいるというわけではない。いつかそうなるだろうとはずっと予期しつづけていたのだから。
 私は、あの猫を飼うかと腹を括ったとき、こうした一切を確かに考え、確かに了承していた。とはいえ、生き物と暮らした記憶や感情が、頭の中に思い起こされるより、どちらかというと体の内で鳴るようなものとは、あまりわかっていなかったなと思う。
 この肌の感覚そのもの、猫が弱り死んでいくあの時間を体が覚えていること自体が、猫と暮らした日々が私の内に沈殿したことの仕上げになっている。その時間は誰にも共有され得ない。しかし私はただ自分にとってのみ、この沈殿を大事なものだと思っているのだ。

メモ 編集

 プラニスフェーリオ第二版の増刷が届いた!
 冬コミのときに売り切ってしまって、自分の手元になかったので増刷するときに1冊だけじゃなんとなくさみしいなということで、4冊刷ってしまった。
 BOOTHに置いておいたところで、これが売れるあてはまーーーったくないんだけど、それでも格好だけでいいから、ネオアトラスの同人誌(物理)が実在するし買えるんだ、という状況を置いときたい、そんな感じ。
 それで、BOOTHを更新ついでに前から気になっていた、このサイトトップのメッセージ欄を少し縮小しておいた。
 私自身がだらだらと冗長に文章を書く気質なのでこんくらいでいいかと思って据えてたんだけど、いや最大3000字で書き込み欄5行はちょっとサイトトップに置くにしては、なんだ、こう、ボリュームの圧が強いだろとはうすうす感じていたのだ。
 といってメッセージ欄をなくしちゃうと、サイト見た人が私に連絡したいときの手段がなくなっちゃう可能性があるので(ツイッターもいつまで運用するやら、ほんと迷ってるんだよね)念のため置いておく。

 それにしてもサイト、いろいろ手を入れたいが、3月後半までは手をつけられない。
 毎年のことだけど仕事の進捗関係で、やはり2月に入ってから3月半ばまでは家でも持ち帰り作業するペースじゃないと無理げで、今は趣味の活動をあれこれできない。のでいろいろ寝かせておく。ツイッターもちょっと静かになると思う。春までは仕事がんばる……きっと春になったら、土の温度と湿度が上がってイキイキしはじめたミミズみたいにがんばるね。

お知らせ,メモ,日記 編集

 なんとなく、冬コミで出した個人誌『四方の風』の感想ほしいなあという気持ちがある。とはいえ実際に読んだ方から反応や感想もっとほしいんだよクレクレよ~、という感想への強い飢えではなく、漠然とした、あれは読み物としてどうなんですかね、と顔のない誰かに聞きたいような感覚。
 いつもそうだが、私の文章は読み物として読めるものなのか自信がない。私はほとんど小説を読まないし、二次創作しか書いたことがない上にその量も多くない。物語文章のインプットもアウトプットも乏しい以上、私が書くものがだいぶ拙いのは間違いないが、そこを客観的に測れる自信すらない。締切に追われて慌てて書けばますますひどい。
 『四方の風』は、あまり書いたことのないタイプの短編を一気に八編、急いで書いてしまったので、これが二次創作としてですら読み物として成立してるのかどうも掴みきれないという感覚がある。
 これまでにいただいた感想や反応から判断するに、さすがに文意が汲めないレベルに崩壊しているということはなさそうなのでちょっと安堵はしてるが、ずいぶん急いで書いちゃったからな……と、漠然とした不安と罪悪感のような申し訳なさは消えない。読むのしんどいレベルの悪文だったらほんとごめん……自分ではよくわからないんだ。

 それで、有料で、作品読んで添削とかアドバイスとか感想なんかをくれるサービスがあるというので、そんなの使ってみるのはどうか、などとしばし考えていた。
 しかし、やっぱりやめにした。
 突き詰めれば、たとえ分析的に読むにしてもやはりネオアトラス知ってる人に読んでもらいたい。二次創作は、書き手にはもちろん読み手にとっても、やはり作品やキャラへの愛着とその共有感が中心にあるのであり、文章や物語としての出来不出来は副次的なものだ。
 そりゃ読みにくいよりは読みやすい方がいいに決まってるし、研鑽を怠らないのは立派な振る舞いなのだが、私自身については、立派さとかあれこれ要求するとすーぐやる気なくす怠け者なのわかってるので、あまり気張らないことにする。
 まあ、あとはぶっちゃけ金が。
 今回は『四方の風』全体に眼を通して構成とかも含めた上での、物語としての受け取りやすさ/にくさとか、読み口の良し悪しを尋ねたいんだけど、となるとそれなりに文字数があるので、料金設定安めの人に依頼しても5000円くらいしちゃいそうだった。どうせ同じ金をかけるなら既刊作品の感想ではなく、次に本にまとめるときの校正に金をぶっこむべきだ。
 そう、ココナラとかつらつら眺めてて、金払ってぜひお願いしたいな!と思ったのは、感想とか添削・アドバイスよりも、校正のほうだった。もちろんプロット出しから構想練り、添削、校正、フィードバックまで諸々見てくれる人、すなわち編集さんが一人いてくれたらめちゃくちゃありがたいが、趣味の同人誌でそれ全部に金を費やすことはできない。もしひとつだけ選ぶなら絶対に校正だ。自分で書いたものを自分一人だけで校正するのは正直無理だ。どんだけ読んでも見落とすもんね。
 もし、次回本を出すことがあれば、校正サービスマジで使ってみたいな。

メモ 編集

 K2最新話好きすぎて長語りしてしまったが、ほんとは今年の抱負を書こうと思ってたんだ。

 とりあえず3月いっぱいまでは仕事がメインであんまり推し活動できない目算だけど、3月までどれだけスローペースでもいいからちょこちょこらくがきとか、短編二次小説を書いてくのはがんばってみたい。
 4月以降はね……まずは放置してるセーリング・エラと、Sagresを一通り遊んでいきたいな。
 あと積み本の消化。大航海時代=中世後期の解像度を上げていきたい。推し活動に生かすかはともかくとして、知識だけはもう少し入れておきたい。
 二次創作は、2023年は街のフレーバーテキストで書いた短編集出したけど、今度は発見物と提督たちを絡めたやつ書けたらいいな。
 ペレスとアブトゥをいちゃつかせもしたいが、それはちょっとゆっくり気味に考えている。というのは、ずっと抱えてるアブトゥとペレスの連作のネタがあるんだけど、それを少しづつ進めたいんだよねえ。ただし現段階でもそれなりのボリュームが見込まれてるので、2024年中に完結はまず無理だなと。今年は、もう少ししっかりプロット固めるのと、ちょっとずつ書き進めていくのを心に留めておく程度で。

 個人誌は今年は出せないかもしれないが(今年のうちに文庫本の厚さになる量を書く予定がない)、合同誌はまたやれたらいいな〜。でも今はまだなんもアイデアがない。あとのぐちさんにも、まだなんも相談してない。勝手に、また合同誌やりたいな〜とか思ってるだけ。

 そうだ、そういえば夏の終わり頃に、東京港にイタリア海軍の練習帆船が来るので、それを見に行きたい。オフ会とか設定しちゃうのどうだろ?!と考えちゃうけど、まあ具体的なことはもう少し先でもいいかな。

 とりあえず思いつくのはこんなところ。
 今年もネオアトラスでワァワァする気でいる。もっと掘り下げたいこといっぱいあるんだよなあ

追記:
 そういえば、2023年は提督それぞれ主人公で、恋愛でもない話を書けたのちょっとだけ去年よりは進歩したと思ってるけど、面白い話に書けてるかどうかというとまた別の話なので、質ももう少し上げていけたらなあ。
 二次創作なので、二次創作なりの面白さや伝わり感でいいかなとは思うけど、それにしてももう少し読んで面白いものを書けたいものである。
 まあ、そもそも文章自体がそんなに上手ではないので、もう少しこなれた文章書けるようになりたいねえ。マシになるには、とにかくちゃんと書いていくしかないとは思うけどさ、地道に。

メモ,ネオアトラス 編集

K2の466話、最新話なんでポイント払わないといけないやつだけど、読んだよ!(というか毎回ポイント払って最新話読む程度には追っかけてる作品)

ちょっとォ〜〜〜!!!
タイトルといいサムネといい表紙といい中身といい、1000%の也宮だったんで即死しそうだったよ!!!
たけど別に関係は進展はしてない。めちゃくちゃ也宮なのに。
なにそれおかしくない??!!!

とりあえず、一也があいかわらず宮坂さんにホの字なのがよくわかるし、一方の宮坂さんは全然そういう感じの空気じゃないし、でも誕プレは毎年贈り合っている仲という尊さ。
それと、一也はKの一族だし外科手術の場数とんでもなく踏んでるからいいとして、宮坂さんがすっかり外科医が板についてきてる感じなの、じんわり感動した。まだ、裁縫好きの女子高生で、外科医なんて考えてなかった頃の宮坂さんを思い出し、姪っ子がすっかり大きくなってこんな立派に……みたいな気持ちになった。
オペで一也の隣にいる絵もすごく自然なんだよなあ。ううう。もうほんと早く結婚して。告白とかすっ飛ばして明日くらいには籍を入れてくれて構わない。急患来たら毎度夫婦オペでがんばってくれ。

この物語、いちおうは今代のKである一人と、スーパードクターのDNAを背負う一也が主人公だけど、K2ではつまるところ医療で患者の命と人生を救うことを志し努力をやめない医師みんながスーパードクターなのだ、て方向に物語が動いてる気がしてる。何話だったか忘れたけど、谷岡部長の実家のエピソードで、町の医院やってるお父さんの弛まぬ仕事というのが印象的だった。一人と一也だけがヒーローとして孤高に人を救い続けるのではなく、たくさんの医師が自分の場所で日々、地道に戦い続けている。
 特に最近の数エピソードで、一人については富永や高品親子の話で、頼りになる相棒や後続がいるんだという話をやってたと思うけど、一也については宮坂さんや帝都大の仲間たちがそういう存在になるかもしれないと思ってて、高品親子の話が進んでる裏でついに一也と宮坂さんの二人で外科手術する話が来たので、なんか感じ入ってしまった。別に初めてではないけど、共同作業尊いな……というかもしかしたらガチのオペを、正規の医師の立場で二人で乗り切るのははじめてでは。ううう。二人とも立派に医師の道を歩んでいる……何度でも無限に、ご近所で長らく二人の成長を見てきたオバチャン目線になれる。最高の1話だた。

 一也は、このエピソードでも宮坂さんにドキドキで照れ顔見せまくりだけど、KAZUYAに比べて普通に青年の言動や表情の場面多くて、そこがもはや一也というキャラの個性になってるフシがあるの、なんか安心するよ。KAZUYAはああいうキャラでいいんだけど一也は普通の若いにーさんの側面を保持しててほしい。わりと普通の喜怒哀楽も抱えながら暮らしてる人が、必要なときにはギュッてしてヒーローを務めるての、すごくいい。同じようなカオをして一緒にヒーローをやる相棒として宮坂さんが隣に立っててくれるのがまた良い。そういうキャラであってほしい。一時期、放浪編で一也は孤高のスーパードクターの道を歩みかけそうな気配を漂わせていたけど、そうじゃなくて村に戻り、宮坂さんに迎えられて、孤高じゃないルートに流れが向かったの、個人的には良かったなと思ってる。恋愛とかじゃなくて、人生の物語として。

それはさておき、しかし少なくとも一也は宮坂さんにどっぷり惚れてるし、宮坂さんも一也が告りさえすれば普通に付き合うとか結婚するとかなると思うし、こうなったら妊娠出産の話もしてほしい。告白から結婚から妊娠出産までのいちいちにうろたえる一也が見たい……ではなく(※ではなくないが)、一也はなにせあの出生なので、惚れた人と結ばれてそのままごく一般的な父親になる流れであってほしい。
 あと、難しいテーマとは思うけど、女性の外科医のキャリアと人生、特にパートナーも医師である場合の二人の、仕事と出産や子育ての話も、展開してもらえたらなあ。
 K2だと、KEIが医師であり多忙な夫を持ちながら子を生み育て、自分自身も医師としてキャリアを重ねてるけど、もう出産終えて子供がかなり大きくなった段階でサブキャラとしての再登場だった。KEIの人生と子供の話はあんまり出てこなかったけど、一也と宮坂さんが結婚するかも、て話になると、先輩として磯永夫妻の、結婚して子ができて親となっていく話も出てくるのかも。そういうのもちょっと読んでみたいなあと思う。恋愛バナシというより、医者人生の一側面として。

メモ,日記 編集

 こないだ出した個人誌の人物紹介で、提督全員集合絵を描けたので、それに色塗りする作業してるんだけど、作業のあいまにフリーレン見た。実質、フリーレンの合間に作業してた、に近いけど。
 面白いというか、そりゃ好きになるよこれ!!って思った。キャラクタはみんなぽんやり淡々テンポでマイペースで、笑わせくすぐりもいっぱい入るし、キャラのぽんこつがとにかく楽しいのに、一回はじわじわ泣いちゃう人生っぽさ~! 随所でエモが叩き込まれる。中年の涙もろいハートを割り鳴らす感じの叩き込まれ感がある。
 それと、原作漫画も最初の方読んでて面白い作品だなとは思ったけど、アニメのほうはとにかくアニメーションが魅力的ですごい。フリーレンとフェルンどの瞬間もかわいいし魅力的。萌えキャラという文脈ではなく、シンプルに動作とか造形が魅力的。全体に、女性キャラの絵的な魅力すごいな~と思った。フリーレンの師匠なんかもこう一場面ごと立ち姿そのものに魅力があって、絵がとにかく良い。男子キャラは、女子キャラに比べると造形や動作そのものよりキャラクタのほうに魅力がある感じだけど、おしなべてキャラはとにかく良い。男女とも全員、ちょっと食えない、ちょっとクセがある、ちょっと意地と見栄がある、そして基本として善良で温厚(魔族は別)。とにかく物語が優しい。中年のハートをエモで叩き割っておいたところに沁みる薬をなすりつけてくる。おのれ。こんな餌に釣られクマー。
 なおかつ、フリーレンを筆頭にパーティーメンバーは基本性能としては非常に優秀で有能なつよつよ連中なので、チート無双感もある。その辺は最近のラノベに求められてる安心感もちゃんと確保している感じ。
 とにかく細部まで行き届いたウェルメイドだけど、そこが鼻につく感じもなく、愛情を持てるアニメ作品だなあと思った。

 一方、今、ついった上では、フリーレンの物語が読めてない人がいるバナシがなんかバズってる。
 改めて言われると、確かにハイコンテクストな物語だなあと気付いた。パロディ的というか、前提として、角川スニーカーとかあれこれゲームとかで叩き込まれた膨大な物語がないと、すっとは入れないかもしれない。
 指輪物語読んでりゃエルフの時間感覚とか、定命の人間との恋愛における別離とかのテーマ自体への理解はあるだろうけど、魔王を倒した勇者のその後、という文脈は指輪物語自体にはない(魔王討伐後のアフターの章はがっつりあるけど、あくまでしめくくりであって、そこから新しく話が始まるわけではない)から、ドラゴンクエスト以来のJRPGが脳にしみ込んでて、魔王を倒してエンディング、めでたしめでたし……で、その後どうなった?の興味を持ったことがないとピンとこないかなと。
 例えばロードス島戦記とかテイルズオブファンタジアで、魔法使いエルフと勇者が恋仲で、でも二人の間には寿命の違いがあって、魔王を倒して二人は結婚し死ぬまで幸せに暮らしました……とは単純にいかない点に胸がきゅんと痛んだ記憶があるかどうかみたいな。フリーレンの思いの在り方、彼女の記憶のたどり方はとてもエモいけど、あれは、パーンといずれは死別するだろうディードリットがその後どうやって生きていったかを想起させる物語としても読めるというか。2010年代のラノベ知識というより、1990年代のファンタジーブームに知識があるほうが取っつきやすい気がする。
(余談なうえにロードスのネタバレなんだけど……
 続編だったかどっかで、壮年期も過ぎもはや老年期も見え始めてるパーンとずっと一緒にいて実質配偶者の立ち位置にあるディードが、子供はできなかった、とモノローグで語ってる一行をどっかで見かけて、なんか沁みたんだよなあ。英雄で勇者で有名人だけど、恋人つうか夫婦としては普通の二人で、子供も欲しかったのかもしれないけどそうはならなかったんだなあ、それを静かに受け止めるしかない命運の二人なんだなあ、と。ただしメタ的に言えば、ディードは永遠の美少女キャラでしかあれず、パーンもどれだけ老いていこうが物語の上では名も無い若い冒険者だったキャラを引きずらざるを得ず、青年期のキャラ造形を崩せない、若者向けというジャンルが要求しただろう物語構造自体に怨みはある。設定上そうにしかなれなかったというだけではなく、おそらくジャンルの特性で親にさせ得なかったんだよね、このカップルは……)

 ちなみに職場上司はフリーレン推してて、フリーレン見たよ!フェルンかわいい!と感想言ったら、娘の成長を見守る心地だよ……と言っていた。リアルにローティーン年代の子持ちなので、余計その感想になるのかもしれない。ああ、確かにそう。子育てしてる中年の心にも、萌えとは別の文脈でフックするポイントがあるな。
 アニメ-ションとしての魅力は全世代に響く感じなので、オールラウンドに人を惹きつけるのは確かだけど、物語の核の部分は、今、中年に差し掛かっているか、中年どまんなかの世代にやたらに響くように作られてる作品なのではないか、という感じはしてる。
 とはいえ、フリーレンまわりは中年の心をたたき割っていくけども、フェルンとシュタルクらへんは、若い人にとってはリアルタイムに自分たちの物語で、赤い実はじけたの世界だなあ。一見甘酸っぱいすらないような、意識してない友達関係くらいのコミュニケーションなのにふいに甘酸っぱい。普通にこの二人の関係性は萌えがあるし、描写の適度な抑制と品の良さも良いし、二人それぞれキャラクタも魅力的だ。行く末見守り隊に入隊せざるを得ない。
 同時に、ヒンメルの思い出を巡る旅の途上にあるフリーレンからすると、フェルンとシュタルクがひき起こすあれこれは、なにかと自身とヒンメルとの十年の旅の思い出(実質的にヒンメルといた時間がフリーレンの青春時代なのだ)に重なるでもある。こうして物語はずっといくつものレイヤーが重なって語られてる。それを考えるとそれなりに複雑な造りの物語だし、しかもこの作品では、そのへんをわかりやすくテキストで説明したりはほとんどしない。結構な頻度で、絵や間やカットバックだけで語るし、ちょっと過剰かもと思うくらい、かなり余白や行間を重視している。ディテールを読んでく作業もなにげに必要で、合わない人にはあんまり合わないというのもわかる。
 正直、私も、このカットは今なんのためにあったんだろ???と思ったりしてるカットが結構あって(城門くぐるとき衛士がやたら長映ししてたのとか)、読みか文脈理解が不足なのかもしれないけど、単にテンポや間が独特なのかもしれない気もしている。未だによくわからない。とにかくディテール大事な作品なので倍速視聴には向いてないのだけは確かだなあとおも。情報摂取という面でだけみるなら倍速視聴も手段の一つなので悪いとは思わないけど、作品を鑑賞しようとしたら倍速視聴ではできないし、この作品はそもそもからして、ある程度の時間と手間を掛けて鑑賞してくれという造りなので。
 そういうわけでフリーレンという作品はかくも繊細で重層的な造りで、文脈理解も当たり前に要求してくるややこしさなのに、今期の圧倒的覇権なのは、とにもかくにもアニメーションの魅力と、キャラクタの魅力と押しつけがましくなさにあるのかなあと思っている。
 物語は緩いようで牽引力があって、フリーレンの旅路の果ては気になるし、旅の途中でヒンメルと幾度もふたたび邂逅するようなフリーレンの心境にいちいち思いを馳せたくなるし、フェルンとシュタルクはいいからさっさと付き合っちゃえよ。ザインが中年の心の叫びを代行してくれたのマジありがてえ。
 あ、そういえば、なにかと街や村に数ヶ月単位で逗留してどんどん年月が経っていく(そしていちいちフェルンが苛立つ)ところが面白い。ご長寿エルフの時間感覚がこういうかたちで随所で表現されるのめちゃくちゃ好き。SF的なセンスオブワンダー感じる。

メモ 編集

これは自分用の備忘。
少し真面目な話というか。

 そのうちもうちょっとちゃんと書いておこうとは思っているが……
 大航海時代を舞台とし、概ねヨーロッパ人を主人公としてヨーロッパを発して未知の新世界へ……というゲームのストーリーやフレーバーを楽しむにあたり、私自身は、そのあとに続く植民地主義についてまったく意識しないわけにいかないのが本当のところ。
 これは、あくまで私個人の屈託で、大航海時代シリーズなり、ネオアトラスシリーズなりの作品そのものをその点において批判する気はないし、プレイヤーがその視点を持たなきゃと主張する気もない。ただ私自身の意識において、史実にそれなりに寄せてる大航海時代シリーズはもちろん、わりと史実を相当にぼやかしながら進むネオアトラスの「世界の不思議と驚異」でさえも、「海のかなた」への憧れも含めて全てヨーロッパから発する視座から生まれたもの、つまりオリエンタリズム的なものが含まれているということは意識し続けないとなあ、というのがある。
 無邪気に驚嘆され、楽しまれる「探索される側」には、日々の当たり前の生活文化があり、自己完結した世界を生きていた。だが、あるときヨーロッパが押し寄せてきて、それは不可逆に、決定的に変わってしまったのだ。やっぱり大航海時代には暗い側面がつきまとっていて、人類史において近代と呼ばれる時期以降、地球の広い地域を覆った植民地主義の発端がそこにあるのだ。そういう歴史的な流れが現実に存在し、今現在、この瞬間にも、地球上にうごめく人類のあれこれを運命づけてしまっている。そのことはいつも意識の片隅においておかねばと思う気持ちがある。
 とはいえ、二次創作は二次創作だ。私は、好きな作品の好きなとこをワァワァ賞賛するためのものとして二次創作を書く気でいるので、その二次創作において、オリエンタリズムだの植民地主義だの、大航海時代や史実の暗い側面に触れる気はまったくない。二次創作を通して、一次作品や世間を批判的に批評する気もまったくない。
 ただ、これは私自身が学問として若い頃に学んだあれこれから来る感覚ではあるんだけど、ヨーロッパからの「探索」をただ善として賞揚することには慎重であるべしという意識は、どこかにうっすらと抱えておかなくちゃという感覚もまた、確かにあるのだ。……あるんだけど、とか言っておいて私が書く二次創作ではわりと無邪気に、遠くへ、海の向こうへの憧れが出てしまっている。まあ私がそういうの好きなのでついそうなっちゃう。勢い良く書いてしまったあとで、ほんのちょっぴり、考えなしだったかなあと葛藤してる部分はある。でもまあ、やっぱり勢い任せに書いちゃうんだけど。
 ゲーム作品として、大航海やネオアトの続編を望む気持ちもたいそうあるが、ゲーム作品は今や、さまざまに異なる歴史や背景や立場を持つ世界中の人が、自分たちの母語で遊ぶアクセス性を備えるようになった。大航海もネオアトも、大航海時代を夢と冒険にあふれたワンダフル世界巡りツアーとしてのんきに語ることはもうできないだろうなあとも思う。特にネオアトはそのへん顕著なんじゃないかと思ってて、無印や2にはあったいろいろな発見物が1469でだいぶ姿を消してしまっているのは、このへんの事情があるのかもしれないなあと思っている。そしてその配慮の感覚は打ち捨てるべきではないと思うし、当然のものであると思う。
 冬コミで無配コピ本作ったとき、この点に触れても良かったけど触れずにすませちゃって、大変のんきに海の向こうへの憧れというとこにばかり焦点を当てるシメで終わらせてしまったので、ちょっと反省気味に、今ここで言及しておく。

メモ,ネオアトラス,海や船,地図や地理 編集

今年なに書こうかなって書いてたけど、そういえば原作イベで、ペレスがアブトゥの名前つけるとこ、なんか書かなきゃと思ってたんだった! まだなんもプロットとかないけどとりあえずこれ書かないととおもってた。メモ。

メモ,ネオアトラス 編集

 自分のオタク活動はかなりキャラ萌え(しかもペレスとアブトゥばっかり)に寄っているので、うっかり公式とか、あるいは攻略情報を求める向きのネオアトプレイヤーの方にキャッチされてしまうのはどうだろう、と躊躇があって、わりと検索を避けて推し活やる傾向を持っている。たとえうっかり見つかったとしても、ああ、まあ、こういうのもあるんだね……と見過ごしてもらえる程度にひっそりやりたい、そういう気持ち。
 ただ、これだと、ネオアト二次を求めるキャラ萌えオタがもし存在した場合のための、「二次創作も結構あるよ!」偽装があまりできてないことになり(検索に引っ掛からないので発見されない)、それもそれで、わざわざ下手くそな絵とか字を書き散らしている唯一のモチベーションを自分から失いにいってるわけで、うーんいかがしたものか……ということにちょっと前からうっすら頭を悩ませている。
 半分くらいはPixiv使えば解決する話なんだけど、pixivは個人的なお気持ちのために使いたくない。
 そしてtwitterは、イーロン・マスクに買収される前はオタ活の主戦フィールドとしてだいぶ活用してたんだけど、今となっては今後が不透明すぎて頼れない。
 しかし現状、pixivとtwitterという2つの媒体を完全に離れてしまうと、マイナーややレトロゲーなネオアトラスの場合、本当にオタ活の痕跡が拾われにくくなってしまう。

 今のところはアピールしまくると悪目立ちするだけだという恐怖のほうが上回ってて、とりあえず目立たないようにオタ活する気分が勝ってるんだけど、おめーはなんのために二次書いてるんだよ、っていう根源的な葛藤はずーっとあるんだよなあ。ロボ避け外そうかな……でもグーグル検索で把捉されるのはやっぱちょっとカンベンって気持ちはあるんだよね。twitterが、オタ活の息吹をちょろっと探してもらうにはいちばん良い手応えの場所だったんだけどなあ。

 これはたいした解決も解答も見当たらない、ただのグダグダした愚痴で、まあすぐにどうこうしなきゃってまでの意欲や焦りがあるわけではない。しかし、自分にとっては、こういう目的のためにこんなことをする、というのがはっきりしているほうがモチベ上がるし、やることも考えやすいし、しっかり長いこと続けていけそうというのはある。このサイトで誰にも拾われないまま続けていくのではなく、いずれは、オタ向けの媒体でそれなりには検索にかかるように活動ちょこちょこ続けてくやり方を、改めて考えなきゃいけないのかも。(まあ現実としてはそれはpixivくらいしかない……こだわりを捨てればそれでいいハナシ。ただ捨てたくなさもそれなりに強いだけ)

メモ,ネオアトラス 編集

 poipikuのアカウント消したので、ポイに置いてたらくがきをサイトのほうに格納したよ。
 結構作業に手間取っちゃった。ほんとに雑多ならくがきすぎて、ごちゃついてもいたし、なかなか整理できなかった。どころか未だに整理できたとも言いがたい。
 poipikuやTwitterを使わなくなって、代わりにこの雑記のページを使い始めたのも混乱に拍車をかけている。雑記も、なんも考えないでほいほい放り込んでたもので、ファイル名の統一とかファイルの整理がいまいちよろしくなかった。私のカテゴリやタグの設定や使い方もよろしくないし、今使ってるデザインのUIもよろしくない。これもそのうち修正したい。
 それと、今回は画像だけとりあえずページ作ったけども、poipikuには文章ネタで雑多なメモとか文舵練習とかの文字ネタも載せていた。このへんはそのうち小説のページに追加しようと考えている。同人誌の感想とかあったからね、少なくともあれはサイトに載せておきたいな。

お知らせ,メモ 編集

トールキン『シルマリルの物語』にある、フーリン一家の物語の紹介と解説がなされてる記事があった(英語だけど自動翻訳で概要把握)

Tolkien’s Darkest Middle-earth Story Isn’t From The Lord of the Rings リンク

 トゥーリン・トゥランバールに関する章は、私が初めてシルマリル読んだとき、あまりに悲しい結末にトールキン先生に対して「てめえの血は何色だーーーッ!」て気持ちになったくらいに、登場人物たちの行動がなにかも悲運に巻き取られていき、ひいては中つ国第一紀終焉の呼び水にすらなるという、徹底した悲劇。
 「さようなら、二重に愛するお方よ!」のニエノールのセリフ、悲痛すぎて何度読み返しても新鮮にハート破れそうな気持ちになる。あと最後にフーリンがモルウェンと再会するくだりとかほんと……ほんと……ひとの心はないのか……ないなモルゴスの悪意の結実だものな……えぐられ半端ねえんだよしかし
 しかし上記記事の解説にあるとおり、実に古典・神話的な世界が広がる美しい物語でもある。
 好きかどうかっていうならもっと平和でほのぼのした話が好きだけど(しかしミドルアースの物語はたいてい哀切をはらんで終わるといえばまあそうだけども)、シルマリルにまとめられた中つ国の物語たちのなかで、もっとも美しく、また構成が見事なのはこのお話だとは思う

メモ,日記 編集

 ツイッターで見かけたやつなのでツイッターで触れるべきなんだけど、まだ冬コミ当落がわかったわけではないので……。

 七月先生が冬コミ申し込んだって?!
 ジーザスのスピンオフ小説あるって???
 ええええええ
 いやちょっとマジで魂落ちたんですけど
 どうしようどうしよう 

 もし、もし私も冬コミ申し込み通って、そんで日がいっしょだったら……
 しかし、買いに行くとしても絶対並ぶし、ちょっと遅く行ったら売り切れてる気がする。
 開場いきなりブースに不在なんてことする気はないし。

 いやまて、おちつけ。
 そもそもなにもかもが、冬コミ当落結果次第でしかない。
 私が冬コミ通るかも、七月先生のブースが通るかも、まだ不明なのだ。
 ていうかまず同日かも微妙なんだよね。もしジャンルがFC少年だったら1日目で同じだけど、ジャンル創作(2日目)なのかなやっぱり……どっちだ、どっちなんだ。

 落ち着け。落ち着くんだ。
 だめだ。浮かれている。というか慌てている。
 ジーザスの、原作者が書く、実質的な外伝だよ……商業で出ても全然おかしくないのに。
 どうするよどうするよ御堂真奈美の過去話とか来ちゃったら(来てほし~)
 うわーどうしよう

 興奮と、よくわかんない焦燥が収まんないのでもうこのことは当落分かるまで考えてもしょうがないから考えないんだけど、とりあえず冬コミに向けてモチベがさらに爆上がりした。
 七月先生と同じコミケにもしも机を並べるのだと思うと、めちゃくちゃやる気でる。
 うー、がんばろ!

 あとジーザスは、もうすっかり昔の漫画だけどめちゃくちゃ面白くて良さみがとんでもねーので全人類に読んで欲しい。
https://websunday.net/4254/

メモ 編集

 昨日から楽しみにしてたけど、「古楽の楽しみ」今日の一曲目の「星が船乗りを導くように」は、ガチ中世な音楽で最高だった。
 番組で流れたのは ”The Pilgrimage To Santiago”(Philip Pickett指揮,New London Consort演奏)という盤の2枚目3曲目に入っている"Cantigas de Santa Maria: Ben com'aos"で、いきなり祭りが始まるんかみたいな陽気な笛と太鼓で賑やかに始まってノリノリのザ中世ミュージック!って感じだった。iTuneでアルバム名The Pilgrimage To Santiagoで検索したらお試しで一部聞けた。
 ちなアルバム全体の情報→ https://www.discogs.com/ja/release/52992...

 youtubeで聞ける音源あるかなと探してみると、いくつか演奏あったけど、これが歌詞もついててわかりやすかった。
 
 しかし、先に聞いたニューロンドンコンソート演奏盤と比べると、えらいおとなしく聞こえる。本来的にはこういう演奏のほうが近そうな気はする。こっちはこっちで、よりイベリア感強くて、ますますガチ中世な感じで好きィ。

 なお、番組全体は、冒頭一曲目こそカンティガからだけど、あとはグレゴリオ聖歌のよく知られたメロディ「Ave Maris stella」に始まり、ジョスカン・デ・プレ、モンテベルディ、シャルパンティエと、時代を追って繰り出されるいろんなめでたし海の星祭りで、たいへんめでた楽しかった。

メモ,日記,海や船 編集

 そういや全然関係ないけど、ホットケーキ焼いたとき、やけに今日は気泡が大きめに膨らむなあとか、少しいつもと焼け具合違う気がしてた。そういえば台風真っ最中の昨日、コーラをコップに注いだらやけに泡がいっぱい出たんだけど、どっちももしかして、気圧が低いせいなのか。気づいたからってどうも役に立つこともないけど、メモっておく。

メモ 編集

 雨が降らなければ、明日は生姜を収穫しようと思う
 土が悪かったし施肥しそびれたし鉢は小さいしで、だいぶ貧弱にしか育たなかったが、7ヶ月間、枯れずにいたので良かった。
20230729111120-karakusa.jpg

メモ,植物 編集

 ツイッター界隈のことはツイッターで呟こうと思ってるんだけど、流行りのワードやタグで検索に引っかかってしまうのも嫌なのでここで呟くね。

 アニメ三銃士に子安氏出演されてたのォ??!!

(※経緯を自分用にメモ:新刀剣男子が子安声と⁠判明→余波で「あなたの子安はどこから」のハッシュタグがトレンド入り→タグ追ってツイート見てたら、「アニメ三銃士のフランソワ」という呟きが目に留まる)

 フランソワって誰かいねと思ってウィキペディア見たら、アラミスの亡くなった恋人だった。回想シーンにしか出てこないので、正直チョイ役。わっかんねえわ、そりゃ! 声どんなか覚えてないどころか、セリフあったのか〜、くらい記憶がない。

 それで思い出したけど私、圧倒的にアラミス好きだったわ。
 もとより金髪碧眼の美形には弱いめなんですけどもね。カッコイイ線細美形、目の保養〜!くらいに思ってた、最初は。しかし、うっすらうっすら匂わされてたけども中盤くらいで女バレ展開がきてですね(※もちろん原作の三銃士にはないアニオリ設定)
 マジかーー?ってなって、どかんとハマったよね。

 男を装ってる凛々しく美しい女性……の女バレ。
 このヘキ、こんな昔からだったんだな……

 確かアニメ三銃士のときはまだ小学生だった。本格的なオタクになってなかったし、そもそもオタクの概念すらろくに持ってなかったんだけど、根っこぜんぜん変わってないね……

追記:アニメ三銃士での敵役、ミレディーについては、当初はえげつない策謀悪女ぶりがあまり好きではなかったが、最終的にはなんかのツボ押されて好きになってた。多分、なんであれなんかしら強い女、抗い戦う女、というキャラクタが好きなんだと思う。

メモ 編集

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